優しいブレーキングについて書いたが、先日、またバスに乗る機会があった
そのバスでの出来事・・・
バスに杖をついた老人が乗り込んで来た。
かなり足元がおぼつかない、杖をついているのだから当然だ
時間を気にしているのか、老人がまだ支払いをしている間に、バスの運転手は車を発進させた。
この運転手の加速はスムーズだった。
思い切りがよく、しかしギアシフトは緩やかでスムーズ、それほど衝撃を感じない。
しかし、ブレーキ操作が頂けなかった。
都会でよくある通り、バスはほとんど走ることなく、すぐに信号で停止することになった。
が、かなり急激な荒いブレーキ
減速し、停止しかけたところで、さらに最後の瞬間にブレーキを強く踏み込んだようで、ガクンと大きく車体が揺れた。
杖をつきながらヨロヨロと席に向かっていた老人は、その衝撃であやうく倒れそうになった。
「なんなんだ、コンノヤロウ!?」と老人は振り返って叫んだが、それ以上何事もなく、そのまま席についた。
運転手は聞こえないふりなのか、本当に聞こえなかったのか分からないが、そのまま何事もなかったかのように走行を続けた。
よく「走行中は席の移動はご遠慮ください」などと、バスの運転手はアナウンスするが、あのタイミングで発進されたら、老人は運的席の近くの柱にしがみついているしかないだろう。
老人が怒るのも当然だ。
運転が荒っぽい人間は、思い切りよく加速する。
思い切りよく加速する人間のほうが、加速は比較的スムーズになる傾向がある。
しかし、運転が荒っぽい人間は、ブレーキングが荒っぽい傾向になる。
タクシーやバスなど(もしかしたら電車も?)の運転手は、優しいブレーキングを心掛けてほしいものですね。
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