Vimのバージョンの確認
まず、vimがクリップボードに対応しているバージョンか確認する必要があります。
端末から下記コマンドを実行します。
$ vim --version | grep clipboard
結果
+clipboard +job +path_extra +user_commands
+eval +mouse_dec +statusline +xterm_clipboard
+clipboard という表示があればクリップボードが使用可能であることを意味しています。
もし -clipboard と表示されている場合は、クリップボードが使用可能なバージョンをする必要があります。
クリップボードが使えるバージョンのインストール
インストール直後のVimはVim-tinyという、最小構成バージョンのため、クリップボードを使うことができません。
apt-getでインストールすることのできるVimには以下のような種類があるようです。
・vim-tiny(デフォルト)
・vim
・vim-gtk ◎
・vim-athena ◎
・vim-gnome ◎
・vim-nox
このうちクリップボードを利用できるものは◎の付いている3種類だけだそうです。(好きなのをインストールすれば良いようです?違いはよく分かりません)
apt-get update
apt-get install vim-gtk
設定ファイル.vimrcの編集
Vimのクリップボード機能を使うたえに、設定ファイルを編集する必要があります。
「 .vimrc 」というファイルをホームフォルダ直下に追加、
※ vim の設定ファイルの場所はホームフォルダ直下の「 .vimrc 」と決められており、このファイルが存在したら vim はそのファイルを読み込む。
既に .vimrc があって編集している人は、そのファイルを編集
.vimrc の中に以下を記述して保存して終了。
set clipboard=unnamedplus, autoselect
コピーアンドペースのやり方
vim の通常モードでは「y」でコピー、「p」でペースト
ただしこのやり方ではWindowsのクリップボードは使用不可
Windowsのクリップボードのテキストを貼り付けたい場合は
挿入モードにしてから
コピー(vim上):CTRL+INSERT
コピー(Windows上):CTRL+C(CTRL+INSERTでも可)
貼り付け(vim上):Shift+INSERT
※ Windows のクリップボードから vim への貼り付けは上記の方法で可能
(Windows上でCtrl+Cでコピー、vimを挿入モードにしてからShift+INSERTで貼り付け)
ただ、逆(VIMからWindowsのクリップボードに渡す事)はできない。。。orz
Linux上のティストエディタでは、Windows(OS)のクリップボードとは独立しており、データを渡すことは原則としてできないらしい。
色々四苦八苦するよりは、Sambaでファイル共有ができているのなら、Windows上のテキストエディタで編集してしまうのが早いという結論に。
※ただし、Windows標準のテキストエディタ(メモ帳)では改行コードが選べないので、Linux上ではエラーが起きる可能性が高いので注意。
秀丸エディタなら開いたファイルの改行コードに合わせて保存してくれるので問題なし。
(Windows上でファイルがロックされているとLinux上では実行できないようなので注意。編集後は保存したら閉じ、エクスプローラー上でも選択を解除する必要があるようです。)
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