三線とウクレレの音の違いについて検証したいと思います。
もちろん、構造がものすごく違うものなので、音が違うの当たり前なのですが。
でも試しにウクレレに三線の弦を張ってみたら、すごく良かったのです。
というわけで、三線の弦について。
ウクレレやクラシックギターの弦はナイロン、三線の弦はテトロン。
テトロンというのは、東レとテイジンが共同で開発したブランド名で、ポリエステル樹脂製らしい。
テトロンはナイロンよりも伸びにくく強靭であるとのこと。
さらに、三線の弦の実物を見てみると、編み込まれている。
クラシックギターのプレーン弦はツルツルの一本の素材でできていますね。
(低音弦はナイロン芯に金属の巻線であることが多い。フランス製のサバスというメーカーの弦はナイロン芯にプラスチック巻の低音弦もありますが。)
クラギの弦メーカーは非常にたくさんあるので、探せば中には編みこみタイプもあるかもしれないけど。
三線の音の特徴の要は、このテトロン弦?
残念ながら、三線の弦は独特で他にないようなので、色々試すのにも限界があるなぁ。
編み込まれているので、ピッキングの際にスクラッチノイズが多い。
そういう意味でも、ツルツルのナイロン弦とはアタック感はかなり違ってくるはず。
でも、奄美三線の1弦は、編み込まれてないツルツル弦。
これの音が、とても良い。
奄美三線の弦、非常に細い。
ああ、細いからいいのかな???
ということで、次は、クラシックギター用の一番細い弦をウクレレに張って試してみよう。
☆余談ですが、逆パターンで、三線にクラシックギターの弦を張ってしまう人もいるそうで、これはこれで非常に良い音がするとの事。ウクレレの弦にフロロカーボンという素材(釣り糸によく使われている模様)を使う人も多いですが、三線にも合うようですよ?(だとすると、音の違いの要素として大きいのは、弦ではなくやはりボデイの構造による違いの影響が大きいのかも?)
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