先日、またバスに乗る機会があった
老婆が乗り込んで来た。
老婆は運転手の脇に留まり、何か話しかけていた。
後がつかえていたため、運転手は老婆に道を譲るように言い、乗り込んでくる人の列が終わるまで老婆は待っていた。
乗車の列が切れたので、老婆が話しかけているのが聞こえた。
「〇〇病院は・・・・?」
『分かりません!バス停の名前は分かりませんか!?』
「ああ、そうですか・・・」と言って、老婆はすぐにあきらめ、車内奥へ歩いて行った。
老婆の目的地をスマホで調べてみようかと思ったが、車内の一番奥に居た自分には老婆がなんと言ったかよく聞き取れなかった。
声をかけるにも遠い。声をかけるべきか迷っていたら、近くに居た中年女性が話しかけ、行く先を訊いた。
「〇〇病院」
スマホで検索してみた
降りるバス停は分かった。
しかし席が遠い。降りるバス停が来たら教えてあげようか・・・?と思ったら、近くに居た男性が、同じように検索していたようで、停留所を教えていた。
なんだ、みんな考えている事は同じか
何かとツライ事、酷い事も多い、生きにくい世の中だが
意外と、まだまだ捨てたもんじゃないじゃないか。
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