「練習しているのに上手くならない」 と言っているアマチュアは多いようです。 対して、 「最近サボってばかりであまり練習していない」 と言ってるプロの人も多いようです。 しかし、プロの方は練習していないと言っても、演奏してもらうとやっぱりすごく上手なものです。 プロになる人はやはり、練習しなくても才能があるという事なのでしょうか? しかし、とある調査が行われ、ある事実が判明したそうです。それは…
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ある調査によると、プロは平均で週に33時間(=毎日5時間近く)練習をしているのに対して、アマチュアは週に3時間程度しか練習していなかったのだそうです・・・ 毎日5時間の練習は、プロにとっては "当たり前" の習慣であり、その程度はプロにとっては「少ない」「練習が足りない」と言うレベルであるようです。 (※週33時間というのは平均なので、トップレベルの人はもっと多いのだろうと思います。) 対して、アマチュアの「一生懸命練習してる」は、実はプロがサボってる状態よりはるかに少ない時間でしかなかった、と言うことだったようなのです・・・ プロになる人とアマチュアの違いが判明したという事になるでしょうか。
さらに、別の調査によると、プロになった人はそれまでに1万時間以上練習している事が判明したそうです。 毎日5時間練習すれば、2000日(=約五年半)で達成できる計算ですね。 意外と短いと思いません? 五時間、休むことなく毎日、五年間。 言うは易し、行うは難しという事だろうと思います(笑) それに、プロと言ってもピンキリ、多分、一日5時間というのは最低線なんじゃないかと思います・・・ そういえば、エディ・ヴァン・ヘイレンも、若い頃はギターを一日中肌身離さず(食事中も)、毎日8時間以上弾いていた、と言っていましたね。 プロになった後も毎日5時間練習続けないと技術を維持できないですし、やはり決して楽な道ではないですね。
☆テレビでプロのバイオリニストの千住真理子氏の生活について取材した番組がありましたが、今でも毎日14時間練習しているのだとか。 寝る時間と食事の時間以外はすべてバイオリンの練習に費やしたいのだそうで・・・ 幼い頃から天才と言われた人が、50歳を過ぎた今でも弛まず練習漬けの日々を送っている。。。 ある意味、毎日14時間労働で休み無しですから、職業としてはものすごいブラック企業と言えますが。 楽器の演奏のプロになるということは、人生の全てを楽器の演奏の練習に捧げないといけない。決して楽な道ではないのですね。。。
※ただ、毎日5時間以上楽器の練習を続けられる人というのは、別に苦痛・苦行に耐えているというわけではないような気もします。 楽しくて、夢中でそれくらいやってしまう。 私も、今でも乗った時は一日中、何時間もギターを弾いてしまう事が"たまに"あります。"たまに"です(笑) これが「たまに」では満足できず、毎日夢中でやってしまうという人が居るわけです・・・ 毎日寝る時間・食べる時間、風呂に入ってる時間を除いた全ての時間を練習につぎ込む。 テレビなんか見てる暇はありませんから、話題のドラマとか俳優とか知りませんし、ニュースも見てる時間ないので世間で何が起きてるのか知りません。 勉強の時間ももったいないので、一般常識もあまりありません(笑) そんな状態になるほど、練習にのみ、どっぷり浸かる生活。 でも、それが楽しいと感じられる人、そんな人の中からプロになっている人が出ているという事なのでしょうね。 「一番の才能は情熱である」と言う言葉もありますね。
まぁ、「情熱が才能」という言葉は、違和感もありますが。(かつて自分も言われた経験があります・笑) なぜなら、「情熱」というのは「感情」であって、感情は、自分でコントロールできるものではないので(笑) まったく興味がない人に向かって「もっと情熱を持てよ!」と言ってみたところで「何言ってんの?」という事になるだけ(笑) 興味もない楽器(あるいは他のどんな道でも)の練習を毎日何時間も、何年も強要され続けたら、苦痛でしかありませんね。 逆に言えば、感情という強力なモチベーションがなければ続けられないでしょうね。 先に仕事になってしまって、修行の時間も給料が貰えるという事なら、就業時間内はコツコツやれるかも(笑) 職人などの世界はともかくですが、音楽の道というのは、「未経験者募集、丁寧に教えます」というのはあり得ないですからねぇ・・・(笑) 結論。つまり、プロになるような人というのは、その道に人生の時間の大部分を捧げても満足できる、変態的な趣味の持ち主、という事なんだろうと思います(笑)
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