NCIS 15 #10「運命のサイコロ」あらすじ

原題「DOUBLE DOWN」

あらすじ

アフガニスタンに慰安に来ていたフィリップス議員に、息子のチャンドラーが命に関わる怪我をしたと連絡が入る。議員は急ぎ帰国しようとするが、空港までの近道をしようとしたために、タリバンの仕掛けた地雷にかかり、車両と運転手を失ってしまう。残ったのは議員と、護衛についていたトーレスとスローン、そして慰安に来ていた芸人のグッドマンだけだった。タリバンのゲリラが迫る中、洞窟に身を隠すが・・・一方DCでは警察がチャンドラーの件を単なる事故死として処理しようとしていたが、怪しいと思ったビショップが捜査を引きとる事に。調査の結果、バクチのイカサマをやっていた仲間が、足を洗おうとしたチャンドラーに暴行を働いた事が判明するのだった。

芸人の下劣なトークにしかめっ面をするフィリップス議員

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(ネタバレ注意)
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ストーリー

アフガニスタンの米軍駐屯地の芸人チェット・グッドマンが慰安のショーをやっている。離婚ネタが気に入らないフィリップス議員＝海兵隊中将がヤジを飛ばし、DCに帰れと芸人が返す。

議員の護衛についていたスローンとトーレス、そのスローンにギブスから電話が入る。議員の息子が病院に運び込まれたという。容態は深刻、明日まで命が持たないかも知れない状況であるという。

息子のチャンドラーは階段から落ち、頭を打ったと言う。容態は重く、軌跡が起きない限り、議員は生きて息子と会えないだろうという診立てであった。

ビショップは、チャンドラーの血中濃度が正常値の範囲内で泥酔していたとまでは言えない状況であることに疑問を懐き、おざなりの捜査で事故として処理しようとしていた市警にちゃんと捜査をするように訴える。警察官はクリスマス休暇に入る直前で適当に捜査を終えて速く帰りたい様子だったのだ。ビショップは書類に勝手にサインを書き込み、「これで関係者になった」と言うと、警官は、捜査をすべて任せると資料をビショップに渡して帰ってしまった。

議員は一刻も早く帰国したいと言うが、タリバンの勢力が強い地域で、軍の護衛なしに飛行機が飛ぶのは難しい状況であるという。安全に飛行ができる準備ができるまで42時間はかかるという。

議員はより安全な別の空港に移動してそこから帰国することを考える。すぐに飛べる空港まで、議員と護衛のトーレス・スローン、そして芸人のグッドマンと一緒に軍の車両で移動することとなった。

事件について調べているビショップに、クリスマス休暇直前に勝手に仕事を引き取ってきたビショップに文句を言うマクギー。ビショップは犯罪の可能性があると訴える。可能性があるならさっさと調べろとギブスはビショップとマクギーに命じる。

チャンドラーの事故現場であるアパートに向かうマクギーとビショップ。室内にはカジノのような台が設置されていおり、住人のセスは、違法ではない、自分はプロのギャンブラーで、ここで練習していると言う。チャンドラーは酷く寄っていて、コーヒーを買いに出た所を階段から落ちたと言う。

軍の装甲車で空港へ向かった議員一行。運転手と議員で話し合い勝手にコースを近道に変更してしまうが、途中、道路上に爆発音跡を見つけて停車する。車から降りて周囲を調べるうち、乗っていた装甲車が爆弾で吹き飛ばされた。（地雷は先頭車両だけの爆破で終わらないよう、時間差で爆発するようになっているのが普通だという。）

車両と運転手を失いった一行は、爆発音を聞いてゲリラがやってくる事を警戒して、近くの洞窟の中に避難する。議員たちの消息が不明になれば、すぐに捜索隊が出るだろうが、コース変更は議員と運転手のみしか知らないため、すぐには来ない見込みで、長く待つ必要があった。

アビーのシミュレーションによると、チャンドラーは階段を後ろ向きに転落したことが判明、誰かに突き落とされた可能性が濃厚となる。また、アパートのカジノもどきに置いてあったサイコロが、重量バランスが異常なイカサマサイコロであることを突き止める。

ビショップとマクギーは、アパートでセスが分不相応な大金を持って豪遊していたセスを逮捕する。

チャンドラーは奇跡的に目を覚ましたが、そこに海兵隊の採用担当者が見舞いに来る。そこでギブスは、チャンドラーが3日前に海兵隊に入隊した事を聞かされる。

洞窟の中で、厳しすぎる父親とその息子との関係の事で、よく似た親子関係のグッドマンとフィリップス議員が口論になる。グッドマンを殴ってしまう議員、しかしそこに突然銃撃が襲ってくる。

グッドマンを突き飛ばし銃撃を交わす議員、グッドマンは助かったが、議員は被弾してしまっていた。洞窟に入ってきた敵を倒したトーレスとスローン。トーレスは、ゲリラ達の乗っていたバイクを使って救援を予備に走ることに。

取り調べで、チャンドラーが海兵隊に入隊した事を聞かされ驚き、口を滑らせてしまうセス。他にも仲間が居る事を自白し、もうひとりの仲間の女・ミスティを逮捕する。

二人の証言によると、カジノでサイコロをすり替えるのはチャンドラーの役目で、厳しい警備の目を盗んですり替えるのはチャンドラーにしかできないと言う。（＝だから自分たちにはチャンドラーが必要なので、殺すわけがない。）

セスたちに目をつけていた警備員が出頭してくる。警備員は、イカサマを検挙するためにチャンドラーを雇おうとしていたが、チャンドラーが事故にあった事を聞き、出頭してきたのだという。チャンドラーはイカサマを認めて謝罪し、だまし取った金を返してくれたという。

サイコロの秘密を喋り、金を返したというチャンドラーに切れたセスは、ミスティがチャンドラーを突き飛ばしたと言う。しかしミスティは逆だ、チャンドラーを突き飛ばしたのはセスだと言う。ミスティは保身のために、セスが自白したシーンを録画したテープを持っていた。テープを見たセスは全てを自白した。

意識を取り戻したチャンドラーは、父に謝りたい、やり直したいと言う。「親は何があっても子供を愛している」というギブス。

洞窟に車が近づいてくる。緊張し、銃を構えるスローン。現れた装甲車には、アメリカの国旗がはためいていた。救助された議員は、帰国後、ギブスの家に招かれる。一刻も早く息子のところへ行きたいという議員、しかしそこに息子が顔を見せる。

再開を果たしたフィリップス親子、チャンドラーは父に謝ろうとするが、「愛している」という父の言葉に遮られる。抱き合う二人。

その様子を笑顔で見守るギブス・トーレス・スローンだった。