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SNSに流れたデマで集団リンチ殺人が多発している?!

PC/ネット科学・技術・文化・教育時事・話題
かつてアメリカで魔女狩りが行われ、無実の人間25人が処刑されるという事件がありました。

恐ろしいのは、この事件の原因が

子供のついた嘘

だったと言うこと。。。
魔女狩りの歴史を持つ魔女の街セイラム
これ、実は、昔の話と笑えません。

事実無根のデマを信じた愚かな民衆によって無実の人が殺される事例は、意外と多いようです。
インドの農村で、Facebookのチャットアプリで回ってきた「児童誘拐に注意せよ」というフェイク動画を見た村人らが、通りがかった旅人5人をリンチ殺害

ただ村を通り過ぎようとしただけなのに…チャットアプリのデマを信じた暴徒によって5人が殺された
メキシコで
「皆さん気をつけて。子供誘拐犯が大勢この国に入った」
という作り話がFacebookのチャットアプリで回ってきたで広まり、たまたま軽微なトラブルで警察に拘束された男性2人を村人がリンチ、焼き殺してしまう

SNSののうわさが集団リンチと殺人につながった。しかしそのうわさは、デタラメだった…

現代の日本においても同じような事が最近も起きています

メキシコやインドなど、後進国?での蛮行、先進国の日本ならありえない、と思う人も居るかも知れませんが、そうでもないようです。

2019年に起きた衝撃的な「あおり運転」の事件を覚えている人は多いと思いますが。

あの時、あおり運転の犯人と「同乗していた女性」として、まったく無関係の女性が実名で拡散されてしまいました。
常磐道あおり運転でデマ被害=女性「無関係なのに実名」-虚偽情報拡散、賠償請求へ:時事ドットコム
茨城県守谷市の常磐道で、乗用車の男性があおり運転を受け殴打された事件で、インターネット上で事件に関与したと間違って伝えられ、実名を公表された会社経営者の女性が23日、都内で会見した。女性は「犯罪者扱いで名前と写真が流出し、信じられなかった」と話し、再発防止などを訴えた。…
www.jiji.com
女性の被害は大きく、女性はネットで無責任に情報を拡散した人を告訴する事となりました。

このデマを拡散した人は多かったと思いますが、特定できた人、悪質な人、責任の重い人から実際に訴訟が行われたようで

市議が辞任に追い込まれましたね。
デマ投稿で提訴された市議が辞職 あおり運転 愛知・豊田
茨城県の常磐自動車道で8月に起きたあおり運転殴打事件を巡り、無関係の女性を「同乗者の女」とするデマをインターネットに投稿した愛知県豊田市の原田隆司市議が2日、杉……
www.sankei.com
女性はデマで名誉を傷つけられたとして、慰謝料を求めて原田氏を提訴。訴えによると、原田氏は事件後、写真共有アプリ「インスタグラム」に掲載された女性の写真を自身のフェイスブックに添付し「早く逮捕されるよう拡散お願いします」と投稿した。
笑えない人は多いのではないでしょうか?
(この情報の拡散は10万件にも及ぶとか聞いたような気がします。それだけ沢山の人がデマ情報の拡散に協力してしまったわけです。)

被害の女性は再発防止を願い訴訟に至ったと思いますが、その教訓は生かされず、つい先日も、デマにより個人情報が拡散されてしまったようです。。。

コロナウイルスに関連して「トイレットペーパーがなくなる」というデマが拡散され、確保に走った人々が店に殺到し、店頭からトイレットペーパーがなくなってしまいました。

そして、このデマを流した張本人として、ある人物のツイートが挙げられ、この人物は犯人として住所氏名職業電話番号等個人情報を拡散されてしまいました。
「トイレットペーパー不足デマの発信元はこの人!」→というデマが流れて個人叩きに(篠原修司) - Yahoo!ニュース
「コロナウイルスの影響でトイレットペーパーが不足するというデマを流した人物はこの人だ!」として、ネット上で特定の個人を叩く状況が起きています。でも、それもデマなんです。…
news.yahoo.co.jp
この人物は、「トイレットペーパーを確保しておいたほうがよい」とツイートしたのは事実なので、名誉毀損で訴えるという事はないかも知れませんが。

デマに加担したのは事実と言えばそうですが、この人物が大元の張本人というのは間違いのようです。

善意のツイートであったとも見えますので、個人情報を晒して拡散するような行為は少し行き過ぎではないでしょうか。

デマを拙速に拡散する行為と、確たる証拠もない段階でデマを流した犯人だと決めつけ個人情報を拡散する行為には、大して違いはないような気がします。

そもそも、デマ情報を流す事が悪いというのはありますが、そのデマに踊らされて拙速な行動に出てしまう事にも、大きな問題があるように思います。

日本ではリンチ殺人までは至っていませんが、間違った情報を拡散された事で仕事に支障をきたし、職を失って自殺するというようなケースだって起きないとは言えません。

あるいは、誤った情報を流され被害があった人に訴えられるかも知れません。

SNSの普及で全ての人が情報リテラシーを身につける事が必須の時代に

現代は、フェイクニュースが蔓延する時代となりました。

ネットだけではない、テレビのニュースですら、誤った情報や恣意的な情報操作も行われているようです。
(⇒ テレビ局の取材を受けたら、ものすごい編集で印象操作された)

そういう時代においては、情報を鵜呑みにせず、冷静な行動が求められる、「情報リテラシー」を身につける事が必須かも知れません。

愛知の市議は辞職に追い込まれましたが、拙速にデマを拡散したり個人情報を拡散したりすると、罰せられる事になるかもしれませんので気をつけましょう。

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