EMG アクティブタイプのPUのモデル一覧
種類 | モデル名 | 概要 |
---|---|---|
Humbucking | 57 | アルニコVマグネット+スチール製ポールピース(所謂PAFタイプ) |
58 | 57のマグネットをバータイプのアルニコVに変えたもの(ポールピースなしのEMGらしい外観に) | |
60 | セラミック・マグネット、中出力タイプ、高音域に特徴がある、シングルっぽい音?クランチ向き | |
60A | 60のアルニコ版 | |
66 | 57のネックポジション版? | |
81 | 強いセラミック・マグネット、高出力、激しく歪ませても潰れにくい。METAL御用達 | |
85 | 81のアルニコ版、オールラウンド | |
91 | アコギ用 | |
H | シングルコイル(SA)のハムバッカーサイズの箱に収めたもの | |
HA | Hのアルニコ版 | |
Single-Coil | S | バータイプのセラミックマグネット(※) |
SA | Sのアルニコ版 | |
SV | アルニコV、ポールピース型マグネット | |
SAV | SVのポールピースがフラットなタイプ | |
SLV | TOTOのスティーブ・ルカサーとの共同開発 | |
Telecaster | T(FT/RT) | テレキャスター用(ネック/ブリッジ) |
TC(FTC/RTC) | Tのセラミックマグネット版 |
メーカーサイト説明
- 57
- EMG 57は現代の多種多様なジャンルやプレイスタイルに対応できるブリッジポジション専用ピックアップです。
EMG 57は長さ2.5インチのアルニコ5マグネットとスチールポールピースという特徴的な組み合わせによって、PAFの魅力を忠実に再現しています。
このEMG 57の新しい構造は、従来のU型ハムバッキング構造のEMG 81/85/60とは全く異なったレスポンスを見せ、同じアルニコマグネットが搭載されているEMG 85よりも更にミッドレンジが強調された「ブリッジリードギタートーン」を創り出します。アウトプットレベルは他のポピュラーなEMGとほぼ同じで、アクティブ回路による広いヘッドルームと唯一無二の鮮明さとプレゼンスを届けます。
EMG 57はどの楽器にもモダンでスマートに見えるようにEMG特製のブラッシュドスチールカバーも採用されており、デザイン・トーン共にブリッジポジション専用に仕上げられております。
ブラックカバー仕様も追加されました。
- 58
- アルニコ5マグネットとスチールバーマグネットが搭載された復刻モデル、ブルーズや往年のクラシックロックサウンドにマッチするP-90のような太いトーンが特徴です。
- 60 / 60A
- EMGが開発したハムバッキングモデルの中で最上の輝きと、アタック、パワー、 そしてハイエンドでの明瞭さを得るためにブラッシュアップしたピックアップが EMG-60です。
EMG-60にいち早く注目したのは、メタルや過激なサウンドを身上とするギタリストでした。 ミッドレンジだらけのステージ上で、リズムギタープレイヤーを際立たせ、 ソロになればクリアでfatなリードピックアップとして、群を抜く性能を披露する、EMGハムバッキングピックアップのなかでも使い勝手のいいピックアップなのです。
EMG-60のレゾナンスカーブは急勾配で、そのピークは他のEMGモデルのどれよりも高く設定されています。この特徴的なカーブは、ギタリスト、PAエンジニア、レコーディングエンジニア、 ローディ、リスナーなどさまざまなジャンルで活躍する方々から寄せられた 貴重な情報を基に設定されたものです。
60Aは、60のマグネットをアルニコに換えたモデルです。
(ちょいシングルっぽいタイプ?)
- 66
- EMG 66は、今日のギター・プレイヤーの特定のニーズと要求からインスパイアされたピックアップ・デザイン・イノベーションの結果です。 Alnico Vマグネットは、暖かく滑らかなミッドレンジと広範囲の低速を提供し、セラミックポールピースは上部レジスタの明瞭さをバランスさせます。ネックピックアップとして設計され、声をかけられた66はEMGの独特のブラッシュスチール、ゴールド、クローム、ブラッククロームまたはバックキャップを採用しています。 EMGのはんだ付けが不要なため、ピックアップの交換がこれまで以上に容易になりました。 (Google翻訳)
- 81
- EMG-81はよく知られているU型ハムバッキング構造ですが、改良を重ね、ポールピースが スティールバーに、マグネットも小さめのセラミックマグネットに置き換わっています。この絶妙な組み合わせが織りなすfatなトーンと素早いアタックは、大音量のオーバードライブに最適で、MetallicaのKirk HammettやSlayerのKerry Kingに代表される メタル系の過激なサウンドを出すプレイヤーに絶大な支持を得ています。
ハイゲインでプレイするギタリストにとって、もっとも気になるのはノイズの存在ですが、 EMG-81は極めてノイズレスです。
あなたがリズムからリードまでをカバーする、バンドで唯一のギタリストなら、 EMG-81は最適です。
- 85
- EMG-85はEMG-81よりも大きな測定出力持っており、周波数特性は異なります。 EMG-85はアルニコマグネットを使用した2つのコイルに微妙なすき間をとり、 力強いローエンドとファットなトップエンドを獲得します。リズムポジションでもミッドレンジは鮮明で、音がこもったり、にごったりすることはありません。
Zakk Wyldは、ネック側にEMG-85を、ブリッジ側にEMG-81をセットするコンビネーションで、 EMG-85の素晴らしい能力を120%引出しています。
Steve Lukatherは彼のErnie Ballシグネーチャー「Luke」モデルのブリッジポジションに リードピックアップとしてEMG-85を使用しています。
EMG-85のナチュラルトーンはR&Bのピックアップとしても最高の働きを約束します。 Buddy Guyの愛機であるGuild Blues-birdモデルから飛び出すサウンドを聴けば、一発で納得できるはず。
- 89 / 89R (※SA+85)
- EMG-89の内部にはシングルコイルとデュアルコイルが組み込まれており、 それぞれが独立したアウトプットを持っています。
シングルコイルモードはアルニコマグネットを重ねたEMG-SAから、デュアルコイルモードはアルニコマグネットを使用した2つのコイルから構成されています。
サウンドはEMG-85とほぼ同じになるようデザインされています。
プッシュ/プルのボリューム(またはトーン)によりシングルコイルのクリアなサウンドと ハムバッキングの太いサウンドの切り替えができます。 もちろんどちらのモードでもほとんどノイズはありません。
出力が独立しているので、SPCプレゼンスコントロール、EXGエクスパンダー、 PA-2プリアンプブースターなど、さまざまなEMGアクセサリーサーキットが有効に使えます。 シングルコイルとデュアルコイルのどちらに接続するか、あるいは両方の出力に加えるか、 その選択も自由自在です。
89Rはネックポジションで使用した場合によりスウィートなシングルコイルサウンドが得られるよう、89の内部構造をそのまま180度回転させ、ケースに収めたモデルです。
- 81TW
- SAと81が一つのパッケージに入っている
- S
- EMG-Sは、マグネットをアルニコからセラミックに換えたほかは、EMG-SAと同じ構造です。 マグネットのキャラクターを換えたことで、EMG-SAと同等の出力を持ちながら、 中高域から高域にかけてのフリーケンシー・レスポンス(70年代のStrat*ピックアップ・モデルと同じ)を さらに際立たせ、よりブライトなトーンを獲得。さらにEMG独自のトーン・モデリング・テクニックにより、クリアで味わい深い “高感度のきらめきサウンド”を実現しました。
EMG-Sは、高周波数帯域を持ち上げてシングル・コイルの弱点を解消し、 ヴィンテージのシングルコイルサウンドを新たなステージへと誘います。 あなたのテクニックをさらに輝かせるには、EMG-Sを載せることが必須でしょう。
EMG-Sは単体だけでなく、ピックガードにすぐにマウントできるボリュームとトーンコントロール、 5ポジションスイッチをあらかじめ配線したセット(わずか3ヶ所の結線でOK!)でも、 あるいはそのままギターにマウントできるPro-Series Customの中からも選べます。
- SA
- EMG-SAは、初期のストラトサウンドの特性を余すところなく引き出し、それをさらに増加させて、 ベルの鳴るようなハーモニクスとハイパワーアウトプット特有のたっぷりしたサスティンを実現します。また、内蔵のプリアンプはわずかなハムやバズをも退けます。シングルコイルピックアップならではの聴き慣れたハイエンドを維持しつつ、 古典的なオーバードライブと滑らかなミッドレンジディストーション。 自分のサウンドに物足りなさを感じたら、EMG-SAを載せてください。
EMG-SAは単体だけでなく、ピックガードにすぐにマウントできるボリュームとトーンコントロール、5ポジションスイッチをあらかじめ配線したセット(わずか3ヶ所の結線でOK!)でも、 あるいはそのままギターにマウントできるPro-Series Customの中からも選べます。
- SV
- SVはEMGの開発した”ヴィンテージ”ピックアップです。 “ヴィンテージ”ピックアップといえば、伝統的なスタッガードアルニコ5ポールピースです。 しかし、アルニコ5ポールピースを採用するだけなら、それはすでに 市場に出回っている、同じような「モノ」と変わりません。
EMGは 59年以降のStrat*サウンドの3,000Hz付近におけるレスポンスピークを参考にトーンモデリングされています。衝撃的な「骨太の」アタックの心地よさだけだなく、断然滑らかで、スクラッチのないディストーションサウンド、驚異的な出力をも持ち合わせています。まさに “ヴィンテージ”の本質を見つめ、伝統的なアルニコ5ポールピースの資性と 最新のエレクトロニクスとの本当の意味での密接な結合と言えるでしょう。EMG-SVには最新のプリアンプが内蔵され、これにより-100dBV以上、ものノイズ・バリアを持ち、ハイゲインレベルでギターをプラグインした際のノイズの少なさは言葉を見失うほどです。
またEMG-SVはワンタッチでピックアップ装着できる Quick-Connectシステムを採用した最初のピックアップです。
- SAV
- EMG-SAV EMGのベストセラーEMG-SAピックアップのバーポールピースをアルニコ5スタッドポールピースに置き換えたモデル。内蔵される心臓部とも言えるプリアンプはEMG-SAと同じオリジナルプリアンプが搭載されており、クリーン&クリアーなEMGサウンドも継承されています。
- SLV ※Steve Lukatherコラボモデル
- EMG-SAV EMGのベストセラーEMG-SAピックアップのバーポールピースをアルニコ5スタッドポールピースに置き換えたモデル。内蔵される心臓部とも言えるプリアンプはEMG-SAと同じオリジナルプリアンプが搭載されており、クリーン&クリアーなEMGサウンドも継承されています。
- 91 (※アコギ用)
- EMG-91は幅広い周波数帯とナイーブなレゾナンス曲線を描くアルニコマグネット仕様のピップアップ、 特別にデザインされた内蔵プリアンプが、楽器の持つナチュラルトーンを最大限に引き出し、 昔のフローティングピックアップを彷佛させる自然で暖かいサウンドをお届けします。
その注目すべき薄さ(.400″/10.5mm)は、フィンガーボード先端への取り付けを容易にし、 弦やボディトップの振動系に対してもいっさい干渉しません。
9Vのバッテリーを取り付けることは、一部のプレイヤーやビルダーにとっては抵抗があるかもしれません。 しかしEMG-91にはそのこだわりを超えた価値があります。
小型(16mm)のボリュームとトーンコントロール、標準的なサイドマウントジャックと ロングパネルジャック、またはEMG-Ultrajakが標準の9Vバッテリークリップで1セット。フィンガーボードへの取り付けは、付属のマウンティングブラケット(スクリュー付き)で簡単に行えます。
- HZシリーズ
- EMGのパッシブタイプ
総じて評判が悪い(笑)
Xシリーズ
Xシリーズは、EMGがブランドの歴史の中で確立したクリアリティとレスポンスはそのままに、
広いヘッドルームによるオーガニックなボイシングとオープンなトーンを提供します。
- 81-X
- セラミックマグネットを搭載したEMG 81-Xは、従来のEMG-81から受け継いだシャープなハイエンドと流れるようなロングサスティンはそのままに、広いヘッドルームが生み出す豊かな表現力を特徴とします。あなたのピッキング一つで、81-Xはささやく様な優しいトーンからすべてを切り刻む荒々しいトーンまで、その表情を豹変させます。ブリッジポジションにマウントして、ネックポジションのEMG 60-XあるいはEMG 85-Xと組み合わせることをお薦めしますが、EMG-81をネック&ブリッジにマウントしているMETALLICAのKirk Hammettのように、81-Xを両方のポジションにマウントして切れ味鋭いトーンに仕上げることも良いでしょう。
- 85X
- アルニコ5マグネットを搭載したEMG 85-Xは、
暖かで艶やかなトーンと広いヘッドルームが生み出す豊かな表現力が大きな特徴。
ブリッジポジションにマウントすればブルージーなリードトーンを、
ネックポジションにマウントすればソウルフルに歌います。
新開発のプリアンプとアクティブトーンコントロールが生み出す広いヘッドルームによってピッキングの強弱に敏感に反応し、弾き手の感情の高ぶりを忠実にアウトプットします。
また、85-Xはその汎用性の高さも大きな魅力。ハムバッカー、
シングルコイルを問わず、どのようなピックアップと組み合わせた場合にも抜群の相性を発揮します。
※参考(ピックアップ大将レビュー)
メーカー説明のオーガニックなボイシングというのは、
(食だけではなく音の世界にもオーガニックという言葉が使われる時代なんですね)
今までのアクティブ独特のクセがなくり、自然なトーンのことだと思います。
ノーマルのシリーズよりアクティブのクセは弱まり自然なトーンに近づいていると思います。
それでもアクティブぽさは若干感じてしまいます。
今までのEMGはどこか圧迫感・コンプレッション感を感じたのですが、
この圧迫感が弱くなっています。
そして、音の立ち上がりの均一間・音の断面の同じ表情(金太郎飴のようにどこを弾いても同じトーン)も弱くなっています。
そしてノーマルタイプと比較してオープンになったというのはよく分かるような気がします。
特にトーンの上の方広がっています(スペースを感じます)
そのスペースに空きを感じます。
上が広がっているというのは,高域が広がっているのではなくあくまでトーンが・・・・・・
おいぐーぴー、お前何言っているの?
と言われるかもしれませんが、これしか説明できません。ごめんなさい。
このオープン感はDIMARZIOのAreaシリーズほどではないかもしれませんが、
ノーマルの85より確実に広がっていると思います。
ただ、このスペースが曲者・食わせ者。
今までのシリーズにあった全帯域に渡って感じたぎっしり詰まった音の密度が薄まってしまいました。
何か大人しくなったように感じます。
トーンのレンジも狭くなっているように感じます。
が、これは85の方が低域の最も下の部分、高域の最も上の部分にしっかりとしたエッジを感じとることが出来ためかもしれません。
ノーマルの85は
低域の最も下の部分は「ここから始まりますよ~~~」
高域の最も上の部分は「ここで終わりで~~~す」
と、ハッキリとした主張があったのが、
85Xは
低域の最も下の部分は「多分、この位ですかね?」
高域の最も上の部分は「まぁ、この辺で終わりですかね?」
と、何となく分かるような下と上の部分のレンジがピンボケしているように思います。
立体感やEMGならではのエグサも85Xには無くなってしまいました。
さすが、ノイズはないのだけど・・・・
何か物足りない。
クリーンも物足りないです。
シャラ~~ンというか
パリ~~~ンというか
乾いたトーンが弱くなっています。
確かに物足りないような気がするのですがノーマルの音がハッキリしすぎているので、
Xシリーズの方が、普通のハイ・インピーダンス・ピックアップに近いトーンになっています。
新しいXシリーズはハイインピーダンス(パッシブ)ピックアップに近いのですが・・・・・
何か中途半端に感じてしまいます。
何か煮え切らないように感じます。
けして悪くは無いと思いますが、
「ハイインピーダンスに近いのなら普通のピックアップでも良くない?」
「エグイトーンが出せないならわざわざ選ばなくても??」
という気がします。
ノイズも少なくトーン的にも問題ないのですが、
Xシリーズを弾いた後、
ハイインピーダンスのピックアップを弾くと
「やっぱり、ハイインピーダンス&パッシブ回路の方が変な感触もなく自然なトーン」
ノーマルのEMGを弾くと
「お~~~~、これこれ、ニュアンスや不自然なクセがあってもEMGはこうでなくては!!」
と思うのが私の正直な感想です。
こちらの81Xも85X同様ヘッドスペースがクセモノです。
余裕があるというか、手を抜いているというか・・・・・・
でも85Xと比べると頑張っています。
85Xが80%とすると
81Xは93%
微妙に届かず。
ノーマルの81はレッドゾーンに
「ガッツンガッツン、ブチ込む!!」
というぐらいパンチがあるのですが、
81Xは
「惜しい、レッドゾーン届かず」
というようにパンチが弱くなっています。
おい!81はもっとガッツンガッツン行かないと駄目だろう!!
もっとゲロゲロとエグイトーンを出してくれないかな~~
トーンのピークは81と比べて少し上にシフトしています。
81が中域から中高域としたら81Xは中高域から高域あたりにシフトしています。
そして、ピークの先端がとても鋭くなっています。
81は盛り上がっている中域の先端がなだらかな山になっているとしたら
81Xの山の先端が鋭く刺さるような音です。
指が切れそうなくらい鋭いです。
パワーバンドが狭く密集しているというか、
頂点の部分だけに集まっているので異様なくらい鋭いです。
非常にピーキーに感じます。
何だけども・・・・・ノーマルシリーズのようなパワー感が足りないので
グサ~~~~っと深く奥まで刺さりきってくれない。
皮膚の表面上で止まってしまう感じです。
鋭角なトーンはエグイのですが、もう一押しが足らない。
81より線が細くなっているので鋭さを感じるのかもしれません。
サスティンは並のピックアップ以上にあるのですが・・・・・・
う~~ん、どうでしょ~~(長嶋さん風に)
迫力が無い
インパクトが無い
トーンの頂点の前後だけにサスティンが乗る感じです。
この鋭さを持ちながらノーマルシリーズのエグイ奥までグッ刺さるサスティンがあれば病み付きになったかも??
メタル系の方々に絶大な支持をされたかも??
載せたギターとの兼ね合いもあるのか、
リアだと異様にに鋭さを感じるのですがフロントに載せると思ったほど鋭さが無くなり・・・・・・
地味なピックアップに感じました。
同じピックアップとは思えませんでした。
思いのほかフロントとリアで表情が変わるピックアップです。
クリーンは高域が鋭く出るのですが、
若干、濁り気味というか曇っているというかシャリーンというクリーンではないのが少々残念ですが悪くは無いかも?
でも、なんかクリーンをあまり使いたくないような・・・・・・
カッティングも85Xより低域が少なめなので使いやすいかもしれません。
やっぱり、クリーンはなんか一味も二味も足りないような気が・・・・・・
個人的にはXシリーズはヘッドスペースがクセモノです。
「余裕がある」というのが、
何だか面白みにかけるというか、
EMGならではのエグサ・強力なパンチが無くなっているように思います。
EMGを使っていて面白い・楽しいと感じるのは、
歪みが乗ったとき、
高出力エンジンが全開でグィングィン唸るようなエゲツなさ。
このエゲツなさを感じないXシリーズは物足りなさを感じてしまいます。
エフェクターの乗りもノーマルシリーズより一声掛りが悪いように感じました。
- 81-X
- セラミックマグネットを搭載したEMG 81-Xは、従来のEMG-81から受け継いだシャープなハイエンドと流れるようなロングサスティンはそのままに、広いヘッドルームが生み出す豊かな表現力を特徴とします。あなたのピッキング一つで、81-Xはささやく様な優しいトーンからすべてを切り刻む荒々しいトーンまで、その表情を豹変させます。ブリッジポジションにマウントして、ネックポジションのEMG 60-XあるいはEMG 85-Xと組み合わせることをお薦めしますが、EMG-81をネック&ブリッジにマウントしているMETALLICAのKirk Hammettのように、81-Xを両方のポジションにマウントして切れ味鋭いトーンに仕上げることも良いでしょう。
- 85X
- アルニコ5マグネットを搭載したEMG 85-Xは、 暖かで艶やかなトーンと広いヘッドルームが生み出す豊かな表現力が大きな特徴。 ブリッジポジションにマウントすればブルージーなリードトーンを、 ネックポジションにマウントすればソウルフルに歌います。 新開発のプリアンプとアクティブトーンコントロールが生み出す広いヘッドルームによってピッキングの強弱に敏感に反応し、弾き手の感情の高ぶりを忠実にアウトプットします。 また、85-Xはその汎用性の高さも大きな魅力。ハムバッカー、 シングルコイルを問わず、どのようなピックアップと組み合わせた場合にも抜群の相性を発揮します。
メーカー説明のオーガニックなボイシングというのは、 (食だけではなく音の世界にもオーガニックという言葉が使われる時代なんですね) 今までのアクティブ独特のクセがなくり、自然なトーンのことだと思います。 ノーマルのシリーズよりアクティブのクセは弱まり自然なトーンに近づいていると思います。 それでもアクティブぽさは若干感じてしまいます。 今までのEMGはどこか圧迫感・コンプレッション感を感じたのですが、 この圧迫感が弱くなっています。 そして、音の立ち上がりの均一間・音の断面の同じ表情(金太郎飴のようにどこを弾いても同じトーン)も弱くなっています。 そしてノーマルタイプと比較してオープンになったというのはよく分かるような気がします。 特にトーンの上の方広がっています(スペースを感じます) そのスペースに空きを感じます。 上が広がっているというのは,高域が広がっているのではなくあくまでトーンが・・・・・・ おいぐーぴー、お前何言っているの? と言われるかもしれませんが、これしか説明できません。ごめんなさい。 このオープン感はDIMARZIOのAreaシリーズほどではないかもしれませんが、 ノーマルの85より確実に広がっていると思います。 ただ、このスペースが曲者・食わせ者。 今までのシリーズにあった全帯域に渡って感じたぎっしり詰まった音の密度が薄まってしまいました。 何か大人しくなったように感じます。 トーンのレンジも狭くなっているように感じます。 が、これは85の方が低域の最も下の部分、高域の最も上の部分にしっかりとしたエッジを感じとることが出来ためかもしれません。 ノーマルの85は 低域の最も下の部分は「ここから始まりますよ~~~」 高域の最も上の部分は「ここで終わりで~~~す」 と、ハッキリとした主張があったのが、 85Xは 低域の最も下の部分は「多分、この位ですかね?」 高域の最も上の部分は「まぁ、この辺で終わりですかね?」 と、何となく分かるような下と上の部分のレンジがピンボケしているように思います。 立体感やEMGならではのエグサも85Xには無くなってしまいました。 さすが、ノイズはないのだけど・・・・ 何か物足りない。 クリーンも物足りないです。 シャラ~~ンというか パリ~~~ンというか 乾いたトーンが弱くなっています。 確かに物足りないような気がするのですがノーマルの音がハッキリしすぎているので、 Xシリーズの方が、普通のハイ・インピーダンス・ピックアップに近いトーンになっています。 新しいXシリーズはハイインピーダンス(パッシブ)ピックアップに近いのですが・・・・・ 何か中途半端に感じてしまいます。 何か煮え切らないように感じます。 けして悪くは無いと思いますが、 「ハイインピーダンスに近いのなら普通のピックアップでも良くない?」 「エグイトーンが出せないならわざわざ選ばなくても??」 という気がします。 ノイズも少なくトーン的にも問題ないのですが、 Xシリーズを弾いた後、 ハイインピーダンスのピックアップを弾くと 「やっぱり、ハイインピーダンス&パッシブ回路の方が変な感触もなく自然なトーン」 ノーマルのEMGを弾くと 「お~~~~、これこれ、ニュアンスや不自然なクセがあってもEMGはこうでなくては!!」 と思うのが私の正直な感想です。
こちらの81Xも85X同様ヘッドスペースがクセモノです。 余裕があるというか、手を抜いているというか・・・・・・ でも85Xと比べると頑張っています。 85Xが80%とすると 81Xは93% 微妙に届かず。 ノーマルの81はレッドゾーンに 「ガッツンガッツン、ブチ込む!!」 というぐらいパンチがあるのですが、 81Xは 「惜しい、レッドゾーン届かず」 というようにパンチが弱くなっています。 おい!81はもっとガッツンガッツン行かないと駄目だろう!! もっとゲロゲロとエグイトーンを出してくれないかな~~ トーンのピークは81と比べて少し上にシフトしています。 81が中域から中高域としたら81Xは中高域から高域あたりにシフトしています。 そして、ピークの先端がとても鋭くなっています。 81は盛り上がっている中域の先端がなだらかな山になっているとしたら 81Xの山の先端が鋭く刺さるような音です。 指が切れそうなくらい鋭いです。 パワーバンドが狭く密集しているというか、 頂点の部分だけに集まっているので異様なくらい鋭いです。 非常にピーキーに感じます。 何だけども・・・・・ノーマルシリーズのようなパワー感が足りないので グサ~~~~っと深く奥まで刺さりきってくれない。 皮膚の表面上で止まってしまう感じです。 鋭角なトーンはエグイのですが、もう一押しが足らない。 81より線が細くなっているので鋭さを感じるのかもしれません。 サスティンは並のピックアップ以上にあるのですが・・・・・・ う~~ん、どうでしょ~~(長嶋さん風に) 迫力が無い インパクトが無い トーンの頂点の前後だけにサスティンが乗る感じです。 この鋭さを持ちながらノーマルシリーズのエグイ奥までグッ刺さるサスティンがあれば病み付きになったかも?? メタル系の方々に絶大な支持をされたかも?? 載せたギターとの兼ね合いもあるのか、 リアだと異様にに鋭さを感じるのですがフロントに載せると思ったほど鋭さが無くなり・・・・・・ 地味なピックアップに感じました。 同じピックアップとは思えませんでした。 思いのほかフロントとリアで表情が変わるピックアップです。 クリーンは高域が鋭く出るのですが、 若干、濁り気味というか曇っているというかシャリーンというクリーンではないのが少々残念ですが悪くは無いかも? でも、なんかクリーンをあまり使いたくないような・・・・・・ カッティングも85Xより低域が少なめなので使いやすいかもしれません。 やっぱり、クリーンはなんか一味も二味も足りないような気が・・・・・・ 個人的にはXシリーズはヘッドスペースがクセモノです。 「余裕がある」というのが、 何だか面白みにかけるというか、 EMGならではのエグサ・強力なパンチが無くなっているように思います。 EMGを使っていて面白い・楽しいと感じるのは、 歪みが乗ったとき、 高出力エンジンが全開でグィングィン唸るようなエゲツなさ。 このエゲツなさを感じないXシリーズは物足りなさを感じてしまいます。 エフェクターの乗りもノーマルシリーズより一声掛りが悪いように感じました。
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