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公正世界仮説と陰謀世界仮説~世界はバランスが保たれている…?

生き方・人生・人間関係科学・技術・文化・教育政治・経済・法律
「公正世界仮説」という言葉を聞きました。

初めて聞く言葉です、心理学用語?

なんでも、世界は公正にできていると信じたい気持ちの事を言うらしいですね。

努力はキチンと報われるし、悪い人は罰せられ、善人は救われる、そんな社会であってほしい、という気持ちですね。

気持ちは分かります・・・

それをどこかで信じないと、まっとうな努力や、善良な生き方をする者が報われない世の中になってしまいますからね。

ただ、こちらの解説によると、その仮説を信じる人が、犯罪や事故に遭った被害者を責める現象に繋がる、とのこと。。。
人はなぜ被害者を責めるのか?(公正世界仮説がもたらすもの) | 受賞作品 展示室 社会 | 心理学ミュージアム - 日本心理学会
人はなぜ被害者を責めるのか?(公正世界仮説がもたらすもの)について 「心理学ミュージアム」は、心理学に関わる職種の方だけでなく、心理学に興味のある方、心理学関係の進路を考えている中学生、高校生にも興味を持っていただけるものを目指しています。アカデミックな心理学の内容を、親しみのもてる雰囲気の中で楽しみながら学んでいただけます。…
psychmuseum.jp
いや、それは違うでしょう!(笑)

そういうケースも中にはある、という程度の話。

公正世界仮説=被害者を責める行為=間違いという図式にしたいかのような・・・

なにか、意図的なものさえも感じますね(笑)

例えば、若い女の子が泥酔してしまい、気がついたらホテルで朝を迎えていた、というようなケース

(似たようが事件が最近ありましたが、それとは関係ありません、あくまで仮の、架空の話です・笑)

その女の子は、後日、男性をレイプで訴え、裁判になった。

男性がそれなりに地位のある人物だったため、マスメディアに注目され、女の子はかわいそうな被害者として報じられれた。

しかし、状況が明らかになるにつれ、「女の子も悪い」という意見がたくさん噴出するようになった。

これについて

「それは公正世界仮説による被害者の攻撃であり、女の子を責めるのは間違っている」

という擁護する人が現れた。

しかし。

例えば、女の子はお酒を一杯しか飲んでいないのに昏倒してしまい、ホテルに連れ込まれた、という状況であれば、女の子が主張するように「薬を盛られた」という可能性が高いと思われます。そうならかなり悪質な犯罪ですね。

しかし、女の子は、深夜に、自分から誘って男性と二人きりで会っており、しかも異常に早いペースで、自らすすんで大量の酒を飲んでいた、としたらどうでしょうか?

女の子は「自分はお酒に強いので、それくらいでは普段は酔わない」と主張したとしても、飲んでる量が「30分で日本酒一升以上」とかだったら・・・それで酔わない人も中には居るのかも知れませんが、一般的には「自分は強いから酔わない」は通用しないレベルですよね。

このようなケースであった事が判明すれば、女性のほうにも非があった、女性のほうにも「隙」があったという意見が出るのも当然な気がします。

この事例で、女性側の主張がすべて本当であったとします。女性はそんなつもりは本当になかった。お酒は強いので大丈夫と思っていたし、男性がそんな事をする人だと思っていなかった。

男性は最初から女性の肉体目当てで、お酒を飲ませてホテルに連れ込む気だった。
そして酔わせた女性を無理やりホテルに連れ込みレイプした。

それは、男性が悪いのは間違いないです。

ですが、男性と二人きりで深夜に遭ったりしなければ起きなかった事件であり、大量にお酒を飲まなければ起きなかった事件でもあるわけです。

女性が「世間知らず」で「迂闊であった」「隙があった」と言う意見があるのは仕方がないかと思います。

(ましてや、例えば女性の仕事が、男性と同席してお酒を飲む、所謂「ホステス」だったと判明したら・・・?印象が変わってくるのは当然ですね。)

9:1か、99:1か、999:1かも知れませんが、被害者の側に非はゼロ、責任比率は100:0と言い切るのはちょっと無理がある。

これが、日中、授業中の学校に変質者が入り込んで生徒を襲った、などというケースであったら、被害者の生徒にも非があったと言う人は居ないと思いますが。

しかし、子供ならぬ、まともな判断力を持つはずの成人が、危険な人間が居ると分かっているような場所を無防備にフラフラ歩いていて事件に巻き込まれた、というようなケースでは。

襲った犯人が悪いのは確かです。

が、

そんな場所に被害者が居なかったら起きなかった事件であるのも確かという事になるわけです。

猛獣の檻に自分から入っていって、猛獣に襲われたとしたら、檻に入った人間の側に非がまったくないとは言えない、みたいな話ですよね。。。

公正世界仮説は面白い概念だとは思います、実際にそういう部分はないと人間は生きていけないのも事実でしょう。

しかし、そこから、あらゆるケースにおいて「被害者に非はない」「被害者を責めるのは間違っている」という論説に結びつけるのは無理があるのではないかなぁと思います。

「公正世界仮説」というのがあるなら、逆に、「陰謀世界仮説」というのもあるかな、と思いました(笑)

公正世界仮説は、世界は公正なバランスが保たれている(保たれていて欲しい)という願望   悪いことをした者は罰をうけるし、善い人は報われるし、努力は報われる、そんな世界であってほしいという願望であるならば

陰謀世界仮説は、この世は何者かに支配されており、何事も----特に悪いことは----すべてその支配者の陰謀である、という仮説ですね(笑)

その「何者か」は支配階級、あるいは支配階級をも支配する影の支配者、あるいは支配階級と拮抗・対立する闇の巨大組織、などですね。

例えば、SNSなどで政権批判を書いたら投稿が削除された
⇒「政権による圧力だ」「政府がSNSも裏で支配している」

例えば、SNSなどで野党批判をしたら投稿が駆除された
⇒「SNSの運営が左翼勢力に侵食されている」

レイプ被害を訴えたのに、裁判で負けた
⇒「相手が支配者と懇意にしているので圧力がかかった」

など。

実は、世界のイデオロギー対立や紛争は、すべて、世界を裏で支配する大富豪一族のし掛けたものである、という説も。。。



実際にそういう事があるのかないのか、真実は分かりません。

自分に都合が悪い事は何でもかんでもすべて陰謀と考えてしまうのも、認知バイアスかなと思いますが。

しかし…分かりません、本当に、すべては何者かの支配の下にあるのかも………?

「公正日本仮説」というのもあるかな?と思いました。

保守~右翼系思想の方にあるかも?

日本は完全無欠の理想国家であると思いたい、みたいな。

日本のためを思い、日本の良くない部分を指摘した人が居ても、脊髄反射で反発・批判してしまう、とか。

あるいは、左翼思想の方にも、その逆の傾向があるかも?「日本蛮国仮説」みたいな?

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