三味線には「さわり」という機構がついています。
微妙に弦に接触させてわざとビビらせるわけです。
三味線や琵琶などのビィィィィンという音はそうやって出しているのですね。
琵琶の場合はナット部分の面積が大きく、ビビリ音が出るように微妙な角度になるように削ってあるようです。
インドのシタールなどの楽器もこの機能がついているようですね。
ビィヨンとかミョ~ンという感じの音になるようです。
エレキギターでは、このシタールのサワリの音を再現するシターライザーというパーツ(サドル)が売られていましたね。
それを三線でも試してみたいと思いまして。
どうしようか考えたのですが、端材の板で実験してみて、シンプルに直接ネジをねじ込む事に。
穴をあけて
ネジがM8なので、7mmのドリルで穴を開けました。
そしてネジを無理やりねじ込む。
タップでネジをきってからと思ったけど、実験してみたら直接でも違わなかったので、直にねじ込む。
というか、柔らかい木の場合は直でねじ込んだほうがしっかり締まって良いかも。多分堅い木だとそうは行かないだろうと思われ。
とはいえ、結構たいへんだった(笑)
ボルトがでかい・・・M8だから仕方ない。
じつは、最初はM4で試したのだけどちゃんとビビり音がでなかったので、M8にしたのでした。
ビビらせるにはある程度面積が必要なのかも。シタールなどはかなり大きな板状のサワリがついているようですね。
弦を張り、ビビリ音が出るようにボルトの高さを調整し・・・
結果は・・・
面白い!
男弦(ギターで言えば3弦)の解放音で鳴るわけですが、他の弦を弾いた時に、共鳴して音が出るのですね!
三線は女弦(ギターで言えば1弦)が男弦の1オクターブ上ですが、そこ(女弦解放)で共鳴する。
それと、それよりももっと強く共鳴する箇所が他にある(4度か5度?もしかしたらそのへんはもしかしたら個体差で違うのかもしれませんが。)
とても賑やかで面白い雰囲気になり、結構クセになるかも。
でかいボルトが重いのが気になるので、アルミのボルトにそのうち変えよう・・・
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