絵を描くのは才能ではない。脳という電卓の使い方を覚えるようなものだ。 絵を上手に描く方法は、マニュアルを読んでパソコンの使い方を覚えるように、誰でも身に着けられます。
日本人は、なぜか、とかく「才能」が大好き。 音楽にせよ絵画にせよスポーツにせよ、「才能がある」「才能がない」の一言で片付けてしまう。 小学生くらいの段階で、特に指導もせずに、いきなり、絵を描かせてみたり、楽器を演奏させてみたり、スポーツをやらせてみたり。 そして上手くできると「才能がある」と言われてその道に進むことを薦められたりする・・・。 これは、実は、才能ではなく、教育が悪いだけなのですが。指導方法が確立されていないだけ。 実は、絵を描くにせよ、スポーツにせよ、良い結果を出すためのメソッド・技術や指導方法と言うものがあります。 しかし、不思議なことに、それを訴えてもなぜか日本人はあまり良い反応をしません。 指導者だけではない。 特に、絵を描く事に関しては、なぜか 「いやぁ、自分には才能がないですから」 と言ってシャットアウトしてしまう人が本当に多いです・・・
でも、絵を描く技術というのは、電卓の使い方を覚えるのと同じで。技術というより単に「使い方を覚えれば」良いだけのこと。 「脳の右側で描け」この本がそれを教えてくれました。 もちろん、多くの技術を身につけるためにはある程度の時間と労力は必要ですが。 しかしそれは、マニュアルを読んでパソコンの使い方を身につけるようなもの。 誰でも絵を描く方法は身につけられる。 しかし、高度な関数電卓の使い方を理解しても、それで何を計算するかは、その人による、それと同じ。 技術は身につけた。 「では何を描くか?」 という段階に入ると、初めて、芸術的才能、センスを問われる世界に入る。 そこから先は、たしかに、難しいと思います。 しかし、技術を身につけただけの人を「才能がある」と言ってしまう人が多いのは、何か違う気が・・・。 そこで、絵の書き方、もとい、絵を書くための脳の使い方について、書いてみたいと思います。 (※上記の本の内容の自分なりの解説です) つづく
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