三味線用の糸掛け、三味線の世界では「音緒(ねお)」と呼びますが・・・ 三味線用の音緒は、沖縄三線にはちょっと大きすぎる気がして───もちろんそのままでも使えます、そのまま使っている方もいらっしゃるようですが、自分の手持ちの三線は、心の部分(三味線で言う「中子」)がかなり短め(猿尾の出が少ない)ものがあり、太い音緒が掛からないという状況がありまして───そこから、細い紐で小さい音緒を自作して使うようになったわけですが。 前から気になっていたのですが、参考に購入した三味線の音緒、材質に「人絹」と書いてあります。絹って書いてあるから絹だろうと思ってたのですが、調べてみたら人絹(じんけんと読むらしい)とは人工の絹=「レーヨン(レイヨン)」のことだそうで。 売られている根緒は値段の高いものと安いものがあって、材質が「正絹」と「人絹」と書いてありますね。 正絹(しょうけんと読むらしい)は全部本物の絹製で、人絹はレーヨンってことだったんですね。
絹の紐ってないなぁ・・・と通りがかりの手芸材料店の中を彷徨っていたのですが、レーヨンの紐ならたくさんあったゾ!ということで、、 -----
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細めのレーヨン紐を買って小さめの音緒を作ってみました。 左端が三味線用に販売されているもの、その隣が今回作ったものです。 右ふたつはアクリル紐製で左が太め、右は細紐タイプ。(※違う色の紐を組み合わせてみたらお洒落だった) 裏側 なかなか良いかも。 (※本物の音緒は1本の紐を折り返して3本になっていますが、自作のほうは切断して弦を掛ける部分の輪の中に全部通すようにしています。) アクリルやポリエステルの紐より硬めなので、こちらのほうが弦をむすびやすそうです。 残念ながら?売っていたレイヨンの紐は100%レーヨンではなく、レーヨン70%・コットン30%のものでした。そのうち正絹が入手できたら作ってみよう。 しかし、1.5mの紐で、一個しか作れなかったな (レーヨン70%の紐自体はは200円程度ですけどね)
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