学校の教材に使われる楽器って、リコーダーとか、オルガン、ピアニカなどの鍵盤楽器ばかりですよね。 ギターとか、琴・ハープ系、バイオリン属などが使われない理由は何か? 子供の頃、ピアノをやらされた子のほとんどは、ピアノ(音楽)が嫌いになるという説がありまして。 これは、ピアノが悪いのではなく教え方が悪いんだと思いますが、あまりに厳しいレッスンを強いられて、叱られて、嫌になってしまうことが多いらしいんですね。 逆に、ギターをやった子は、不思議と、音楽にのめり込んでいく率が高いらしい。 これ、日本に限ったことではなく、海外でも同じらしいです、あのエディ・ヴァン・ヘイレンが子供の頃、ピアノをやらされていて、同じような経験をしたと言ってた話があったように思います。 彼は、ギターに出会ったことで、音楽(ロック)の道に進むことになったわけですが、しかし、プロになってから、ピアノをやっていた経験がとても役に立ったとも語っていましたが。 じゃぁ学校教育の場でも、ギターとか、弦楽器をやったらよいのではないの?と思うのですが・・・ 学校で採用されない理由は「チューニングが大変だから」なんだそうで。 1クラスに30人居て、弦楽器30本持たせたら、教える先生は、毎回授業を始める前に、30本の弦楽器のチューニングをしなければならなくなるわけです・・・ これは大変ですね、クラスは一つだけではないわけですからね。 初めて弦楽器に触る子供に、自分でチューニングしろと言っても、なかなか難しいでしょうし。できても、完璧に合わせるのはかなり大変です。 チェロの発表会やコンテストなどでは、会場の裏で、子供たちが先生の前に行列を作っている事があるのだそうです。 先生が、コンテストに参加する子供のチェロのチューニングを合わせてあげているのですね。生徒がたくさん居る先生は、何十本もチューニングをさせられて、大変そうです。 その点、鍵盤楽器やリコーダーなどの木管楽器はチューニングの必要がなく(厳密に言うと必要ないわけではないのですが)、誰が吹いてもすぐに音が出る楽器なら大量の生徒達に教えるのには楽なんですね。(ま、大人の事情ってやつですけどね) 金管楽器が使われないのは音がでかいのと、音を出すまでにある程度練習が必要になってしまうからでしょうね。フルートや尺八、縦笛横笛なども、音を出すまでにかなりの練習が必要になります。そう考えると、教育の現場で使える楽器は、意外と限られてくるわけですね。。。
でも・・・民間のギター教室などは、ちゃんと生徒に教えているわけですし、学校でも、その気になれば出来ないことはないと思うんですよね。 チューニングはチューニングメーターを使うとか、ギターは色々と工夫されて進化している部分も多いですから。 音感が良い人なら、ギターの弦を順番に鳴らしてもらうだけで、音程が狂ってるかどうか分かると思いますし。 弦交換だって、ロック式ペグとか使えば早いし。。。 って、そういう仕様のギターを揃えるのが、大変か・・・(笑) まぁ、リコーダーは、安い、と言う事もあるのでしょうね。やっぱり大人の事情(^^;)
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