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HDDの完全消去方法 イントロダクション

PC/ネット
※パソコンを捨てる時はデータの流出に注意!

最近、パソコンを処分するにあたってのHDDのデータ消去方法について尋ねられる事が多くなりました。WindowsXPの使用期限が迫っていることも影響あるのでしょうね。

※2003年にPCリサイクル法が成立し、廃棄パソコンはリサイクルに出すしかないわけですが、使っていた状態そのままに引き取られてしまうと、HDDの中に残っているデータを誰かに見られてしまう可能性があります。

個人情報の流出が騒がれる昨今、何らかの名簿や住所録などを保存してある人は心配ですよね。見られたくない/流出しては困るデータがある人は、当然、削除してから捨てるわけですが。

しかし、データをただ削除しただけでは、実は特殊なツールを使うと復元できてしまいます。

それを防ぐ方法としては

(1)HDDを取り出し、分解し、完全にディスクを破壊してしまう。

(2)データ完全消去ソフトを使う。

(3)暗号化ソフトでHDDをまるごと暗号化してしまう。

(4)CD(DVD)から起動できるOSを使って完全消去する。

などがあります。



(1)HDDを取り出し、分解し、完全にディスクを破壊してしまう

実際、私はよくやります。HDDの分解には特殊工具が要りますが。HDDが壊れてしまってOSから認識できない状態では、壊す以外に方法もないですしね。

※パソコンを捨てる時というのは、壊れて買い換えた時が多いわけで、壊れてるわけですから電源が入らない・起動できない、と言うケースは案外多いと思います。

(2)データ完全消去ソフトを使う。

そんな力技ではなく、ソフトな方法としては、意味のないデータで何度も上書きしてしまうという方法が用いられます。

最近はWindowsでも 消去用ソフトがフリーでいくつも提供されている ので、それを使えば良いですね。

ただ、Windowsは自分自身を消すことができないので、消せるデータを消しても、何らかの痕跡は残る可能性があるらしい。──そこまで神経質に考える人は、HDDを取り出し、別のWindowsパソコンに繋いで、消去ソフトを使ってHDDを消去すという方法もあります。

HDDを取り出したくない、取り出しても繋ぐパソコンがない、と言う場合は当然この方法は使えません。

(3)暗号化ソフトを使ってHDDを暗号化してしまう。

フリーの暗号化ソフト、 TrueCrypt DisCryptor などには、WINDOWSの入ってるシステムパーティションごと、HDDをそっくり暗号化してしまう機能があります。

暗号化してあれば、パスワードさえ分からなければ、消去しなくても誰も開くことはできませんから、そのまま廃棄してしまっても大丈夫でしょう。

    ※ただし、十分長いパスワードが使われていること。 ⇒ 現状のコンピュータの能力では、11文字以上で数字・大文字・小文字・記号が混ぜてあれば十分でしょう。

    ※参考までに、パスワードの桁数によるクラック時間の違いは、こちらのサイトで実験できます。

    HOW SECURE IS MY PASSWORD?


    数字四桁なんて、今のコンピュータの性能では0.0000025秒で見破られてしまうみたいですよ。数字8桁でも0.025秒。。。



WINDOWSユーザーには、この方法が一番現実的なんじゃないかと思います。

廃棄の時だけじゃなく、盗まれたりする事もよくある話ですから。そんな時も、暗号化してあればデータが流出するという事は防げます。

ただし、これをやると、毎回起動時にパスワードを訊かれる事になります。

家に鍵をかけるようなものですので、それを苦だと言っていてもしょうがないと思いますが。

(4)インストール不要のOSを使う。

別な方法として、インストール不要のOS、いわゆる "ライブCD(DVD)" を使用する方法もあります。

検索すると、KnoppixなどのLinuxのライブCDの記事がよく出てきますが、起動までは解説が多いけど、その後の具体的な操作方法に関しては、あまり解説が少ないような気がします。

ライブCD(またはDVD)を作り、起動するところまではできた。でも結局、Linuxの使い方を分かってないためその後の処理ができない、と言うケースも多いのでは?

LinuxはまだまだWindowsのようにマウス操作だけですべてができるようになっていません、コマンドを打ち込んで操作する必要が出てくる局面がWindowsよりずっと多いですから・・・。



というわけで、実はここから本題(笑)

Linuxを使ってHDDの完全削除を誰でもできるように、手順メモ。

※誰でもできると言っても、Windowsの操作がある程度できるくらいの知識は必要です。

「CD(DVD)が焼けない」「コマンドプロンプトって何?」

と言う人は、ちょっとむずかしいかも知れない・・・

    LinuxのライブCDは、パソコン廃棄の時だけでなく、故障ではないけどWindowsが起動しなくなってしまった時にデータを中から取り出したいなどの場合にも役に立ちますので、使えると便利です。(マイクロソフトが非常用にCDから起動できる簡易WINDOWSを作ってくれたら、それを使えばいい事ですが、そんなもの存在しないので・・・。)


さて、HDD消去の簡単な手順を書くと

【0】LinuxのライブCDの入手/作成

【1】ライブCDを使用して起動

【2】コンソールを起動

【3】管理者権限になる

【4】HDDのパスを調べる

【5】shredコマンドでランダムデータをHDDに書き込む

と言う感じです。

つづく...

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