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BABYMETALはヘビーメタルとは認められない

エンターテイメント・アート
『 "BABYMETALはヘビーメタルと認められない" そんな議論が白熱している』

と宣う人と昨日話して、ちょっとイラッとした。

えっと・・・それ、どこの話?( ´-`)

・・・自分の狭い世界だけで語っとらん?


『 自分は議論に巻き込まれたくないから黙ってるけどネー(笑)』

などと言う・・・

そんな議論はとっくの昔に決着ついとるわけで。

世界の音楽界、メタル界の重鎮たちが、概ね肯定的に受け取っていると発言してるので。。。


そもそも、ジャンル分け、ラベル付けって必要?

というか、BABYMETALは、今までになかった新しいモノですけどね。

だからみんな「なんじゃこりやあ!?」ってなったわけで


『アイドルの括りのままでいれば問題ないけど本格的なメタルだと言われるとぉ・・・』

はい?

じぁあ本格的なメタルの条件てなに?

その基準は誰が決めたの?

それに当てはまってなければならない理由はなに???


『世界の大物ミュージシャンがBABYMETALを呼びだがるのだって、アイドルだから(可愛い女の子だから)だ。』

それだけだったら、BABYMETALでなくてもよいはずじゃ?

若くて可愛い女の子で、歌や踊りが上手い娘なんて、いくらでも居るでしょう。好きなだけ呼べばいいのに。
それだけが理由なら、BABYMETALでなければならないわけじゃない。


『アイドルだから、ダンスも決まった事をやってるだけ、アドリブは効かない。作詞も作曲もできない、歌もうまいわけではない。』

なんと・・・稚い主張・・・。。。

例えば演劇の舞台を見て、

『演じている人間は脚本や演出に決められたことをしているだけ、アドリブが効かないし脚本も書けない』

って批判してるみたいな話なんですが。。。

その理屈でいったら、演劇は脚本家が自分一人で全部演じないとダメってことになりますが(笑)

(※歌の批判に至っては、実際に聴いたことがなく言ってるか、見る目がないとしか。)

アドリブが~って、、、

最初から最後までアドリブオンリーでステージをこなすダンサーや音楽家も居ませんわな(笑)


だいたい、作詞作曲ができなければ音楽家ではないというなら、逆に言えば、どんな駄作であろうと作れば今日から音楽家?

楽器の演奏ができなければ音楽家ではないなら、楽器のできない歌手はどうなるの?って話になるし、作曲できる事だけが音楽家であるというのなら、クラシックの楽器の演奏家はほとんどが人が作った曲を演奏するのが仕事で、演奏に特化したプロフェッショナルなわけで、作曲を仕事にしている人は少ないわけですが。


プロのダンサーでも、振り付けは別の人に頼む事が多いわけですし、アドリブが得意なダンサーだって、アドリブ100%でやってる人は多くはないと思いますが・・・。

アドリブができる事が良いというのも賛否ある話ですし。(アドリブで毎回ダサいものを見せられるくらいなら、完成された振りやフレーズを毎回演ってほしい、と言う意見は多いわけで。その極地が、歌舞伎などの様式美の世界なわけで。)
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今の時代は、音楽も、沢山の人が協力して作り上げていく総合芸術なわけで。

仮に、作曲が優れた人が居たとしても、優秀な編曲者さんが居て初めて売れる曲になるわけで。

作曲したら、編曲・作詞は別の人に頼む。

(中にはアレンジまでできる人も居るでしょうが、作曲も編曲も作詞もできて、売れる曲を無限に作り続ける事ができる人も、そう居ないわけで。)

また、作曲に専念している人は演奏・パフォーマンスは自分ではやらないという人も多いわけで。誰かルックスのいい人、歌の上手い人、演奏の上手い人を頼む。

舞台の演出は、専門の演出家さんに頼んで。

照明や、音響や、衣装制作やメイクや、色々な人が集まって、それぞれの仕事をして、一つの商品・作品として出来上がっていくわけで。

もはや総合芸術というような世界が、現代の音楽業界、音楽産業なわけで。

BABYMETALこそは、まさに、そのような総合芸術、その集大成というようなものであって。

総合芸術としてBABYMETALが素晴らしいと言ってる人が多いのに、その一部パートを担当しているだけの若い女の子だけを論って、「あれはヘビーメタルじゃない」って・・・(笑)

バンドの場合、メンバーの誰か一人だけが音楽的に優れた才能があって、他のメンバーは言われたとおりやってるだけ、ボーカルはリーダーに言われたとおり歌ってるだけ、みたいなケースだってたくさんあるでしょう。

それにしたって、フロント担当って、ただ決まった振り付けだけやってるだけのロボットというわけでもないわけで。大変だと思いますけどねぇ、文字通り、矢面に立つ位置なわけですから。


強いて言うならば、やはり。矛盾するようですが、BABYMETALは楽曲が素晴らしいと思います。

根底に楽曲の良さなくしてはBABYMETALの成功はなかったと思う。

ただ、作曲はコンピュータでしてたようで、それを実際に演奏できる技量のある人を捜すのに苦労したと言う話もあるようですね。(制作舞台裏では、バンドのメンバー集めはかなり苦労があったという話も。)

そうして集められた「神バンド」の演奏も、素晴らしいですね。演奏技術が、世界に出ても文句言われないだけのレベルがある人達なわけで。

それだけしっかりしたへビーメタルとしての楽曲があって、しかしそれだけでは、やはり、売れるのは難しかったと思います。

実力があり楽曲もよいメタルバンドは世界にいくらでもあって、それでも、なかなか売れない世界がある。

その演奏の前で、パフォーマンスを受け持つ担当=フロントマンの役割を担っているのが、三人の女の子達なわけで。
注目を集める要素であり、まったく今までになかった新しいアイデアでしたよね。

メタル業界も寒い状況があって、そこに再び注目を集める事ができるなら「面白いアイデアじゃん、堅いこと言わんでいいんじゃないの?」というのが、実際に携わっている人達の本音でしょう。

それを聞いてるだけで自分が作詞も作曲もパフォーマンスも何もしてない者たちが、新しく出てきた、いままでなかったモノの定義について議論しても意味がないとしか。

それって「プロレスは八百長かどうか?」を議論してる学生みたいな、低次元な話に思えてしまいます。(実際に格闘技の経験者が見れば、議論にすらならない話題・笑)


ちなみに、実際に、BEBAYMETALの楽曲を作っている人々
BABYMETALの[作詞・作曲・編曲]をしている人達とは? - NAVER まとめ
ベビーメタルのそれぞれの曲にたずさわった人達をまとめました。



いつも思うのですが、一人の音楽家が、どれだけ才能があっても、歴史に残るような名曲は、1曲くらしかできない。中にはもっと残す人もいるでしょうが、数曲程度。それが一人の人間の限界ですよね。

でも、大勢の人の才能が合わされば、もっと色々なものが生み出されていきますよね。それが現代の芸術何だと思います。

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