出る杭は打たれる。 組織の中で、何がしかの仕事をしていれば、つくづく、そう思えてくる。 誰でもそうだと思うが、何かを言ったりやったりすると、必ず、それが気に入らないという人間が出てくるものだ。 人間は、十人十色、百人百様。考え方がみな違う。価値観・基準がみな違う。 100%全員の賛同を得られる事など、まずありえない。 必ずアンチは出てくる。
「批判をされないということは何もしていないということだ」
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) 2019年5月12日
アメリカで最年少で国防長官になり、最年長でまた国防長官になったドナルド・ラムズフェルドの言葉である。批判を覚悟でやらなければならないことをやる。実はそれが一番難しい。特に政治家は。
目立たないように、何もしなければ、アンチも出てこない。 しかし、それでは何もできはしない。
成功する確率が五分五分なら、挑戦すると言う者も居る。 成功が九割以上保証されていなければ行かない、と言う者も居る。 どちらが良いかはケースバイケース。 しかし、絶対に失敗できない仕事をしているというとき、冒険をすることはできない。 そういう時は、何もしない事のほうが、粗忽な行動をして失敗するよりマシ、と言う事になってしまうことも多い。 それでも、そこであえて、絶対失敗しないように細心の注意を払いながら、最大限の慎重さを持ってなおかつ、行動する勇気を持つ者は、何がしかを成し遂げるのかも知れない。
出る杭は打たれるが、出すぎた杭は誰も打てない。
出ぬ杭は居心地はよいが、そのうちに腐る。
堀場 雅夫
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