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問題は、太陽エネルギーをどうやって蓄えるか・・・

科学・技術・文化・教育
以前、夜でも発電が可能なほどの変換効率を持った新型のソーラーパネルが作れるかもしれない技術が開発中である、と言うニュースをみた記憶があったのですが・・・

検索してみても見つからない。
代わりに、このようなニュースがたくさん出てくる。
夜でもソーラー発電可能!?世界初の画期的な太陽光発電所が可動開始!! | コモンポストムービー
「太陽光発電は太陽が出ていないと発電できない」と言う人がいますが、そんなことはないようです。スペインのセビリアでは…
これは、太陽光発電というよりは、太陽発電ですね。

太陽光を集めて熱を発生し、その熱を発電に利用するわけですが

画期的なのは、その「熱」を蓄えておき、夜間の発電に利用できるシステム?

どのような仕組みなのかそこの部分の詳しい説明がないのでいまいち分かりませんが

鏡によって集められた太陽熱によって900度の熱を発生し、塩を溶かして液体の状態で保存しておく?

塩の融点は800度くらいらしいので、なるほど液体化しそうです。それを魔法瓶みたいな遮熱効果のある貯蔵設備で温存しておく、と言う事なんでしょうかね?

900度を維持することは無理でしょうが、水の沸点は100度ですから、水を蒸発させるくらいには使えるということなのか?

でも記事には塩を循環させてタービンを回すと書いてある。一体どんな仕組みなんでしょうね???

それはともかく、このような発想は面白いと思います。

太陽光を利用する発電の利用は、夜間や曇の日には使えない。

では、晴れた日中に作った電気を、夜も使えるように蓄えておけばいいのでは?と言う発想になるわけですが。

しかし、「電気を蓄える」というのは意外と大変な事で、現代の技術においても、決して効率の良い(安定して長期間使える)充電式バッテリーが開発されていない状況があります。

※近年はリチウムイオンバッテリーの技術が出てきてかなり改善されましたが、これもバッテリーが充放電を繰り返すほど劣化していくという欠点があり、寿命を迎えたバッテリーは交換しなければならないわけですが、新たなバッテリーを作り出すための製造コストが割高で、エネルギーの再生システムとしては理想とは程遠いのだとか。

もちろんバッテリーのさらなる研究開発も進められていると思います。

以前紹介したnanoFLOWCELLも、劣化しないバッテリー技術として注目ですね。

しかし、太陽のエネルギーを電気ではない別の形で蓄えておく(例えば上記のように「熱」として蓄えておく)方法もあるわけですね。

上記のシステムは、太陽熱を蓄熱しておく素材と、その熱を逃さす保持する技術が鍵となるわけですね。

あるいは、このような研究もあるようです。
夜でも太陽エネルギーで発電、MITが新手法発見
太陽エネルギーを保存しておくのは多額の費用がかかるが、MITはこれを安く効率的に実現する方法を発見した。…
これは、太陽光を直接電気に変換するのではなく、水と水素に分解する事に使用、それを蓄えておき、夜間にそれを使って発電する、と言う感じ?

いずれにても、エネルギーの変換効率をもっと上げること、そして取り出したエネルギーを保存しておくこと、その二点の技術は、まだまだ不十分なのだと思います。

不完全な既存の再生可能エネルギーを無理に普及するよりも、技術の開発・進歩が急務ではないかと思うのですが。。。

以前、植物から石油を生成できる研究などもありましたね。
化石燃料に代わる新たなバイオ燃料を生み出せ――藻類産業創成コンソーシアム | BUSINESS ECOSYSTEM【日本ユニシス】
藻類バイオマスは、トウモロコシや大豆などの食料と競合することがなく耕作地も必要としない。下水や発電所からのCO2を用いることができるなど、藻類バイオマスは我々の社会が抱える課題を「一石三鳥」で解決する可能性を秘めている…
化石燃料はいずれ尽きてしまう事から、代替エネルギーの必要性が生じたわけで、もし石油を大量に生成できるなら、それはそれでエネルギー問題は解決してしまいますね。
※CO2問題は残りますが、それはまた別の方法で解決する手段を考えればよいことですから。

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