→たしかに、値段の割に、これなら十分過ぎる品質だった!感動した!
この値段で売ってて儲けあるのか心配になってしまったが、それはともかく。。。
初心者向けの三線には、親切にも勘所(押さえる場所)のシールを貼ってくれているものが多いですが、それが正しい位置に貼られてない模様。
三線の教則本には、勘所の位置は唄口から64mm、122mm、150mmと書いてある。
とりあえず定規を当ててみると・・・!?
とんでもなくズレている・・・orz
まぁ安物だししょうがない(笑)
というわけで、正しい位置に自分でポジションシールを貼りなおしてみた。
厳密に言えば、正しい音程の位置は、弦高や弦の太さなどが変われば微妙に異なってくる。
そこで、チューニングーメーターを使って正しい音程の位置を調べて、シールを貼る。
※ウマ(駒=ギターで言うブリッジ)の位置が違うと、勘所もズレてしまいますので、毎回同じ位置に置くようにしましょう。
ウマの位置は、通常サイズの三線の場合は606mm(二尺)が正解のようです。
ナット(歌口)からブリッジ(コマ)までの距離をメジャーで測ってみましょう。
ウマの位置は、通常サイズの三線の場合は606mm(二尺)が正解のようです。
ナット(歌口)からブリッジ(コマ)までの距離をメジャーで測ってみましょう。
黄丸シール(●)が自分で貼ったもの。直径5mm。
(もっと小さいシールが良かったんだけど、近所のHCではこれしか売ってなかった。まぁこれでも貼りにくかったので、これより小さいと貼れないかもしれない。)
しかし、こんなにズレてるんですね。(大きいところで15mm以上?)
測ってみると、だいたい教則に示される位置と合ってる。
けど、「122mm」のところだけがちょっと違う(124mm)
自分の手持ちの三線を実測してみると、だいたい124~125mmになるんですよね・・・
経験的にもまだそれほどデータの蓄積がないので確信はないのだけど。
まぁ個体差というものがあるので、やみくもに情報を信じず、チューメでしっかり合わせるのが大事ってことで。
☆勘所シールのチェックは必須
初心者が間違った勘所シールを信じて練習したら、いつまで経っても上手くならずに、嫌になって辞めてしまうと思います。
三線というのは、(1)チューニングがしずらい事と、(2)フレットがない(ので押さえる場所がよほどしっかり身についてないと音程がくるってしまう)事で、音痴な演奏になりやすいのが欠点だと思います。
初心者はチューニングが狂っている事に気付かず弾いてしまってる事も多いと思います。
チューニングが狂っていると、自分が正しい位置を押さえたつもりが、間違った音になってしまうわけで。
そこで指の位置に絶対の自身がない限り、押さえる位置をズラして調整してしまったりする→いつまでたっても正しい位置を覚えられない、という悪循環が続きます。
初心者は、押さえる指の位置があやふやで、かつ絶対音感もない人が多いでしょうから、まずチューニングをキッチリ合わせること、そして、押さえる位置も正しい位置で固定させたほうが良いと思います。
つまり、初心者ほど、ギアペグ搭載の三線にするか、フレット付三線にしたほうが上達は早いと思うのですが(なかなかそうもいかない)。
せめて、最低限、勘所シールは正しい位置に張りましょう。
既にシールが貼ってあった場合は位置の確認は必須かも。
ギアペグを簡単に取り付けることはできませんし、フレット付き三線は手に入りにくいので、やっぱり、初心者にこそ、フレットガットがオススメ!!と個人的には思います。
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