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「賊喊捉賊」(ぞくかんそくぞく) 泥棒と叫んだ奴が泥棒(誤認逮捕で殺されたお爺さんが思い出されます)

時事・話題
中国には、「賊喊捉賊」(ぞくかんそくぞく)ということわざ?があるのだそうで。

賊は盗賊、喊は叫ぶ、捉は捉える、という意味があるようです。

泥棒が、「泥棒を捕まえろ!」と叫びながら逃走する様を言うらしいです。

つまり、「最初に泥棒と叫んだ者が泥棒」

日本人の感覚からしたらちょっと予想外で、理解しがたい部分がありますが、中国では四字熟語になるくらい、当たり前という事でしょうか・・・

泥棒だけではないようで。

「暴力はやめろ~!」と叫び声が聞こえたので見てみたら、喧嘩でしょうか、倒れた人と、その上に馬乗りになっている人が見えた。

しかし、よく見ると何か違和感が・・・

そうです、下の人間はグッタリとして動かなくなっていて、上の人間のほうが殴りながら「暴力はやめろ」と叫んでいた・・・

なんて目撃談もあるとか。。。

この話で思い出すのは、四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件ですね・・・

ATMでお金を下ろしていた老人が、後ろから赤ん坊らしきもの(人形?)を抱いた女と揉み合いになる。

女が泥棒と叫んだため、老人は周囲の人間に取り押さえられた。

その間に女は姿を消してしまう。

駆けつけた警察官は老人を20分に渡って押さえつけた。老人が意識を失い嘔吐していたのも無視して・・・

その後、老人は救急搬送されたが、死亡が確認された(嘔吐物が喉につまって窒息したまま長時間放置され、酸欠で脳が損傷を受けたという話…)

女が奪おうとしていた財布は老人の所有物であったことが確認されている。

女は見つからず、迷宮入り。

警察は適正な逮捕であったと非を認めず・・・

この事件は、何度聞いても酷い話です。

駆けつけた警察官は、なぜ手錠までかけた状態の老人を押さえ付け続ける必要があったのか?(嫌がらせ?)

百歩譲って誤認逮捕までは仕方がなかったとしても、この警察官の対応が適切であれば、老人は死なずに済んだでしょうに・・・

老人を殺してしまった警察官は、今、どんな気持ちなのでしょうね?

(結局、老人の身内に警察官が居たため、親族が配慮して、あまり大袈裟に騒ぎ立てなかった、なんていう話も当時はネットに流れていました。)

強盗であったと思われる女も見つからず、迷宮入り。

逮捕の手順が適正であったとしても、その前に、被害者を装った加害者を確保しなかったのは完全な警察のミスですよね。

周囲の人間も、善意で老人を取り押さえたのだと思いますが、人が良い日本人は、強盗が被害者を泥棒呼ばわりするなんて思いもしなかったのでしょうね。

この事件は、忘れてはいけないと思います。

今後は、同じような状況に遭遇したら、周囲の人間は、加害者と思われる者だけでなく、
必ず被害を訴えている人間も確保しておく必要がある
ということを、覚えておく必要がありますね。

日本とは異質の文化が流入してくる事で起きた悲劇とも言えるかも知れません。

「賊喊捉賊」(泥棒と最初に叫んだ奴が泥棒」)───日本でも増えいてると聞きます。注意が必要です、覚えておきましょう。

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