山積みにされた大きな袋。これらは全部、風力発電用の風車に衝突して死んだオジロワシだ。温室効果ガスを出さない発電方法として、エコの代名詞的に取り上げられることもある風力発電。その裏で絶滅の危機に瀕した猛禽類が次々と死んでいる現実を直視しなければ、野生動物との共生は永遠に実現しない。 pic.twitter.com/qtCKQEQida
— 猛禽類医学研究所 齊藤慶輔 (@raptor_biomed) 2017年11月14日
原発が最善・最良とは思わないけれど・・・ 「原発はマイナス面だけを拡大強調する一方、再生可能エネルギーはプラス面しか伝えない。」 そういう傾向はあるかも知れませんね。 製造・設置コストから修理・廃棄までのコストをトータルで考えた時、残念ながら再生可能エネルギーはやればやるほどマイナスになっていく。
分かりやすく言うと、例えば、水力発電などもそうだが、位置エネルギー(重力)つまり高いところから下に落ちる力を電気に変換するシステムを考えると分かりやすいと思う。 例えば、最近の電気自動車はエンジンブレーキで充電できるようになっている。 では、下り坂エンジンブレーキで充電して、その電力で坂を登り、また下りで充電するというのを繰り返して走り続けられるかというと、どうしても充電するより放電する量が上回ってしまうので、永久に動き続けることはできず、いずれ停まってしまう。 (太陽光パネルの場合でも、例えばバッテリーで照明器具を点灯し、その光を太陽光パネルに当て発電させ再びバッテリーを充電するシステムのような、光の永久機関みたいものは成立するか・・・?残念ながら、「永久機関」というのは、摩擦抵抗等、必ずどこかしらにロスが発生してエネルギーが現象していってしまうので、現実にはほぼ100%ありえないわけですよね。) それが再生可能エネルギーの限界。 仮にエネルギーの再生効率が100%だったとしても、僅かであっても必ずロスは何処かに生じるので、いずれジリ貧になるわけで。 再生効率が100%を上回るようにならない限り、理屈としてはジリ貧になるのは当たり前だろう。 仮に再生効率が100%を上回り、ロス分を差し引いても永久に稼働可能な永久機関となったとしても、今度はそこからされに他で使うだけの余剰電力がどれだけ取り出せるか?と言う問題になってしまう。 自然エネルギーは、そのエネルギーを自然現象から取り出すわけなので、永久機関を引き合いにだすのはちょっと強引な説明ではあるが。 例えば、風力発電は、エネルギーを風から奪うわけで、つまり、エネルギーを奪われた分、風が弱くなるのだろうと思う。風なら弱くなっても問題ないのだろうが、たとえば、風力発電に似たシステムで、現在は潮流の中にプロペラを入れて発電する潮流発電のようなものがあるらしい。これは、すぐに問題が出るということはないだろうが、非常に長いスパンで見たときには、潮流の流れを弱め、潮流がなくなってしまう、と言う可能性はないのだろうか・・・? 地熱発電も、やがては地球内部のマグマの温度が下がっていき、やがてエネルギが―なくなってしまう時がくるわけで。もちろんそれは何百万年、いや何百億年?先の話だろうから、考える必要はないのだろうが・・・ エネルギーの話というのは、考えていると、宇宙のエントロピーの法則について、そして宇宙誕生の秘密、人類誕生の秘密などにも疑問が膨らんでいくが、話が脱線しすぎなので(笑) 話を戻して、太陽光パネルや風力発電についても、そのパネルや風車の製造コスト/維持費/廃棄コストを、その後生み出せるエネルギーが上回れれば良いのかもしれないが、現状では、生産する電力が予定より小さく、赤字になることも多いと聞く。
そういう意味では原子力は半永久的にエネルギーを生み出せる。 もちろん原発も長いスパンで考えた場合、やはり限界があるのかもしれないが、天文学的な長さの話になるので、何年以内にと言う話ではない。(少なくとも、地球のガソリンが枯渇するよりは長いスパンだろう) もちろんリスクが高いのも事実、いずれ将来的には、原子力に変わるエネルギーを開発できなければ、いずれ地球人類は限界を迎える日が来るだろうとは思う。 現状で注力すべきは、未だ未完成の再生可能エネルギーを無理に普及させることより、完成させること=トータルコストでジリ貧にならないエネルギーシステムを開発することなのでしょうね。
しかし、なぜ鳥は風車にぶつかってしまうのだろうか??? 透明なガラスなら見えなくて衝突してしまうこともあるだろうが、木や建物に鳥は普通ぶつからないのに? もしかして、発電機が発する電磁波で鳥の方向感覚が狂わされている、というような現象でもおきているのだろうか???
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