時々忘れてしまうので、覚書…φ(。_。)
琴(こと)と筝(そう)の違いは
箏:柱(ジ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節する
琴:指で押さえて音程を調整する(バイオリンなどと同じですね)
ちなみに、箏は「そう」と読みますが、「こと」とも読むようです。
柱(ジ)というのは、アルファベットのAみたいな形をしたヤツですね。
余談ですが、箏にはペグはないようです。弦を通して縛ってあるだけ?
ああ、なるほど、全ての弦を一定の強さで張ってやれば、あとは柱の位置で音程を調整するわけですね。
「ペグ箏」などというものもあるようですが、なんとなく、伝統を重んじる方々からは敬遠されそうな・・・お箏教室に入門とか、古風な世界のイメージですから、邪道とか言われそうな・・・(笑)
ペグがないとなると、常に同じ強さで弦を張ってやる必要があるわけですが(特に合奏の時困りそうです)、どうやら箏の弦の張替えは職人に頼むみたいですね。奏者個人でもできるようですが、大変な作業のようです。
ところで、琴と箏は他にも「箏爪」を指に着けて演奏するかどうかという違いがあるようです。・・・と言う事は、琴は指で演奏する?
なんでクエスチョンマークがついているかというと、この「琴」のほうの実際の演奏を、未だに見たことがないのですよね~。
YOUTUBE等で検索してみても、ほぼ100%、箏しか出てきません。
⇒ YOUTUBEで検索で「琴 箏」を検索
画像検索であれば、多少は出てきますが・・・
⇒ Google画像検索で「琴 箏 違い」を検索
これを見ると、中国では琴が現存しているようですが、日本にはほぼ、箏しか存在しない(弾き手が居ない?)という印象ですね。
検索していて、アマゾンで琴が売られているのを発見!
そうか、「古琴」で検索すればよかったのですね。(中国語ではグーチンと発音する模様)
⇒ アマゾンで古琴を検索
⇒ YOUTUBEで古琴を検索
なるほど、指で演奏するというか、クラシックギターのように自分の生爪で演奏するんですね。
ちなみに、構造上、古琴にはペグがある、はず。画像を見てみると、どうやらブリッジの裏側にそれらしきものがあるようです。どのような構造なのか今一つ不明なのですが※、このペグ、三味線で言う糸巻き、三線で言うカラクイですが、これが垂直に生えているため、古琴はブリッジ部分を机の端からはみ出すように置く必要があるようですね。これ、ギターようの機械式ペグに変えてやればもっと便利そうな気がしますが、構造が変わると音が変わるとか言われそうです、古典楽器を使う人はこだわりますからねぇ・・・
※色々画像を見て推測。どうやら下側から紐を通し、その紐に弦を結びつけているようです。その紐を、穴を開け筒状の糸巻きに通し動かないようにコブでも作って固定、その糸巻きの筒の外側にネジ溝を切って回るようにしてやれば、それで音程の微調整はできそうです。(この構造が正解だとすると、弦を貼る時にある程度チューニングを合わせて置く必要はありそうですが。)
☆どうやら正解っぽいですね。→しつこく検索して発見した記事。
吳躍華:古琴琴軫的奧秘與改良
どうやら、古典的な古琴のペグ(軫と言うらしい?)は、紐の捻じれ具合で調弦する構造っぽい? のを、ネジ式に改良するペグについての記事、なのかな?
弦楽器の歴史では、ほとんどの調律装置は巻かれたペグを使用していました。つまり、弦はペグに直接巻かれ、ペグを回転させることによって弦に張力がかけられていました。ツイストロープ秦は、絹ロープを締めたり緩めたりしたときの長さの変化を利用して弦の調律を行います。これは、世界の楽器史上唯一の事例であり、古代中国人の独特の工夫です。
改良型
動画発見 https://www.bilibili.com/video/av586357338
演奏動画を見てみると、スライドを多様する弾き方で・・・ハワイアンのスティール・ギターを彷彿とさせますね。
スティール・ギターかぁ・・・ちょっと挑戦してみようかなぁ(琴じゃないんか~い!
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