友とは水のように交わるのが良いと言う言葉があると聞いたことがあるが、こういうことなのだろうか。。。
借金で困っていた友人の荷物に30万忍ばせて送り出した。数年後、友人は10倍返しの約束を守った。
友とは水のように交わるのが良いと言う言葉があると聞いたことがあるが、こういうことなのだろうか。昔、借金を抱えて転がりこんできた友人を泊めてやり、30万と手紙を忍ばせて送り出した。数年後…
『友とは水のように交わるのが良い』という言葉の意味と出自について検索してみた。 明治天皇の皇后、昭憲皇太后が女子学習院(現学習院大学)と東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大)に賜った「水の器」という詩が出てきた。
水はうつわにしたがいて
そのさまざまになりぬなり
人はまじわる友により
よきにあしきにうつるなり
おのれにまさるよき友を
えらびもとめてもろともに
こころの駒にむちうちて
まなびの道にすすめかし
意味は 水は器に応じて形を変える 人は友人によって良くも悪くもなる 自分に優る良い友を選び求め 切磋琢磨し精進しなさい と言うことらしいです。 もうひとつ、「莊子」の「山木篇」に出てくる言葉で、もっとダイレクトなものがあるようで。
君子の交わりは淡さこと水の如し、小人の交わりは甘きこと醴(れい※)の如し
※れい=あまざけのような甘くベタベタしたもの 君子は水のようにサラリとした付き合いを、小人(しょうじん)はベタベタで濃厚な甘酒のような付き合い方をする。 甘酒は、最初は美味しいが、やがて飽きてしまう。甘酒のような付き合いは長続きしないが、水のような付き合いは長く続く、と言う意味らしいですね。 結局、人との距離感というのは、常に適度に離れておいたほうが上手くいく、と言う事ですね。 凄いなぁと思うのは、この莊子というのは、紀元前の思想家で道教の始祖だそうですが、そんな大昔から、人とは適度に距離をおいたほうが良いと教えられていたということ。。。 古代エジプトの壁画に「最近の若いやつは」という言葉あったそうですが(笑) 人は何千年経っても変わらないのですよねぇ(^^;) 莊子の教えと水の器の教えに従い、自分より優る友を選び、適度に距離を置きながら、長く付き合えるのが良い、というのが古人の教えなのですね。。。
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