雨水タンクを設置して、雨樋から水を貯めておく方法があります。 このようなタンクを設置して、雨樋から水をとってためるだけですね。
雨水ですから清潔というわけにはいきませんが、道路に撒いたり植木に水をやったりするなど、使いみちはあるわけですね。 これだけ災害が多い昨今だと、雨水であっても貯めておくと役に立つ事はあるかもしれません。 断水してしまうとトイレが流せなくなりますし、非常用の浄水器を用意しておけば飲用に使うことも可能ですね。 雨樋から分岐するのにはこのような継ぎ手を使うようですが、レビューを見ていたらちょっと気になる事が。 「一晩でいっぱいになり、それを過ぎると継ぎ手からあふれて漏水してくる」 え? こういうのって、タンクが一杯になったら溢れた分はふたたび排水管に戻るようにしておかなければいけないのでは? できたら、新たに入ってきた雨水をタンクの下側に流し込み、上から溢れた古い水を再び排水管に戻すような構造になっていればベストなんじゃないかと思うのですが・・・ そうなっていないの??? 単にタンクに繋ぎ変えるだけなら下側のパイプは不要なはずで、下側のパイプに繋ぐようになっているということは、溢れた分は下に流れるようになってるんじゃないのかなぁ・・・それとも、下のパイプは継ぎ手を支える足の役割だけ???
動画から、内部構造がちらっと見えますね。 どうやら、継ぎ手の内部はこんな構造のようです。 雨樋のパイプより少し小さいパイプが内側にあって、そこから下のパイプに貫通しているようで。 そのパイプに入らず外側にこぼれた分が横に流れるという経路のようですね。 おそらく雨は雨樋のパイプの内側に沿うように流れると思われるので(コアンダ効果)、少ない量の水はみんな横に流れると。 そして、横に流れた分が目いっぱいになってしまった場合、溢れて中央の穴から下に流れるわけですね。 大量の雨水が流れ込んだ場合は、一部は横へ流れ、一部は中央の穴から下へ流れる。ただ、その場合はタンクがすぐにいっぱいになってしまうでしょうから、やがてすぐに、全部下へ流れる状態になるでしょう。 そうなった場合、内部のパイプ径が本来の雨樋より小さくなるため、設計水量が流れず、負荷がかかることになるでしょうね。(要するに内部が水でいっぱいになった状態になる) 構造的に考えて、おそらく、水が漏れてくるというのは、横に接続したパイプの繋ぎ目部分に隙間があるということなのでしょうね。 横穴へのパイプをしっかり密閉されるように接合すれば漏水はしないかも知れませんが、どちらにせよ外部で雨の中なので、溢れたところで問題はないかもしれませんね。
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