パソコンに搭載されているHDDは消耗品です。つまり、パソコンは、常にHDDの寿命との戦いです。 対策することはほとんできない、運まかせなところが大きいので、戦いというより恐怖に怯えている事しかできないわけですが。。。 CrystalDiskInfoというフリーソフトを使うと、HDDのS.M.A.R.T情報を見る事ができます。これはHDD自体が自身の健康状態を記録しているものなので、この変化をずっと観察していると、HDDの調子が悪くなってきた時に、故障が近い事を予測できるわけです。 具体的にはどこを見れば良いかというと・・・ これは私の使ってるパソコンの一台ですが、このID:05番の「代替処理済みセクタ」の数が増加していったら危険な兆候と言われていますね。 HDDは、不良セクタがあると、自動的にそこを使用不能とマークして、代わりに予備のセクターを割り振る機能があるのですが、それが行われたセクタ数を表しているようです。 が、結構たくさんのパソコン使ってきたと思いますが、これで故障の兆候が分かったことないんですけどね・・・(^_^;) 上記の画像、「注意」になっていますが、実はこれ、新品で買ったときからこの状態でした… この数値が増加していくとまずいですが、多少悪い数字が出ていても、ずっとそのままの状態で安定していれば大丈夫なのだそうで、しばらく様子を見ていたら、数値が変化する傾向が見えなかったので、交換も面倒くさかったのでそのまま使い続けてしまいました。その結果、黄色信号のまま、早数年が経過して、いまだ健在だったりします。 個人的な経験では、大きいサイズのデータのコピー/移動が一度でもエラーで失敗したら、もう限界、大急ぎでデータを救い出す必要あり、という感じでしたね。
ところで、「代替処理済みセクタ」と並んでもうひとつ、ID:C5の「代替処理保留中のセクタ数」の増加も要注意らしいです。 自分のHDDではこれが増加したのを見たことはなかったのですが。 そう言えば、数ヶ月前に録画用の外付けHDDが故障して録画できなくなって、そのままになっていたのを思い出して、パソコンに繋いで確認してみたところ、この「代替処理保留中のセクタ数」の数値が跳ね上がっていました。(「代替処理済みセクタ」はゼロのまま) この場合、「代替処理保留中のセクタ数」というのは、文字通り代替処理が行われず保留になっている状態なわけで、これがキチンと代替処理されれば、エラーはなくなる可能性があるようです。 HDDを完全フォーマットし直すと、この代替処理が行われると聞いて、やってみました。結果、エラーはなくなりました!!\(^o^)/ が、そのHDDをもう一度テレビに繋いで見たところ、認識しません。 どうやっても認識しません。 ちょっと調べてみたら、録画用にするためには「未フォーマット」状態にしなければいけないようです。HDDのメーカーサイトにあるフォーマッターを使って、未フォーマット状態にしてやると、テレビに繋いで再度認識できるようなるとか。 (※HDDがIO-DATAのAVHD-UR2.0というモデルだたったので、http://www.iodata.jp/lib/product/i/2107_win10.htmのハードディスクフォーマッタをダウンロードして「家電モード」でフォーマットすると「未フォーマット」状態になりました。) それもためしてみましたが、やっぱりダメ、認識してくれない。 Windowsのパソコンに接続すると、あまり長時間確認していないので分かりませんが、どうやらパソコンの外付けHDDとしては正常に使えるようです。しかし、録画用HDDとしてはダメ。 試しに他の壊れていない古いHDDを引っ張り出してきて「未フォーマット」状態にしてからテレビに繋いで見たところ、キチンと認識してくれました。 どういう識別をしているのか分かりませんが、パソコンより録画機器の診断はシビアなようで、故障したHDDは復活できないようです。残念。 認識してくれないHDDは、とりあえず、パソコンに繋いでは使えるようなので、なくしても良いデータの保存やテンポラリー用のHDDとして使うことにしました。
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