テレビ東京の「ガイアの夜明け」という番組で、シロカという会社の、土鍋の炊け方を再現する電気炊飯器の開発を密着取材してた。
「かまどさん」という土鍋の炊け方を同じ炊け方を目指しているというのだけど・・・
炊飯器の内釜を土鍋にして電気コンロ(IH)の上にのせているような構造。
加熱の仕方を工夫したりして、かまどさんとまったく同じ炊け方を追求・・・
完成品がコレですね。
って。
よく考えたら。。
大変苦労申し訳ないんだけど。。。
すごい意味ない気がするのですが。。。
土鍋(かまどさん)の値段が1万円強(※私のお気に入りの隅抜き土鍋だったらその3分の1の価格)、シロカの開発した「かまどさん電気」の価格が8万円強・・・
だって、土鍋を使ってガスコンロで炊いた状態の再現を目指しているわけですが、だったら土鍋を使ってガスコンロで炊けばよくない?
ガスコンロと同じように加熱できる電気コンロを開発しただけですよね。
どうしても、ガスコンロがない、ガスコンロを使いたくないと言う状況出ない限り、8万以上出して電気土鍋を買うメリットが果たしてあるのか・・・?
だいたい、何合炊きを想定して作られているのかすら、営業マンが把握していないような状況って・・・開発機関4年もあったのに?
営業のやり方や姿勢が悪いということなのではなく、ご飯を炊く炊飯器というものに対する思い入れ、愛情が足りないんじゃないかと。
炊飯器や土鍋について素人の私だって語れるだけのウンチクは多少はあるわけで。自分で実際に土鍋でご飯炊いて食べてれば、何合で炊くか、というのは結構重要な問題だったりするわけですが、多分、シロカの営業マンは誰も家で土鍋でご飯を炊いてみた人はいなかったってことなんですよね。。。
火力の調整が電子制御なので、プログラム制御でお焦げを作ったり色々調整が効くというメリットはあるでしょうが、そこはガスコンロの使い方を極めれば済む話。
電気なので、タイマーで炊く時間を設定できるのが、土鍋+ガスコンロでは真似できない技ですが。
そのために8万出すなら、他の電気炊飯器でもっと色々高性能の炊飯器があるので、そっちを買いたいですね。土鍋で炊いたご飯は、土鍋とガスコンロで炊けばいいことなので、電気炊飯器は別のメリットを追求したと思うわけです。
まぁ、営業マンがダメなだけで、開発に関わった人は違うのだろうと思いますが。(何百回も炊飯しては炊きあがりを確認する作業をおこなっていたようですしね。)
私も昔、本物の炭で作った内釜を使った炊飯器(やっぱり定価は8万くらい)が欲しいと思った時期もありました。まだその頃は土鍋でご飯炊き始めたばかりの頃だったので、やっぱりタイマーで炊けるのは楽だろうな~なんて思っていたわけですが。
(その後、炭窯の炊飯器はお米の炊きあがりが硬いと言う事がレビューで判明、寿司などのプロ向けにはいいかも?という感じで、評判はグダグダになってしまったようですね。)
その後、土鍋で炊くのが当たり前になってしまい10年・・・3千円の土鍋で炊いてると、8万の炊飯器買う気には、なかなかならないんですよねぇ・・・(^^;) 今では、炊飯器の必要性を感じなくなってしまいました・・・
ただ、毎朝、弁当を作るような人だと、タイマーで炊ける炊飯器があると楽かも知れませんね。
今、炊飯器を買うなら、こんなのが興味あるかなぁ・・・
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