さて、先日完成したES-918もどき※ですが
※EMGの電源をステレオケーブルを使って外部から供給する装置ですね
自分で改造したEMG搭載テレギブでは正常動作しているのですが
ところが、アイバニーズのEMG搭載ギターに繋いでみたところ、音が出ない!
なぜ???
試しに電池の極性をひっくり返して接触させてみたところ・・・
音が出た(・・;)
配線を間違えたかと思いましたが、確認してみても間違っていない。というか、テレギブのほうは正常に音が出ていますし、DCジャックだってセンターマイナスで結線、配線間違ってないと思われ。EMGのPUがモデルによって電池の極性が違うなんて話もなさそうです。
ということは、アイバニーズのギターがおかしい?
ジャックの導通をテスターで調べてみても、おかしな結果が出る・・・
検索してみたら、このような記載を発見
https://www.b-drop.com/BCBD027125/
※なんかこの記事を書いているうちに上記ページが削除されたようですΣ(^^;)
仕方ないので
⇒ Googleのキャッシュ
注意書きに
EMG製品以外のアクティブサーキットでも使用できますが、Ibanez等の国産メーカーのギター、ベースではインプットジャックの仕様上、正常動作しない場合がございます。
んを???
Ibanezを始めとする国産のギターのジャックは、なんか特殊仕様になっているのでしょうか?
ジャックは、いわゆる "直付タイプ" です、「ダイレクトタイプ」とか「ビルトインタイプ」というやつですね。
こんなのです
調べてみると、どうやらこのタイプはステレオが主流で、ちゃんと三線になっています。
(モノラルのタイプもあるようですがマイナーなようです。)
しかし、ステレオならば、形状が違っても同じように動作するはず!
なのにしない・・・何故だ・・・?!
もしかして、ステレオと書いてあるのがほとんどですがそれが間違いで、モノラル+スイッチ付という構成なんじゃ?とも疑ったのですが、内部が見えないのでお手上げですね。
同じタイプのジャックを発注して切断して中を調べてみようかとも思いましたが・・・(笑)
その前に、やれることはやっておこうと、ちゃんと配線をチェックしなおしてみました。
パッと見、どこにも異常があるように見えない。
しかし、バッテリーの配線を辿ってみて、ふと、おかしなことに気づいた・・・
バッテリーの接続される位置が間違っとる・・・Σ(ーーメ)
いや、間違っているけれど、構造上、これでも正常に動作しますね。
しかし、EMGの推奨している配線と違う。
具体的には、EMGの推奨はこうなんですが
それがこうなっている模様・・・
バッテリー端子とグランドの線の間にスイッチ(プラグ)が入るわけですが、そこの接続が逆になっているわけですね。
これを単純に逆に配線しなおしてみたら、外部電源装置を繋いでも正常に音がでるようになった!!\(^o^)/
これ、何か理由があってやってるんですかね???
単にバッテリーのマイナスの線がグランドに接続されるか切れるか、だけの問題であれば、この接続でも問題なく動作するわけですが、ここにステレオプラグを挿すと、おかしな事になりますね。
外部電源から来たプラスの線が、ギター内部のR端子→アースに落ちてしまう事に・・・
その状態の配線を書いてみたのですが、これでどう電気が流れるのか、よく分からない事になっているので、考えるのをやめました(笑)
なんで電池を逆にしたら音が出たのか、、、なんかあまり良くない状態になってそうな気もするので、考えたくない(笑)
まぁ一瞬だったし、壊れてはいないのでよしとしましょう(笑)
※上記販売ページの注意書きで、「国産ギターの一部では正常動作しない」は多分これが原因ですね。
たまたま間違えたということではなく、恒常的にそのような配線で出荷されているんでしょうね。。。なんか理由があるのだろうか・・・
この配線の問題、他でも時々あるようで、LINE6のワイヤレスシステムのG10などが、これのせいで正常動作しないのだとか。
【Relay G10】互換性のないギターの仕様とその対処法
なぜにYAMAHA?と思ったら、LINE6の代理店はYAMAHAなんですね。
コメント
とても興味深い記事でした。
ES-918を検索していて辿り着きました。
わたしもEMGユーザーですが、昔から外部から供給できたら
便利だろうなと思ってましたがまさか自作する方がいらっしゃるとは
驚きました。
ES-918は高いですが、原理が分かってしまえば、安価に作れてしまいますね。
(LEDとか抜き差しするときのショート防止機能とか入れようとしたらとたんに難しくなりますが。)
記事も少なく、製品としてはあまり需要がないようですね。。。