サラ金でバイトしていたとき、つぶれた別のサラ金の借用書類を買い取り、捨印のあるものだけを選んでいた、と言ったら捨印の怖さはわかるでしょうか
— 高城(たかぎ)悠紀 (@yannyanya) 2015, 3月 22
学生だった私に「な、絶対捨印するなよ。そこらへんの紙のきれっぱしでも印鑑押したら破いて捨てろよ」と教えてくれたサラ金の店長の言い付けは今も守っています
— 高城(たかぎ)悠紀 (@yannyanya) 2015, 3月 22
※捨印とは ⇒ 書類を渡した相手が、勝手に書類を訂正する(書き換える)ことを承諾するもの
本来は、書類の訂正があった場合、二重線を引いて書き換え「訂正印」を押すのが正式ですが、当事者が再度会ってハンコもらうというのは面倒なわけで。
軽微な訂正の場合は、欄外などに捨印を押しておくと、勝手に書き換えていいですよ、という承諾の意味となるわけです。
(訂正をした場合は捨印の横に「ドコソコを訂正」などと書くようですね)
本来は軽微な訂正のみに限定されるべきものですが、例えば借用書の金額を一文字訂正されたら・・・?!?!
一文字の訂正ですから軽微な訂正と強弁する人もいるかも知れません。実際書類として正式な手続き形式をとってしまっているので、しゃくし定規に規定通りにしか扱えないタイプの人であれば、そのまま認めてしまうかもしれない。
なので、むやみに訂正印など押すものではない、と上記のツイートは警告しているわけです。
(よほど絶対信用できる相手の場合は、捨印は便利な制度ですが。)
訂正印の意味、若い人には知らない人が多いかもしれません。
じつは私も、正直、結構最近まで知りませんでした。。。(お恥ずかしい・・・)
そして、思い返せば、捨印の意味を知らずに押してた事がありましたね!
保険の契約書かなんかで、信用できる相手だったので問題なかったとは思いますが・・・
当時は、正直、捨印って文字通り「捨てる」印なので、印影が見難い時の確認用なのかな?程度にしか思っていませんでしたね。
まさか、書類(契約)そのものを投げ捨てる事になりかねない「捨」だったとは!!
むやみに捨印は押さないようにしないといけませんね。。。
(しかし、ハンコついた程度の形だけで、書類が正規と認められて動かないような制度も、なんか問題があるような気もしますが・・・。)
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