ここでちょっとメガネレンチとソケットツールの長所・短所を考えてみたいと思いますが・・・
あれ?メガネレンチにメリットって?(^^;)
もちろんオープンエンドタイプと比較すればメガネのアドバンテージは非常に大きいと思いますが、ソケットツールと比較した場合・・・
つまり、 オープンエンド<メガネレンチ<ソケットレンチ
※これはそのまま進化の過程を表しているのかも知れません。
メガネレンチの唯一最大のメリットは、
「ソケットで入らないような狭い場所で必要な場合がある」と言う事でしょうか。
「丈夫で長持ち」なところも良いかも知れません。
対するソケットツールの最大のメリットは、
「面接触形状のソケットが手に入る」事だと感じています。私的に。
FPCのパラボラソケット
Ko-kenのサーフェイスドライブ
それに対して、メガネレンチは何故か、ほぼ全て12角です
6角のメガネレンチって探しても見つかりませんでした。
12角でも面接触になっているものもありますが、所詮は12角、パラボラ等の面接触型ソケットに比べるといまひとつの感は否めません。
通常の12角タイプ
面接触っぽくRで描いてみた
手持ちのKTC製などを見ると面接触形状になっているようでした。
安物でも頑丈なメガネレンチですから、強い力を掛けられます。しかしもしそれが精度の悪いものだったりすると・・・ 安物のメガネレンチはナメる確立が高いといえるかもしれません。
※1)実際、安物のメガネレンチを使って無理に回そうとして足で蹴ったりハンマーで叩いたりして角をナメてしまいました・・・(^_^;) 最初から精度の良い物を使用していればメガネでも十分対応できたのかも知れませんが・・・ 結局、超ロングスピンナーハンドルに面接触ソケットであっけなく回す事ができました。
※2)各サイズ揃った五本セットが\980なんてのが某ホームセンターあったのですが、 このメガネレンチ、一応面接触っぽく丸みを帯びているように見えるのですが、なんか12角の穴のセンターがズレてる・・・(ーー;) 精度が悪い=遊びが大きすぎで、強い力をかけるとナメてしまいますのでご注意を。。。
※3)精度の良いメガネレンチはナメたりしないと思います。
でもナメかけてるボルトに無理をするとナメる可能性があります。
メガネレンチはサイズごとにたくさんの本数が必要になるのもデメリットと言えます。
ストレートタイプの他にアングルタイプもあり、その角度も種類が多く、それらを全て揃えようとしたらコスト/収納面で大変ですから・・・ ※所有欲は満たされるかも(笑)
ソケットツールなら、ハンドル1種類とソケット各種をメガネレンチより安価に入手する事が可能で、収納性も良いですね。
部分ごことちょっとづつグレードアップできるのもリーズナブルです。
※KTCの1番安いメガネレンチが一本\1000前後でしょうか、ソケットはKo-kenやFPCの面接触ソケットが1個\400~\600くらいです。 さらにソケットはセットで安売りしている事が多いですので、それを買って足りないものを買い足す形がいいですね。
サーフェイスタイプの激安セットも最近ドイトで見かけました。\980(^o^)
東急ハンズで同じものが\1400くらいでした。
ソケットツールのもう一つの利点として、さまざまなタイプのソケット/アダプタがある事も挙げられると思います。
ヘキサゴンレンチなどは極高トルクを掛けられるほどの強度と長さを持ったものはあまりないですが、ヘキサゴンソケット+スピンナーなら可能です。
各種ドライバーソケットもありますし、ドライバービットを装着できるビットアダプタも大変便利です。
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