露骨な“沙羅潰し”か…「股下8ミリ短い」規定違反で失格 “不利”なルール変更も再三
露骨な“沙羅潰し”ではないのか。ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子は2日、リレハンメル(ノルウェー)で個人第3戦(ヒルサイズ=HS140メートル)が行われ、平…zakzak.co.jp
強すぎる選手を潰すためにルール変更 これって、スポーツの世界では当たり前の事なんじゃないかと思ったりもします。 なぜなら、スポーツだから。(実戦ではないゲームに過ぎないので) 剣道の「二刀流」について思い出します。。。
剣道のルールでは「二刀流」も許されています。 しかし、二刀流の選手は実際にはほとんどいませんね。 居ても、なかなか活躍はしません。 なぜなのか? 二本あったほうが一本より強そうに思えるのですが・・・ なぜ二刀流では一刀の選手に試合で勝てない。 その理由について、剣道をやっている方は色々とまことしやかに説明されます。 重い剣を片手で振るのは限界がある、両手で振る速さ正確さ、重さにはかなわない。 片手では強い打ち込みができない。 等という感じでしょうか? でも・・・ それらは全部嘘ですよね(笑) いや、全部は言い過ぎでしょうか・・・ 「ゲーム」であるスポーツとしての剣道と、「実戦」=真剣を持って殺し合う真剣勝負との違いなんだろうと思います。
かつて、剣道の世界で二刀流が登場したとき・・・ 二刀流の選手ばかりが勝つようになってしまったのだそうで。 その時は二刀流の選手がたくさん誕生したそうです。 しかし、伝統を重んじるお偉方が新興勢力である二刀を邪道と嫌ったんじゃないかと個人的に推測していますが、その後、二刀流では勝てないルールに変更されたのだそうで。 二刀の選手がいくらキレイに面を打っても、「浅い!」と言われて、一本を取ってもらえないようになったのです。酷い話ですね(笑)
剣道の世界では 「単にクリーンヒットしただけでは一本をもらえない」 と言います。「気・剣・体」の一致と残心が揃って初めて一本となる、と。 つまり、無言でクリーンヒットしただけでは絶対に一本もらえません。 打つスピードや角度、タイミングもバッチリでないといけません。 もちろん体勢を崩しながら打ってもダメですし、打ち終わった後の残心ができていないのもダメ。 なんだか儀式。様式に忠実であることを競うみたいな感じですね。。。 そのような判定方法に照らし合わせて、二刀流の剣士の打突はほとんど取らないようにしましょう、という申し合わせがあったのだと推測します。 あの、「メーンェェェェエ!」みたいにやたら大声を出して打ち合う剣道は、実は二刀流封じの産物だったのかな?などと思ったり・・・(笑) ※これらはすべて個人的な推測にすぎませんので、異論は認めます(笑)
でも、現実に、二刀流のほうが一刀より強かった時代があったわけです。 ボクシングでも片手て戦うのと両手で戦うのとでは両手のほうが強いのは当たり前の事ですね。 剣道だって一本より二本持ってるほうが強いと思います(笑) 軽い剣を振り回す競技ならば。。。 反論はもちろんあります。 「実戦だったら、本物の鋼の剣は思いから、軽い竹刀を振るように片手で容易に真剣は振れない」 確かにそうだと思います。真剣で斬り合う実戦における二刀流の効果はどれほどのものか、私も怪しいと思います。 しかし、それを言うなら、そもそも一刀であっても、竹刀で打ち合う剣道に、実戦との同一性がどれほどあるのか? 本格的に練習で竹刀と防具が使われるようになったのは江戸時代後期からだとか。江戸時代の中期以前は、竹刀ではなく木刀が使われていた道場も多かったようです。 竹刀が使われる事によって、剣道を学ぶ人の人口が増えた効果は会ったのだろうと思いますが、よりスポーツ化してしまったのも事実ではないでしょうか。 実戦だったら、たとえ無言であろうが、体勢が崩れていようが、真剣で斬られたら、斬れます。今のは気合が足りなかった、などと言っても、斬られたら大怪我をするわけです。 安全に練習できるようにスポーツ化してしまうと、実戦から離れてしまう矛盾が生じるわけですね。 竹刀を持っても、真剣を持った時の状態を想定して練習すべき。 空手でも、伝統的な流派では「寸止め」で試合を行っていた、それと同じですね。 しかし、実際に当てないと、本当に効いているのか分からないじゃないか、と考える人が出てくるわけです。 本当に磨き抜かれた空手家の正拳突きは、一撃で相手を殺してしまう破壊力がありますから、相手に当てることはできないので、寸止めにしていたわけなのですが・・・顔の前に正拳突きを寸止めされても、当たってないのですから痛くも痒くもなし、無視して踏み込んで相手を殴ってしまう、自称「喧嘩王」みたいな人が出てきてしまうし、ノックアウトルールでの、「一撃必殺」ではない中途半端な打撃を応酬するような「スポーツ」になってしまう流派も出てくるわけです。。。 ちょっと話が脱線しましたが、そう考えると、二刀流を禁じた指導者達の気持ちもよく分かります。 本当は、最終的には真剣を持っての実戦を想定しているわけなので、竹刀を持っていたとしても、実戦をイメージしながらでなければ意味がないわけです。 しかし、どうしても、安全のためにルールを設けて練習や試合を行うようになると、そのルールの中で勝つ方法に特化していく人間が出てくるのです。 二刀流の選手がルールを利用して勝とうとしたという事ではないと思いますが、結果的に、当時のルールでは二刀流のほうがどうしても強かったわけですね。
それは、競技として、そのようなルールだったから、そのような結果になった。 その結果が気に入らなかった人たちがルールを変更した、という事だと思います。 これは剣道に限らず、あらゆるスポーツでよくあること何じゃないかと思います。 というか、最終的には実戦を視野に入れているはずの剣道ですら、そうなのですから・・・実戦など存在しない、球技などのただのスポーツでは何をか言わんや。 そもそも、自由であるはずのところに、手を使ってはいけないとか、ネットを超えなければいけないとか、線を出てはいけないとか、様々な制約を設けて楽しむ「ゲーム」でしかないわけですから。 ゲームを通じて色々学んだり成長したりできる、というのがスポーツだとしたら。 誰か一人が常に買ってしまうのでは意味がないですしね。 どんなルールであろうと、そのルールに合わせてゲームをプレイするしかないわけです。 人によって違うルールが適用されるというのでは困りますが、すべての選手に同じルールが平等に適用されるのであれば、その中で努力し結果を出すしかないわけで。 このルールではいやだ、あのルールなら勝てるのに。そういう人は、去るしかないのがスポーツですね。。。
余談ですが、剣道と比較される同系統の競技に、フェンシングがあります。 さて、フェンシングと剣道はどちらが強いのか?という素朴な疑問。 軽い剣を使いもっぱら「突く」事に特化したフェンシングと、大きくスイングして「斬る」剣道が戦ったら・・・ どちらが勝つかはそれぞれの腕次第、と言う事になると思いますが。 特性をうまく活かしたほうが勝つでしょうね。 剣道家が突きで対抗してしまったら勝てないでしょうが、遠い間合いから薙ぎ払う戦法であれば、フェンシングのナイトは手が出ないでしょうしね。 まぁ、戦争となれば、最終的には、剣道が勝つような気がします。真剣(日本刀)の破壊力は凄まじいので、フェンシングの剣ごと斬ってしまうような戦法に出たら、対処しようがないでしょうからね。 (フェンシングは斬られる前に隙をついて突くしかなわいわけで。しかも、突いただけで相手の動きを即座に止められない可能性がありますね。突くためには深く踏み込む必要があるわけですので、残心も難しくなります。「剣」を使った戦争となったら、日本刀は多分、最強なんじゃないでしょうか・・・)
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