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SFか否か、それは問題ではない

エンターテイメント・アート日記・雑記
私の中で、「スター・ウォーズ」は、いまやナンバーワンのフェイバリットなのですが。

でも、若い頃はそれほどでもなかったんですよね。

若い頃(学生時代? 小学校~大学まで、ピークは中学の頃?)、私のフェイバリットはアシモフでした。それと、スタートレックにもハマってまして。アシモフの作品もスタートレックの翻訳小説も全部読んだ。

もちろん、それ以外のSF小説も読み漁りました。(そのせいで話し言葉が「堅い」と言われるようになってしまいましたが・笑)

スターウォーズは、そもそもSFではない。と、当時から既に思っていました。(嫌いではなかったですが。)

そしたら後年、ジョージ・ルーカス自身が

「ルーカス自身が、あれはSFじゃない、騎士とお姫様と魔法使いと竜が出てくるヒロイックファンタジーだ」とか言ってて。

で、同じようなコンセプトで舞台を中世にした「ウィロー」という映画をルーカス総指揮で作ったのですが、そっちはあまりヒットしませんでしたね。私は嫌いじゃなかったですが。今振り返ると、後の指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)に近いですね、アレ。ヒットする作品としない作品のその差はどこなんでしょうねぇ・・・時代がおいついていなかっただけか?

私のSFの定義は、

ストーリーの根幹、前提、起点に、科学的な「もしも○○○だったら?」があり、そこから知的な思索が展開する事。

冒険活劇部分もあってよいですが、上記の基準が絶対譲れない。

単に、舞台を宇宙にしただけの冒険活劇は、SF(サイエンスフィクション)とは呼べないのです。スペースファンタジー、あるいはヒロイックファンタジーなら有りだし、冒険譚も大好きですけどね。

私の中では、純SFはアイザック・アシモフだけでしたね。

スタートレックは、子供時代に好きだった童話的な、冒険譚的な部分も大好きでしたが、それとは別に、知的なSF的考察が強く反映されているストーリーが多かったので、ある意味模範的なSFだと思いました。(スタートレックのカーク艦長は典型的なヒーローでしたが、アクションは少なめで、低予算だったゆえか、基本的には宇宙船のブリッジでセリフを言うだけで冒険譚を描いてしまうようなやり方が多く、好印象でした。部屋一つだけのセットで話が完結する舞台劇みたいな。)

アシモフと同時期の作家としてよく語られるアーサー・C・クラークは、私には、SFとしては子供っぽい感じがして。「2001年宇宙の旅」が有名ですが、冒険活劇としては心躍るものがなく、かと言ってSFとしても科学的要素が薄く・・・

あ、これは、エイリアンシリーズも同じですね。あれは純粋なホラー・アクション映画であって、SFでは断じて無い(笑)

ヒロックファンタジーとして、プレデターのほうが嫌いじゃないですが。ホラーとアクションのみというのは、一貫してあまり興味を引かれないのです。

スターウォーズは、歳をとってから、その人間的なドラマ部分、人の愚かさと悲哀が分かるようになって好きになったというか。

まぁ、その描き方が、根本的にフォースの暗黒面と光明面という二元論になっているのが単純で批判もあるのだとは思います。暗黒面に堕ちた者の行動が極端すぎという(笑) まぁ、分かりやすいアメリカ的なところだなぁと思います。

アメリカ的なシンプルな描き方、私は好きなんですよね。イギリス的な、「人間には良い面も悪い面もあり、どちらと明確に分けられるものではない」みたいなのも大人だとは思いますが、「悪いものは悪いんじゃ!」というほうが疲れなくて良いという・・・(笑)

「虎よ虎よ」という作品を挙げている人が居たので、知らなかったのであらすじ読んでみたら・・・

SFじゃないやん!w

Wikipedia「虎よ虎よ」

スタート・前提・根幹が「超能力が発見された」はマーベルと変わらんと思うのです。

あ、マーベルのヒーローシリーズ、あれはあれで大好きですけどねw

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