日本タンカーに攻撃=ホルムズ海峡近く、別の船も-爆発や火災、全員避難:時事ドットコム
【カイロ時事】中東の原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡近くのオマーン湾で13日、タンカー2隻が攻撃を受けた。報道などによると、砲弾で攻撃されたもようで、船体が大きく損傷した。国土交通省は、このうち1隻は日本の海運会社「国華産業」(東京都千代田区)が運航するケミカルタンカー「KOKUKA Courageous」(パナマ船籍、総トン数1万9349トン)で、複数回の攻撃を受けたと発表した…
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先日、日本の会社が運用しているタンカーが砲撃を受けた事で、ペルシャ湾が一触即発の緊張状態にあります。 (砲撃は、よりによって安倍首相がハメネイ氏と会談している間に行われました。これにより世界中に様々な陰謀説が飛んでいるようです。実はCIAが仕掛けたとか、軍部とハメネイ氏が対立しているとか、中には安倍首相がやらせたとかw) 現代文明は、電気で成り立っています。 電気が止まってしまうと、文明がすべて停止してしまうレベルの状態です。 そして、現在、日本の電力はそのほとんどを火力発電によって賄っています。 (原発はすべて停止している状態です。) つまり、中東から原油が入ってこなくなれば、日本は電力を供給する事が不可能になります。 (原発をフル稼働させればある程度は凌げますが。それで全ては賄い切れない。) 原油はそのほとんどがペルシャ湾から、ホルムズ海峡を通ってきます。 (ホルムズ海峡はとても狭く、タンカー一隻が通るのがやっとの場所なのだとか。) 現在は米軍が日本のタンカーを守ってくれていますが、自衛隊も船を出すのが当然と言われています。 また、タンカーは東シナ海を通って運ばれてくるわけですが、その海域を中国が脅かしています。 沖縄に米軍基地があり、睨みを効かせている事で、その海域の航行の自由が保証されているわけです。 もし、沖縄に基地がないと、アメリカ本土から戦闘機が飛び立っても、太平洋を横断しているうちに燃料が不足してしまい、戦うことができません。 アメリカの最新鋭戦闘機一機で中国軍の戦闘機16機を撃墜する能力があると言われていますが、中国の軍部の言い分は凄いです。戦闘機は負けるかも知れないが、米軍の戦闘機も燃料切れで墜落するから一緒。数で圧倒している中国が勝つ、と。。。 (中国軍は米軍の空中給油機をミサイルで撃ち落とす作戦を考えているのだそうです) 沖縄に補給基地があることで、アジアにおける米軍の活動が有効になるわけです。 「原発反対」 「自衛隊反対」 「集団的自衛権反対」 「米軍基地反対」 と叫んでいる人達が居ますが、どうするつもりなんでしょうか?(笑) ニワカに政治に興味を持ったような人達は、政治的知識が少なく、簡単に美言に騙されるように思います。 芸能人などの有名人が、感情に訴える(中身のない)演説をするのに、知識がない人は簡単に騙される。 社会経験がそれなりにある人はよく知っていると思います。 悪い人間ほど、甘い言葉を囁きます。 誠実な人間ほど、実現できない夢物語を騙る事ができません。 「若者よ、選挙に行こう!」は素晴らしいことですが。 感情的な演出に騙されず、冷静によく考えて、勉強してから判断すべきでしょう。 「私がトーセンしたら、税金は払わなくて良いようにします!」 「今ある借金は帳消しにします。」 「働かなくても遊んで暮らせるよう、国からお金を支給します!」 どうやって実現するのか、そのお金はどこから出てくるのか、考えてみることが大切でしょう。
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