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昔のBOSSには内部に降圧する回路が入っていた

エレキギター
BOSSの古いエフェクター----OD-1オーバードライブなど----は、ACアダプターで使用する場合は、「ACA-100」というACアダプターが指定されていて、PSA-100などの新しいACアダプターは使用できません。

ACA-100というのは、非安定化電源であり、より新しいBOSSの純正アダプタはPSA-100は安定化回路の組み込まれた電源となっています。

安定化回路の組み込まれた電源というのは、要するに電圧が変動せず安定しているということ・・・

これは、一つのACアダプタで複数のエフェクタを使うことができるということですね。

安定化回路の入っていないアダプタで複数のエフェクタを使うと、電圧が下がったり電流が足りなくなったりする、と。。。

そして実は、ACA-100は、電圧が不足しないために、最初から9Vより高い電圧(おそらく12+~13V)が出力されていたのですね。

そして、その電圧に合わせるために、エフェクターの内部のほうに、高い電圧を下げる回路が組み込まれている、と。(電池駆動の場合はその電圧を下げる回路は迂回されて作動しないようになっている。)

BOSSの後発のACアダプターであるPSA-100シリーズは安定化回路が入ってるため、9Vの電圧しか出ていません。そのため、これをACA-100などの古いアダプタ対応のエフェクタに使用すると、電圧降下回路のために、6Vしか供給されないということに・・・

逆に、より新しい、特にデジタル回路が採用されたエフェクタは、逆に高い電圧を投入すると壊れてしまう可能性がありますので、安定化回路の入っていない電源を繋いではいけないわけですね。

なので、BOSSのエフェクタを使う場合は、指定されたACアダプタを使う必要があるわけです。(あるいは電池で使用するか)

BOSSのACA-100はもう売られていないようなので、もし古いACA対応のエフェクタをACアダプタで使いたい場合は、古いエフェクター内部に組み込まれている電圧降下よう回路を切断してしまう改造をする方法もあるようですが、12Vの出力があるACアダプタを使うという手もありますね。

BOSSの安定化電源搭載の純正ACアダプターPSA-100シリーズには何種類かありまして、違いは

PSA-100, PSA-100G, PSA-100P:消費電力200mAまで
PSA-100S, PSA-100S2: 消費電力500mAまで
(SとS2の違いはケーブルの長さ)

だそうで。

ちなみに、BOSSの純正アダプタは少し高いですが、CAJからBOSSよりコンパクトな安定化アダプタが発売されています。

使った人のレビューではBOSSと比べても特に遜色はないとのレビューがありました。。。
他にも電圧可変タイプのアダプタを使うという手もありますね。

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