カウブランドの「無添加ボディソープ」を長らく愛用しています。 泡のタイプもあるのですが、泡じゃなく液が直接出るタイプ。 泡のやつって、長く使ってるとだんだんポンプ部が壊れてきてしまうようで。また、原液のほうが洗浄力が全然強い感じです。 無添加なので身体に良さそうですし(何が無添加なのかよく分かってないのですが・・・笑) 何より、これだと、油膜が強力に落ちるのです。 しかし、これを使うようになって、どうも浴室内が白っぽい・・・(笑) どうも、(無添加だからか?)石鹸カスが非常にできやすいみたいですね、これ・・・
この石鹸カスについて検索してみたところ「金属石鹸」なる、そそる名前が出てきましたが(笑) 金属でできた石鹸? 金属を落とす石鹸? こんなの↓を一瞬想像しましたが 石鹸カスの正体が金属石鹸コレだそうで。 石鹸の成分が科学変化で変質して、金属石鹸になる模様。 石鹸として汚れを落とす機能はないそうですが(水に溶けない)。 金属石鹸(石鹸かす、スカム)とは 化学式とか色々難しい説明をされてもよくわかりませんが、カルシウムやマグネシウムが石鹸と混ざると固まりになって泡立たなくなるようですね。
例えばニガリ(豆腐とか作るときに使うアレ=成分は大部分が塩化マグネシウムですね)と石鹸を混ぜると反応して金属石鹸になる模様。 (ニガリと液体石鹸を混ぜてオリジナルの石鹸を作ろうとして失敗してるブログ記事を見かけたのだけれど、どこだか見つからなくなってしまった) 試してみたら(台所に使ってないニガリがあったので、液体石鹸に混ぜてみた)おお・・・なんか白い塊がたくさんできた(笑) マグネシウムが混ざると化学反応を起こして溶けない成分になるのですね。 石鹸カスができるということは、もしかして人間の汗等にもマグネシウムが含まれているのか? 温泉などで、カルシウムやマグネシウムが含まれる泉質だと、石鹸を使うと石鹸カスが大量に発生してしまう可能性があるってことですね・・・温泉地に住んでいる人は注意が必要? 日本は軟水ですが、カルシウム分などの多い硬水が普通のヨーロッパなどでも石鹸カスはよりできやすいのかも? 石鹸が長い時間経ってくるとあまり泡立たなくなってくるのも、金属石鹸化が進んでいくからなんですね。 特に、液体石鹸は固形石鹸より金属石鹸になりやすいということはあるかもしれませんね。
※浴室などでは厄介な金属石鹸ですが、工業的には利用価値があり、さまざまな用途に使われているそうです。 ⇒金属石鹸(Wikipedia)
さて、この金属石鹸を落とすには・・・・メラミンスポンジで擦ったら非常にきれいになりました。 ただ、広範囲を磨くのは大変なので、他の方法を検索してみたところ・・・クエン酸で溶けるとの情報があり、試してみました。 薬局で売ってたクエン酸の粉を水に溶かして石鹸カスがついているところにまいてしばし放置・・・ あとで思い出して見てみたら、薄くなってますね。溶けたんですね。 うっすらと残っていますが、さらにそのまま放置しておいたらかなり綺麗になくなっていました。 ただ、クエン酸水溶液は粘土が低いので、壁面などにかけても流れてしまって効果が薄いですね。 クエン酸は析出したカルキなどを溶かすこともできますのであると便利ですね。 ちなみに、こちらの記事によると、クエン酸で溶かした金属石鹸は脂(脂肪酸)が浮いて残るらしいので、石鹸カスが見えなくなっても今度はヌルヌルが残ることに? 風呂なら風呂用洗剤で流してしまえばよさそうですが、洗濯には向かないとか。
アルカリ性洗剤では石鹸カスは落ちませんが、酸性なら落ちるようです。
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