楽器などを始めるのが遅かった人(大人になってから始めた人)を、「レイトスターター」というらしい。
スポーツでも楽器でもなんでも、プロになったり世界を目指してるようなレベルの人は、3歳から始めましたとか、5歳からはじめましたとか、遅めでも7~8歳から始めましたっていう人が多いですよね。
(子供の頃から始めた人を「アーリースターター」と呼ぶそうです。)
15~16くらいから始めたのでは、もうなかなか、難しい世界があるようです。
もちろん、世界一を目指す、なんてレベルの話ですが。
趣味でやる分には何歳から始めようが関係ないですね。もちろん、子供の柔らかい脳のほうが吸収が早いと言う事はあるかもしれませんが、逆に、大人になってから始めた人は、その知識と経験から、子供よりはるかに上達が早いという部分も結構あるようです。
最近の脳科学の解説によると、脳は一生成長するそうです。
よく脳細胞は一度完成されたらあとは死んでいくだけ、毎日大量の脳細胞が死んでいく。なんて言われていますが。
確かに細胞は死滅していくのかも知れませんが、脳というのは、新しいことを覚えると、そのための新しいニューロンネットワークを形成していくのだそうで。この新しいネットワークの形成は、一生無くなることはないのだとか。
事故や病気で脳細胞の一部が欠損しても、その周辺の脳細胞が新しくネットワークを形成し、欠けた部分の能力を補うようになるのだそうで。
そういう意味で人間の脳は一生成長する、ということなんですね。
歳をとっても、新しいネットワークの形成をさせることは、脳の老化を防ぐ意味でも大変良いことですね。
歳をとっても新しいことに挑戦し続けたいと思います。
さて、前置きはここまでとして(おい)
本題ですが、この「レイトスターター」と言う言葉、考えてみたら日本語に該当する言葉がない。
表現力の多彩な日本語なのに、英語のほうがしっくりくる単語があるというのが面白いな、と思いました。
書きたかった主題は2行で終わってしまった。
(おわりかいっ!)
⇒ もうちょっと突っ込んで調べてみた。
この、大人になってから始めた人を呼ぶ「レイトスターター」と言葉、どうやら和製英語だったようですね。
英語でこれをつかうと、「大器晩成型」、または、日本でいうところの「スロースターター」と言う意味になってしまうようです。(「スロースターター」は和製英語ではないようですね)
どうやら楽器の業界では新たな和製英語が続々生産されているようですね。
日本人の創造力は素晴らしい事なのですが、これから英会話がますます標準的に必須になっていくでしょうから、誤解を招く言い方はやめたほうがよいかもしれないと私は思います。
コメント