話はだんだんマニアックに突入していきますが
アンプというのは、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーと言う構成になっています。
大雑把に説明すると、楽器やマイクの出力信号は非常に微細なので、それを大きく増幅するのがプリアンプ。プリアンプで増幅されたラインレベルの信号を、大音量に増幅してスピーカーをドライブさせるのがパワーアンプ。
で、オーバードライブサウンドがもてはやされるようになり、歪んだ音をわざと出しやすいギターアンプがいっぱい開発されてきたわけで。いわゆるハイゲイン系のギターアンプと言うものですが。
ボリュームが2個とか3個ついてます(笑)
例によって誤解をおそれずものすごい大雑把に言うと、ハイゲイン系のアンプというのは、前述のプリアンプ部分が、二個も三個もついてるってことですね。
プリアンプ部分で増幅の臨界を超え、歪が作られる。。。
しかぁし。
これは、確かに非常に綺麗な歪が作りやすく、極上の歪み系プリアンプがいくつも誕生してはきましたが。それはそれで素晴らしいものがあって好きなのですが。
初期のオーバードライブサウンドが誕生したときというのは、ボリュームが一個しかないアンプを使って、ボリューム最大で演奏した結果、歪んだ音が生まれてきたわけで。
プリアンプ部分だけで歪みが作られてしまうのではなく(プリアンプも古いものは一段しかついてないですからそんなに歪みません)、パワーアンプ部も過大入力で歪むことで、あの極上のオーバードライブサウンドが生まれるのです。
要するに、極上の歪みは、パワーアンプ部で作られる!
わけだそうで。
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