お品書き
書き直し中…
とりあえず、中へどうぞ
↓↓↓
スポンサーリンク

集団的自衛権とは

政治・経済・法律
「集団的自衛権」ってなんだか、長い間よく分かっていなかったのですが。言葉の意味も分かりにくいし、反対意見も多く、何が良いのかよく分からないという感じでした。

しかし、過日、某左翼系と言われるニュース番組を見ていたら、よく知りませんが、左翼系評論家(学者?)が一言でとても分かりやすく説明してくれて、理解すると同時に答えも出ました。

本当はその学者さんは集団的自衛権には反対の立場で意見を言うはずだったのだと思いますが、口が滑ったのか?(笑)
次のように言っていました。一字一句文言は覚えていませんが、意訳で

「実は私は、ネットワーク防衛でやっていくのはやむを得ないと考えている。一国だけで国を防衛しようとしたら、防衛費が膨らんでいく一方なので、無理がある。」


一つの例として、スイスという国があります。永世中立国を謳っているので有名ですが、それを維持するために、実は、世界最強クラスの軍隊を保持しており、徴兵制度がある国だったりします。

他国に頼らず一国のみで国を防衛しようとすると、どんな国に攻めこまれても大丈夫なように、強力な軍事力を保つ必要があるので、ひたすら軍事力の強化、軍事費の増強が必要になる。

スイスのように地続きで他国に周囲を囲まれている場合は、最終的に陸軍の戦闘になる可能性が高いので、兵隊の数が必要となるため、徴兵制が必要なのでしょう。

※じつはスイスも徴兵制をやめようとした事があったが、国民投票で否決されたという経緯があるそうだ。国民の防衛に関する意識が高いのだろう。

それに対して、別の方法として、同盟国と協力しあって防衛力を融通しあう、いわばネットワーク防衛というやり方があるわけです。
(これが「集団的自衛権」というものですね。)このやり方ならば、そこまで強大な軍事力を維持する必要がなく、現状の規模の自衛隊を維持しておくだけで済むわけです。

例えば、日本が侵略を受けた時に、主にアメリカ、そしてフィリピン・オーストラリアなどの同盟各国も助けに来てくれるわけです。
その代わり、同盟国が侵略を受けた場合には日本も助けに行かないというのでは成り立ちません。

他国の兵士が命を張ってるのに、日本は兵士の命を危険晒せないから出せませんと言うのでは、ネットワーク防衛の仲間に入れてもらえなくなるでしょう。

日本に武力を持たせないようにした張本人のアメリカは、日本を守る義務があるとは思いますが(笑)
そのため、ある意味、戦後70年たっても日本は未だに占領下にあるような状態とも言えます。対等な立場ではなかったわけです。
そのアメリカが、そろそろ普通の国に戻って良い、占領はもうやめて、対等な国として付き合いたいと言ってきているわけなので。

隣に他国を侵略して領土を奪う事を是とする国が並んでいる状況で、独立した国になるためには、防衛力は絶対必須でしょうから・・・

ネットワーク防衛方式は、防衛費を抑え徴兵制を避けるには非常に良い方法ですね。
同盟国間で関係を良く保っておかなければならないため、外交的には気を使う事になるとは思いますが、それこそ政治家に頑張っていただくしかないでしょう。

コメント