最近はカラクイを削るのが趣味というような状態ですが(笑)
中に、削っても削っても、ぬるぬるヌルヌルとした感触で、一向にギュッと締まる状態にならない三線がありました。
どうも様子がおかしい。
で、よく調べてみたら、下図のように、範穴の中に出っ張りがある!!
一部に突起があるというより、環状にグルっと一周ある。
なんでこうなったのか分かりませんが・・・
下図のように、穴の中の一部が欠けてしまっているというのは、安い(柔らかい)材の棹の場合、ありがちな気がします。
この状態なら問題はあまりなくて、穴の入り口の部分と出口の部分(図の赤い部分)でカッチリ合えば良いわけです。
しかし、途中が出っ張ってると、どうにもならない。
カラクイをグリグリ押し込んで回し、当たりのある部分を削っても、下図のようにしか合わないのです・・・
できれば棹のほうの範穴はできるだけ触りたくないものですが、仕方がない。
本当ならリーマーで穴を削りなおすのが良いのでしょうが、カラクイ側を相当削ってしまってるし、カラクイ一本の値段も馬鹿にならないので、捨てるのも。。。
なので、丸棒の細いヤスリで中の出っ張りを削り取る荒業に。
結果、ギュッとハマる状態にすることができました・・・良かった。
完全にフィットさせるには程遠いですが、実用範囲という事で、良しとしましょう。
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