初心者向けギター講座 弦の張り方(巻き付け方) ■ギターのペグ(ポスト)への弦の巻き付け方図解 (※私の普段やっている方法の解説)
(1)ポストの穴の向きを斜め方向(1時-7時方向)にしておく。(逆向きのペグ配置の場合は11時-5時) (2)穴に弦を通す (3)弦を引っ張りながら穴の縁に当て折り曲げる こうすることで弦が穴から抜けにくくなり、作業がしやすくなります。 同時に、折り曲げた穴の縁の部分の摩擦が大きくなり、このまま普通に巻いても緩みにくくなります。 ※ポイントは、ポストの回転方向と逆向きに折ること。 (図ではポストは反時計回りする想定で、時計回りに折っている。) 逆(ポストの巻き上げ方向と同じ向き)に折ると ポストが回った時に折り目からポストが逃げる(抜ける)方向になるので折った意味があまりありませんね。 両方同じ方向に折った場合も、巻き始めた時には緩んでしまいます。 (4)手でポストに一回巻きつけてしまう(※通した弦の上側を通るように) (5)最初に通した弦の上側を通して弦を引っ張っておき、ペグを回し始める。 (6)引っ張ってる弦を下側に押さえつけながら、既に巻きつけた弦を超えて被さるように巻き、以降は下側へ巻き付けていく (7)そのままベグを回し続け下側に巻き付けていく ひと巻き目に交差して被せられた弦が、張られるほど強く押さえられていくので、弦が緩みにくくなる。 ※このやり方は、クラシックギターなどのナイロン弦などのミュー(摩擦力)が低い弦でも有効です。 慣れると簡単に素早く巻いていけるようになります。フェンダーに多い、いわゆるFキータイプ(ストリングポストの中に穴が開いていて、穴に弦の先を突っ込むタイプ)でも同じようにできなくはないのですが・・・どうも無理矢理感が強く不格好になるので、そちらは普通に巻いています。 このタイプは弦の交換もイージーで特に問題を感じたことはありませんので、よく考えられている形だと思います。ただ、金属弦限定で、ナイロン弦などのミューが低い弦には向かないでしょうね。
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