レスポールのような、2PU・2Voの配線の話 例えばブリッジ側PUのボリュームをゼロ、ネック側PUを10にしてある場合、セレクタをセンター(ネック+ブリッジ)にすると音が出なくなってしまいます。 この問題を回避するためには、ジャズベースの配線のように、VoポッドのINとOUTを入れ替えてやれば良いんじゃないか?とおぼろげに思っていました。 あまり問題になる事もないのでずっと後回しにしていたのですが(笑) 改めて考えてみると・・・
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2PU・2Voの一般的な配線(トーン回路は省略) ジャズベースの配線(ジャズベにセレクタはない) ※違いは、PUからの配線をVoポットの真ん中に接続するように配線されている事。 このジャズベのような配線では、片方を完全にゼロにしても音がでなくなることはありません。 これをレスポールタイプにも応用すれば・・・
でも、ちょっと待って! それは本当に必要? 音が出なくなることから、ふたつのPUの音量をそれぞれ別に設定した場合に、それが無効になってしまうんじゃないか?と考えていたのですが・・・ ⇒ 例えば、ネックPUのVを5、ブリッジPUを10とした時に、ミックスポジションにすると両方5になってしまう・・・? 手元にあるギターで実際に試してみたら、それは思い違いでした。 結論としては、ゼロにしてしまうと音が出なくなってしまいますが、そうでない状態ならば、ちゃんとそれぞれのPUの音量設定のまま混ざるようです。 ※片方を2、もう片方を10とした状態で、ドライバーでポールピースを撫でてあげると、明らかに2のほうが小さい音になっているのが分かりますね。 ジャズベの場合は、2PU・2Voで、「セレクタなし」の構成なので、片方だけの音を出したい時にはもう片方をゼロにしておかなければいけないので、そこで音が出なくならないようにする必然性があったのですね。 セレクターがあるのなら、片方のボリュームがゼロならセレクターで片方だけ選択すればよいわけで、意味がありませんね。。。
☆センターボジションで、ネック側・ブリッジ側をミックスした音が好きな方は、それぞれの配合比率を変えてみるのも音作りとしては面白いと思います。(1V仕様のストラトやテレキャスではできない事ですね。)
※追記 この配線は、ノイズに弱いそうです。ハイゲインで使うには不向きという事になるかも知れません。(ハイゲイン状態ではギターのボリュームを絞るのも、ノイズが乗りやすくなる状態になるのは同じようですが。)
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