長らく、何年もの間、テレキャスタイプとレスポールタイプのギターしか弾いていなかったので忘れていました。 最近またストラトキャスターを引っ張り出して弾いているのですが。
それで思い出したのが、ギターのボリュームノブの位置の話。 私には、どうしても、ストラトのように、弦に近い位置にボリュームノブがあるのが邪魔でしょうがなかったのですよね。 弾いていると、指の背の部分がストラトのボリュームノブに当たって、ノブが回転して、ちょっとずつ音量が下がっていってしまうのです。 手が大きい人は多分違うんだと思います。また弾き方(ピックの持ち方)にもよるのでしょうが・・・ (※ピックの持ち方、弾き方というのは、本当に難しいと思います。だから、弦を押さえるのが左手で、利き手の側が弦を弾く方になっているのだと思いますが。) これ、私だけの特有の問題なのかと思っていたのですが、検索してみると、かなり「あるある」な話みたいですね。ストラトの致命的な欠陥とまで言ってる人も居る模様(笑)
右手をブリッジの部分に置いて弾くスタイルだと、当たるという人は結構多いようです。 ブリッジの上に右手を置いたまま引き続けるのは、エディ・ヴァン・ヘイレンの登場でメジャーになった奏法な気がします。深く歪ませてミュート気味に弾くような奏法もこの頃の激歪追求の時代になってからではないでしょうか。(別に検証はしていません。) エディがデビューした時に使っていた有名なギター(通称フランケン)の画像を見てみると、どうやらエディはボリュームの位置を少しだけ遠くにズラしているようですね。やっぱり手が当たったのでしょうか(^^;) ストラトだと、リッチーブラックモアやイングヴェー・マルムスティーンも有名ですが、しかし、意外にも彼らはそのまま弾いていて問題ないようです。 ストラトだとジミー・ヘンドリックスも有名ですが、こちらは右利き用をそのまま左に持ち替えて弾いているので参考になりません。 他にも、ストラトで有名なギタリストというと、エリック・クラプトンや故スティーヴィー・レイ・ヴォーンも、特に改造はせずそのまま弾いていましたね。 ジェフ・ベックも後期はストラトのイメージが強いですが、ピックを持たない指弾きですね。初期の頃はピックを持っていたような気がしたので検索してみたら、初期の頃はレスポールがメインだったようですね。 (そう言えば、最近の若手でストラト使いで有名なギタリストってあまり知りません。もしかして、フェンダー廃れつつある?) 一つ言えるのは、ガイジンの彼らは、手がデカイ・・・というのもあるのかも?(^^;) それと、ストラト使いの方々は、あまりブリッジミュート奏法を使わないような気がします。必要なときはもちろん使いますが、必要なくなれば、いつまでもブリッジの上に手を置いていないような。 彼らは、小指立てスタイルが多いような気がします。ピックガードの上に小指を着けたまま弾いているスタイルですね。(常にベタッとくっついているわけではなく、自然にですが。) で、私はギターを始めた頃がイングヴェイとヴァン・ヘイレンの時代だったので、合わせ技でブリッジに手を置き、かつ小指をつけるという、実に窮屈なスタイルを身につけてしまい・・・後で考えると、そのせいでずいぶん苦労したのかも知れません(笑)
で、その解決方法ですが、一般的には…
(1) | ストラトを使わない。ボリュームが近くに配置されていないテレキャスターやレスポール等を使う。 |
(2) | ボリュームノブを遠くに改造してしまう。 |
(3) | 当たらない弾き方を身につける。 |
しかしその後、上記のどれでもない、極めて簡単な方法を思いつきました。 それは、ボリュームノブを外してしまう(笑) なんだ、コレでいいんじゃん(笑) 格好悪いですが、家で弾く分には誰に見せるわけでもなし。外で弾くにしても、ヴァン・ヘイレンのフランケンのようにボロボロのギターでも格好良いという時代でしたから、ま、いっか、と(笑) とりあえずで始めた応急処置的な方法ですが、未だに重宝しています(笑) 市販のギターで、ボリュームの位置が近い設計のギターは結構あるので。さういうのは、さっさと外してしまいます。ストラト以外は大抵、六角レンチで簡単にはずせて、いつでも戻せるものが多いのでイージーです。 ストラトの場合、ノブが固くて抜けないというケースが多いですが・・・ こんな道具もないわけはないですが、ひたすら根性で、根気よく引っ張りますね(笑)
ストラトのノブを抜く道具 ギターノブ・プラー
コツは左右にグリグリ揺すりながら引っ張る事。ひたすら、何時間でも根気よく引っ張り続けるつもりで。 ノブの頭をペンチ等で掴んでしまうと傷がついてしまいます。 またノブの下にマイナスドライバーなど金属の道具を差し入れると、ピックガードに傷が付きます。ワッシャーの部分にドライバーの先端が掛かれば傷がつかないと解説している人も居ますが、そもそもそんな深くにドライバーが入る状況なら、それほど苦労はしません。布をノブの下に差し込んで引っ張る方法でOKですね。 欠点は、ボリューム奏法が不可能になる・・・ はい、未だに私はバイオリン奏法はできません(-_-) ボリュームの調整は、特に問題ないですね。シャフトを摘んで回せます、特にそれで問題を感じたことはないので。 シャフトだけだと回し難いなら、こういう細いノブに変えてしまうという手もあるかも? 恰好良いかどうかは・・・(^ー^;) まぁ見た目を気にするなら、ノーマルなまま使えと言う話ですね。
やがて、ストラトから離れてしまったので忘れていましたが、久々にストラトを引っ張り出して弾いてみて、意外だったのは、ボリュームが邪魔にならない(笑)(笑)(笑) そう、弾き方が変わったのですね。 ピックの持ち方が変わったと言うべきか。 ピックのなるべく上の方を持って、指の先端に近いほうで持つようになって、手のひらとギターの間の空間が大きくなった事、そして、小指をピックガードに突かなくても弾けるようになったからですね。 結果、ボリュームに当たらないようにノブより上になるように、手の角度を持っていっても、普通に弾けるようになっていました。 それでも、やっぱりストラトは独特なフォームになるなぁ、と思いましたね。 ピックガードと弦が近くせい何じゃないかと思います。 なにはともあれ、今は普通にそのまま弾けるようになったので。それはそれでOKということで。。。
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