風の谷のナウシカをまたテレビ放送していましたね。
私は原作が連載されていた頃から好きで、映画が公開されるのを指折り数えて待っていた記憶があります。
映画公開後、当時、オリジナルアニメのビデオ販売が始まった頃で、公開された映画のビデオ販売がされていたのかは覚えていませんが、小遣いを貯めて、当時の身分では高額だった(確か1万4千円くらいした)ナウシカのビデオを買いました。
若い人はもう知らないであろう、ベータ版でした(笑)
当時家にあったビデオデッキはベータだったので・・・
しかし、あっという間に月日が流れ、ベータのビデオテープなど、ビデオデッキもなくなり、再生できなくなってしまいました。(今となってはVHSであっても再生できる機器が入手困難になっていると思いますが。)
何度もテレビ放送され、高画質化されたものをブルーレイで録画してあるので、ゴミになってしまいましたが。
今更昔のベータやVHSをDVDやブルーレイにダビングしたとしても、画質が酷すぎてお話になりませんからね。
当時のテレビ放送の画質をデジタルに換算すると、動画のサイズとして320px×240pxくらいのサイズにしかならない、といえば理解しやすいでしょうか?(笑)
今はフルHD画質なら1920×1080、DVDのSD画質(720×480)よりさらに低い画質・・・(´ェ`;)
さすがに当時持っていたベータのビデオテープはすべて捨てました。
一時、DVにダビングして残す努力をしていたのですが、そもそも画質が低すぎて・・・今はそれほど高い値段でもなく、高画質に作り直されたビデオなどが簡単に購入できるようになりましたので、すべて不要になってしまいましたね。。。
今でも手に入らないモノもありますが、高画質になれすぎてしまったため、当時の録画映像は画質が酷すぎて、いまさら見る気がもう起きなくなってしまいました。。。
テレビ放送は、3年ぶり、17回目だとか(甲子園か!笑)
視聴率も好調だったとか。
まだまだ、初めて見たという人も結構居るようです。
SNSの論評で、ナウシカってテロリストじゃないの?という意見を目にしました(笑)
言われてみれば確かにそうかも?(^^;)
※映画では最後まで描かれていませんが、原作を読むと、そのあらすじは…
過去に大戦争があり、その後、汚染されてしまった地球を浄化するためのシステムとして、人類は「腐海」を誕生させた。
そして、汚染された地球で生きていけるように人体を改造して生き続けていた。
改造された人類は、完全に浄化が終わった後の清浄な大気の中では生きていけない。
改造された人類を再び元に戻す「技術」と、改造を受けず人工冬眠状態にされた人類が「墓所」に保管されており、地球の浄化が終わった後、それらの技術で改造された人類の子孫もまた元に戻れるはずだった・・・
のだが、過去の大戦争で使った兵器を掘り起こし、再び使おうとした勢力があった。それを横から奪っていったのがナウシカ。そして、事もあろうに、ナウシカはその兵器を使って「墓所」を破壊してしまう(!!)
(中に人工冬眠中の旧人類を大量虐殺、そして未来において自分たちを救うはずの技術を焼失させたことに。)
大虐殺を行った後、当人は腐海の奥に行方をくらます(完)
たしかに、テロリストかも(笑)
遠い未来の話かも知れないが、地球の浄化が終わった後の清浄な空気の中で生きていけない、現在の改造人類達は、その時、どうすればいいというのか・・・
清浄な空気の中では生きてはいけない、しかし、改造技術も、未改造の人類も失われてしまったのだから、未来の地球においては、人類は絶滅するしかない。(ナウシカの選択はそれだったのか?)
その後、ナウシカたち、改造人間達が未来において生き残る方法を考えてみました。
- 再び地球を汚す(汚し続ける事で、腐海がなくならないように、浄化が終わらないようにする)
- 腐海をすべて焼き払って消滅させてしまう(地球は浄化されず、汚れたまま=改造人間達が生きていける環境)
- 医療技術を発達させ、清浄な空気の中でも生きられるよう自力で改造技術を開発する
- 清浄な空気の中で生きていけるようなガスマスクや空気清浄機(空気汚染気)を作る(空気を人為的に汚し続けるのと一緒ですね)
一番可能性が高いのは、地球を汚し続ける事、でしょうか。それでも腐海はなくならないので、いつか浄化されてしまうので、いずれ、何世紀かかかっても、腐海を根絶やしにする事は考えないといけないかも知れません。
長い年月の間には、医療技術も発達して、空気が変わってもなんとか生き延びる術を見いだせるかも知れませんね。
いずれにしても、謎なのは、なんでナウシカは墓所を破壊したんだ????(笑)
ちなみに、宮崎作品には戦争のシーンが多く出てきます。
特に、ナウシカの中で描かれている戦争は、「武力で他国を侵略し領土を広げようとする国」と、「その侵略者から領土を守るために武力を用いて戦う国」の姿が描かれています。
そして、ナウシカは「盟約」により、その戦争に参加し、戦う事になるわけです。これは「現代で言うところの集団的自衛権ではないか!」と皮肉られております(笑)
実は、宮崎駿氏は、昔からかなりの左翼思想に傾倒した事で有名だったとか。近年でも、沖縄の反基地運動のリーダーに就任し、「日本と米軍は沖縄から手を引け。沖縄は中国になったほうがよい。」などと発言して居ますね。
しかし、その作品は、まるで戦争大好き、集団的自衛権を肯定するかのような内容が多い・・・米軍や自衛隊はだめだが、中国の人民解放軍なら良い、ということなんでしょうか?
本当のところは、どう思っているのでしょうね。沖縄を中国に差し出すべきという発言、何を意図してしたものなのか、理解に苦しみますが。。。
「中国が沖縄を侵略しようとしているというのは嘘だ」
「中国を武力で止めるのは不可能、それをしようとしている政策は愚劣」
などと言っているらしいですが・・・実際に、沖縄から米軍と日本が手を引いたらどうなるか。
間違いなく某国に占領されるとしか、私には思えないのですが。(もちろん、武力衝突はないでしょうが、武力がないので。ただ、上陸してきた軍隊に、一切抵抗することもできずに従うしかない。その後は奴隷のような生活が待っている。そして住民は断種政策で絶滅に追い込まれ、移住してきた中国人の土地になる・・・)
そんな事は起きない、平和にやっていけると信じてるとしたら、あまりにお花畑思考にしか思えないのですが・・・
チベットやウイグルでなにが起きているのか、過去に人類がどのような事をしてきたのか、歴史を勉強すべきでしょう。
人類の歴史を振り返れば、「性善説」など夢物語であることは自明の理ですが。。。
宮崎氏が描く作品の中にも、残酷な人々はたくさん登場させているのに・・・???
長らくブラックで有名なアニメ業界で忙殺されてきた人ですから、世間知らず、勉強不足の人なのかな?と個人的には思いますが
もしかしたら、その矛盾に対する回答が、ナウシカの「人類滅亡」という選択、ということなのかも知れませんね。もしかしたら、人類は滅亡したほうがよい、とでも根底では思っているのかも?
コメント