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錆びた古い安物の弦が好き(笑)

エレキギター
エレキギターの場合、とにかく『新しい弦が一番良い音がする』という事が言われます。

それは、もはや宗教的とさえ思うほど・・・

なんて言うと「それは違う」と言われるかも知れませんが(笑)

メーカーが弦を売らんがために、そういう常識を吹聴してるんじゃないかとさえ、個人的には思う・・・(※根拠のない妄想)

科学的にどうなのかは分かりませんが、"良い音"かどうかは極めて人間的な感覚にしか過ぎませんよね。

人間が「良い音」と思う音も、別の生物や宇宙人からしたらとんでもなく不快な音かも知れないわけで(笑)

もし、悪の組織に捕まって、脳神経に改造を加えられて、普通の人間が心地よいと思うことを不快と感じる怪人にされてしまったら、すべての価値観はひっくり返る・・・

そして人間どもの気持ち良いものを全部壊して気持ち悪いものを蔓延させる事を目的として暴れまわり、正義の戦隊ヒーローに倒される事になるわけですね。

スミマセン、ちょっと妄想が暴走しました(^^;)

話を戻しますが、エレキギターの弦は、プロなら毎日張り替えるとかいう話を聞きます。長くても3~4日以内には変えるとか。

世界をツアーで回るようなトッププロの場合は、ギタリスト自身が変えるのではなく、ギターテクニシャンなどと呼ばれる、専属のスタッフを雇っていて、交換するのはそのスタッフの仕事なので、自分ではやらない、と言う事もあるようです。

そのようなスタッフはツアーに同行するのはもちろんですが、ギターを数百本も持っていて自宅にスタジオを持ってるようなプロの場合、自宅に居るときも、ギターのメンテナンスを行っている使用人のような立場で雇われているとか?(庭の手入れに庭師を雇うようなものか)

まぁそれは特殊な事例、一般人は自分で交換するしかありませんが(笑)

巷の教本には、「最低でも月に1回は交換する事」と書かれているモノが多いようです。

弦が劣化すると、具体的にどうなるのか?

(1)良い音がしなくなる

というのは、人間の感覚的なモノナノデ宇宙人カラ見レバァ~・・・

いやもとい、明確な基準がないので検証が難しいですが。

その他には、機能的に見た場合に、

(2)サビてフレットが削れやすくなる
(3)弦が切れやすくなる
(4)テンション(張力)が落ちる
(5)音程が悪くなる
(6)サステインが悪くなる

というような事が言われるようです。

(2)は確かに嫌かもw

でも、例えばもし、サビた弦のほうが良い音がする、というのなら、フレットの減りよりも音をとるのがギタリストだと思いますが。

(3)は、ステージで演奏中に切れると困りますので、そういう場合は古い弦を使わないほうが良いでしょうね。

(4)これは、意味がよく分かりません。新品の弦は張った直後はテンションが強く、非常にハリのある音になる、と言う説?
太い弦のほうが細い弦より太い良い音がする、と言う派の人が居るのは、一定の理解はできます。(ならば太い弦を使えばいいだけでは?と言う気も・・・)
まぁテンションに関しては、これも誤解や迷信が多いというか・・・
ナットやフリッジサドル部での、極僅かな折り曲げ角度の違いが、激しく音色や演奏性に影響がある、と言う説・・・プロのギター製作者の方が言うのは、それなりに意味があることなのだろうと思うのですが、素人のギタリストがそんなの違いを感じ取れるのか?という点には疑問を感じるのですよね。。。
ならばナットとブリッジ部分で弦を切断してしまうロック式のギターの場合のほうがテンションが柔らかい気がするのは何故なの?とか疑問が残るし・・・
ギターの「テンション」については宗教的なものを感じる世界でもありますので、あまり深く言及はしませんが(笑)
(素人ギタリストがテンションがキツイと言う場合は、単に弾きやすさ=押さえやすさの問題であることが多いので、まずはナット側弦高を調整してみたらいいんじゃないかと思いますけどね)

(5)これは・・・微妙には、あるような気も、しないでもない。

ギターのような弦を振動させて音を出す楽器というのは、発音から終了まで常に同じ音程で音が出ているわけではないのですよね。
発音時に強く弦を引きすぎれば、チョーキングしたような状態になって音程が上がってしまって、そこから振動が収まっていくにつれ、音程が下がっていくような気がします。
(チューニングの際には、アタック部分で少し高く出て、サステインで正確な音程を示すようにするのが良いと聞いたことがあります。)

オクターブチューニングも、狂ってくる(変わってくる)可能性はあると思う。
(弦を張り直したら必ずオクターブチューニングも確認というのは基本だと言われますね。)

また、弦が古くなってくると、新品の時に合わせた状態とは、オクターブチューニングはズレている可能性はあると思います。
定期的に確認することが必要ですね。(弾いてる内に気持ち悪くなってくるので自然に分かると思いますが。)

ただ、逆に、交換したばかりの新品の弦は、どんどん伸びていくので、安定するまでは音程が下がっていってしまう傾向があると思います。個人的な感覚でしかないのですが、安定するまで最低でも2日~1週間はかかる気がするのですが・・・毎日変えているというプロの方は、この辺の問題はないのでしょうかね???

(6)サステインというのは音がどれだけ減衰せずに伸びるか、と言う事ですね。古くなると音が伸びないではやく減衰していくようになる?
これも、あるかも知れない。あるかも知れないけれど、気にするほどの差は無いような気もしますが、これも宗教的なこだわりを持っている人がいるような気がします(笑)

私も始めたばかりの頃は、サステインが長い=良いギターと言う思い込みがありましたが、サステインの長さだけを追求するなら、色々と方法はありますよね。ボディを小さくして、ネックもボディも堅い材質(金属とかグラファイトとか)にするとか、とにかく弦の振動を吸収してしまいそうな部分をなくしていけばいいだけですから。

私はロック・メタル系=激歪大好き系なので、サステインはあまり気にしたことはありません。それを追求してギターをとっかえひっかえするよりは、ノイズの少ないディストーションペダルと高性能なノイズリダクションを使ったほうが早いでしょう。あと、PUをEMGなどのアクティブタイプにしてしまうとか。

歪ませずアコースティックで弾くと気になる?ウクレレや三線のように、サステインのない音が好きなので、あえてクリーントーンでサステインを求める必要もなし。

サステイン=正義という考えが変わったのは、ウクレレや三線を弾くようになってから、ですね。

ウクレレの世界を知って、その音の良さに魅了されて、これまでの良い音の概念が完全に覆りました。

ウクレレの音の良さとは、サステインのない、コロコロした音ですよね。

三線も同様、サステインなんてありません(笑)

しかし、どちらも良い音だと思う。

私も最初はスチール弦のギタしか知らなかったわけですが、ナイロン弦のギターやウクレレを弾くようになって知ったのは、意外にも、ナイロン弦は滅多に張り替えない、と言う事。。。

ナイロン弦は、すごい伸びるのです。

伸び切って安定するまで、早くても1週間くらいはかかる印象。

変えた直後なんて弾いてる途中でどんどん下がっていってしまいます。

以前、某有名ウクレレ奏者の演奏の動画を見たことがありますが、音程が安定せず、演奏中にすらチューニングを修正している様子が見られました。

調べてみたら、やはり。その時、ステージに出る直前に弦が切れてしまって、慌てて新しい弦に張り替えて出ざるをえなかったんだとか。

1曲演奏している最中にも音程が下がっていってしまうので、あまり良い演奏ができなかったのは残念だったでしょうね。

(それを嫌うプロの方には、一度張って十分寝かせて伸ばした弦を外して、予備に持っておく人も居るんだとか。)

ナイロン弦のギターやウクレレでは、毎日張り替えるなんて有り得ないわけですね。

それが常識になってくると、「毎日弦を張り替えろ」と言うエレキギターの常識?は、何か違和感を感じる気もしてきます。。。

ピアノとかだって、弦の張替えなんて滅多に行いませんよね。。。

さて、そういう私は、───極めて少数派の変態なのかも知れませんが────錆びて古くなった弦の音が好きなんですよね~(笑)

また、高級でない、品質が悪いと言われてるような弦が好きだったのです。

大昔に楽器屋さんで教えてもらった話なのですが、当時、国産の弦は、輸入禁止の金属があるため、海外製の弦とは含まれている材質が異なっていて、品質が海外製よりかなり劣ってる、とのことでした。

今、改めて検索してみても、そんな話は出てきませんので事実は分かりませんが、ニッケルだったか?が含まれていないので、国産の弦はサステインが悪いとかなんとか。

しかし、その品質が悪いので薦められないと言われたような安物の弦のほうが、自分は弾いてみて、とても好きだったのですよね(^^;)

弾きやすいし、エモーショナル。。。( ̄^ ̄゜)イイネ

私が下手なので分かってないだけ、私がおかしいのだろうと黙っていましたが、どれだけ長くやっていても、新しい高級弦が良いという感覚は、いまだに理解できていない(笑)

高級弦と言われるものも楽器屋さんに薦められるままに試してみましたが、全然好きになれんかった。。。

今は開き直って、弦は安物を、張りっぱなしでサビサビになってもむしろ嬉しいくらい、と言う状態で使っています(笑)

楽器にとって、一番大切なのは、音の張りとか伸びとかじゃなくて、エモーショナルであるかどうか、ですから。

サステインが短くても、それがエモーショナルなら良い音です!(キッパリ)

なので、ここで新説(珍説?)を唱えたい。

『弦は、切れる直前くらいが一番良い音がする!』(笑)

とかく、音楽の世界では古いものが珍重されるもの。ギターもスピーカーなども、「エイジング」などと言ってわざとヘタらせてからのほうが良い音がする、と言う人が居るわけです。新品の状態では良い音がしない、というわけですね。

なのに、なぜ、弦だけは新品が良いと言われるのか?

やっぱりメーカーの陰謀なんじゃ・・・?(笑)

私は何年も張りっぱなしの古い弦でも平気でそのまま弾いています。
弾き方が柔らかいせいか、個人的には弦が切れてしまった、と言う経験はほとんどありませんが。
変態かも知れませんが、そのほうが自分にとっては良い音なのだから別にとやかく言わんでくださいね(笑)

しかし、最近は、昔好きだったような安物の国産弦はもう手に入らないんですよねぇ・・・(悲)

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