自分でやるタイヤ交換
※チューブが入ったオフロードバイクのタイヤ交換のやり方です。
手順概略
- ホイールをはずす
- ビードを落とす
- A面のビードをはずす
- チューブを引っ張り出す
- B面のビードをはずす(ホイールをタイヤから抜く)
- 新しいタイヤのビードを片面はめる(タイヤをホイールにはめる)
- チューブを入れる
- 残った側のビードをはめる
既に数日前から下ごしらえができています。
ダンボールを丸めてつっかえ棒にして、ビードを広げてクセをつけています。
※宅配で届いた時には梱包のため、ビードがくっついてしまうほど絞られておりまして・・・(>_<)
どこかで以前見たこの方法を思い出しまして、
やってみたら効果絶大!1.5k超くらい入れただけでビードが出てしまいました。
※ちゃんとビードクリームをつけたのと、タイヤが柔らかめだったのもあるかも知れません。
お勧めです。(^。^)
何はともあれ作業開始、バイクをスタンドに載せます
このタイプのスタンドは前後の車輪を同時はずしても自立している事が可能です。
欠点は、持ち運びが重いっす・・・
一般的なメンテナンススタンドでももちろん作業は可能です。
ビールケースなどに乗せてしまう人もいますが、重量のあるバイクではちょと辛いかも。
携帯型のスペシャルスタンドセットでも作業は可能です。
スペシャルスタンドセットの代わりに適当な長さの角材等を突っ込んでも可です(バランスに注意)
ツーリング中で何もないときは、木や岩などにたてかけてしまう手もあります(ハンドル・サイドスタンド・前輪の三点支持)
いずれの場合も、前に進んでいってしまうと倒れてしまうのでタイヤに石などストッパーをかまして置くことを忘れないように・・・
横に倒して作業してしまう豪快な人もいるようですが、給油口からガソリンが漏れるんじゃぁ・・・・( ̄∀ ̄;)
アクスルシャフトをはずします
※バランスが悪いので、スタンドに載せる前に緩めておきましょう(^^;)
ナットが外れたら左右のスネイルカムを回してタイヤを限界まで前にずらし、チェーンをはずします。
しかし汚い・・・洗車くらいしましょうね(-_-;)
アクスルシャフトを抜けばタイヤが外れます
はずしたタイヤ作業代の上に置きます。
たまたま処分してなかった古タイヤの上に置いてます。
これから交換する新品のタイヤの上に置いてしまう人も多いみたいです(^^;)
※ブレーキディスクを下にしたまま変な置き方をするとディスクを歪めてしまう事があるので注意しましょう。
はずしたナットやスペーサーを失くさないように気をつけましょうね
専用の取り皿(底面に磁石がついてる)などもありますが、
携帯用に何か小さな容器を用意しておくと紛失防止に良いかも知れません。
バルブとビードストッパーのナットをはずします
※純正の状態ではビーストは装着されていません
ムシを押して空気を抜きます。
ムシ回し付きのバルブキャップは便利ですが、押す事はできないみたい(?_?)
※この段階ではムシははずさないで少し空気圧を保っておいたほうがチューブを切りにくいのかも知れません。
が、ムシを入れたまま半端に圧が入ったままでナットをはずしてしまうと口金が引っ込んでしまってちょっぴり苦労するかも知れませんので注意しましょう(^^;)
ビードを落とします
足で踏んで気長に揺すってればビードがはがれます
※カカトで数十回ピンポイントをプッシュし続けたほうがはがれやすいように感じました。
一箇所はがれればあとはベリベリと簡単に落ちます。
ビードをめくります・・・めくれません(笑)
めくろうとする反対側のビードがきれいにタイヤにはまった位置のままになっていますね。
ここで衝動買いのヒミツ兵器「ビードキーパー」の登場(笑)意地でも使う
めくろうとする反対側のビードをグイと落として突っ込むます。
ビードが落ちた状態を状態をキープしてくれます。
ビードが全周に渡ってピッタリはまったままだと
ビードのフチを非常に大きく広げてあげないとはずれない事になりますので大変です。
そこで、起こしたい部分の反対側のビードをリムの内側に落とす事で少し楽にできる、と言う理屈です。
↓↓↓↓
ちなみにビードキーパーはこのように挿入されスポークに引っ掛けて固定されています
※ビードキーパーがなくても両膝でタイヤを踏んでビードを落とした状態にすればできます。
ヒザで下部を落とし、同時に矢印Aの部分も手でちゃんと落とした状態にしてやると簡単にめくれます。
・・・ビードキーパーいらんやん(^^;)
めくれたら戻らないようにスプロケやブレーキディスクにタイヤレバーを引っ掛けて留めておき、もう一本のタイヤレバーで作業を続けます。
ビードをめくっていきます
レバーを押し込んでいきます。(下図a)
上下にこじりながらだと入りやすいかも知れません。(下図b)
スポッとレバーがビードを越えますので、まためくります。(下図〇)
既にめくれている所からあまり離れないほうがやりやすい様です。
ビードがリムの中深く落ちてしまっているのであまり離れるとレバーが入りません。
また、既にめくれている部分に近いほどめくれ易いので、レバーを差し込んだ位置が遠い場合は左右にこじりながら移動していくと簡単です。
ハンマーで横から叩いて近くまで持っていってしまう手もあるそうです。
片側が全部はずれたら、チユーブを抜きます。
※チューブを抜く時はムシをはずして完全に空気を抜いてしまいましょう。
抜いたチューブは空気を入れて穴がないか調べましょう
※かなり多めに入れないと分かりにくいです。
ホイールをタイヤから抜きます
>
反対側のビードもめくってしまい、ホイールがタイヤの中に深く落ちてしまえば
あとは力づくでも簡単に抜けます。
(と、みぐれいんさんに教えていただきました。サンクスみぐちん)
今回は、リムバンドを廃棄してビニールテープでグルグル巻いてみました
ガムテープが良いと良く言われますが、ガムテープは接着剤が残って汚くなるのでビニールテープのほうが良いとhiloさんに教えていただきました。
※バルブやビードストッパーの通る穴を開けておきましょう。
テープのメリットは、ビードストッパーがある場合、ブラブラ遊ばせて置けば後の作業が楽になる点です。
通常はリムバンドで押さえつけられてしまうので作業がやりにくいです。
ビーストはあらかじめ取り付けてナットをかけて遊ばせて置きます
なんだか汚いですね・・・(-_-;)まぁ使ってればこんなものでしょう
あ、チューブから空気が抜けてる・・・(>_<)
タイヤをはずす時にレバーで穴を開けてしまったようです。
修理しました・・・(^_^;)
(紙やすりで表面を荒くして接着剤を塗って乾いたらパッチを圧着する)
でもレバーでやったにしては位置が裏側なんだよなぁ・・・
新しいタイヤにビードクリームを塗ってから、リムに嵌めて行きます。
※どうしてかいつも塗り忘れる・・・(^^;)
すぐに乾いてしまうんで効果あるのか疑問だったのですが、やっぱり塗ってやるとビードが空気を入れるだけで出てくるようです。
タイヤにはK点(軽点?)と言われる、重量の一番軽い部分を表す黄色い目印がついています。
ここをホイールの重量の重い部分=チューブの口金の部分に合わせて少しでもバランスを良くするようにします
※最近のタイヤは精度がよく、重量バランスが極度に崩れていると言う事はないそうですが・・・
私はより重そうなビードストッパー部に合わせています。
ビーストなんぞ入れるとホイールバランスなんて何をかいわんやですよね・・・(笑)
そしてチューブを入れます
ここでまたヒミツ兵器が登場(^^)
チユーブのバルブをリムの穴から出すのが難しいと言う人のために、ワイヤーで引っ張り出しちゃう道具です。
あらかじめリムの穴に通しておき・・・
チューブのバルブにねじ込んでおきます
チューブを入れて、ワイヤーを引っ張り出せばOK(^^)
※2~3度やればヒミツ兵器なくても手で簡単に入れられるようになります。
バルブが出たらまた引っ込んでしまわないように口金にナットをかけておきましょう
※ここからが重要!
チューブを入れたらムシを入れ、一度空気を入れてネジレヨジレをとります。
※口金のナットは締めこんでから空気を入れます。
そして、空気を抜きますが、
完全に抜かず、少しだけ張りを持たせておきます。
これをしないと、タイヤをはめる時、レバーでチューブを切ってしまいます・・・(>_<)
空気を入れすぎると作業がやりにくくなりますので適宜調整しましょう。
※タイヤを嵌める時はまた口金のナットは緩めておきます。
レバーをあまり起こさない、直角ぐらいまで起こしたらあとは足などで押して突っ込むようにするとチューブを切らないで良い、とよく言われますが
なるほどそうですね、でも私はそんなに力が強くないのでレバーを思い切り180度近く起こしました(^^;)
そのかわり、空気を多めに入れてます(^^;)
タイヤを嵌めて行きます
ビードストッパー部分もビーストを引っ込めて遊ばせておけば無理なく入ります。
リムバンドを使用している人はビースト部を先に入れてしまったほうが最後に楽かもしれません。
はめた部分が戻ってしまわないようにレバーを差し込んで抑えながら作業しました。
※ここでビードキーパーは必要なかったですかね(^^;)
無事タイヤが嵌ったら空気を入れます。
※別に立てて入れる必要はありません、撮影を忘れてただけです(^^;)
ビードが出るまでドンドン入れます。
※最大でも4kは越えないほうがいいそうです。
人力でそれだけ入れられる人はあまりいないでしょう(笑)
普通は2k超くらいで出るらしいです。
※ビードが出るとは・・・
下記写真のリム(金属部)とそのすぐ外側にある線の間隔が全周にわたって均等になっていればOKです。
タイヤを再びスイングアームに装着します。
アクスルシャフトにグリスを塗って
位置を合わせてブレーキディスクをパッドの間に挿し込みながら・・・
おっとカラーを付け忘れないように(笑)
※カラーは左右で長さが違うので注意しましょう。
アクスルシャフトを差し込んだらチェーンをはめます
スネイルカムを回してホイールを一番前側まで押し込んでおけば簡単です
左右のスネイルカムの位置を合わせてチェーンの遊びを調整します。
締めこんで終わり・・・と(^_^)v
だからスタンドから下ろしてやらないと危ないって・・・(^^;)
規定値まで締めこもうとトルクレンチを使ったら、いっくら力入れても締め切れないほどだったんであきらめましたが、そんなんで合ってるんでしょか?私の安物トルクレンチが壊れてるだけ?とにかく、とりあえず、手でギュッと強めに締めこんでOKとしてしまってますが(^^;)
※しばらく放っておいて、空気が抜けてないか確認しましょう
※次に走る時は必ず空気圧を確認しましょう
※新しいタイヤは皮が剥けるまで大変滑りやすいので注意しましょう。
※ブレーキも握るor踏むして効く状態にしておかないと危険かもですね。
※しばらく走行したら、はずしたナットが緩んでないか確認/増し締めしときましょう
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