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吊戸棚の扉が閉じなくなってしまったので修理してみた

DIY・工具・車・バイク
ある日の事。台所の食器棚の扉が閉じなくなりまして。

上部、天井まである吊戸棚。

見ると、戸棚の内側上部についているフック?が当たってそれ以上扉が閉じない。

このフック、修理あるいは交換したいのですが、まず、名前すら分からない(笑)

戸棚・フックなどで適当に検索してみて、名前は分かりました。

「耐震ラッチ」というようです。

ラッチ(latch)というのは、英語で「閂(かんぬき)」の事なんですね。別名「掛け金」とも。

こんなやつ


そういうえば名前、知りませんでした(笑)

で、この耐震ラッチ。勘違いしていたのですが、扉の開閉には関係がないモノのようです。扉が開かないように軽く押さえてくれている、なんとなく、こういう感じの機能があるのかと思っていたのですが

ローラーキャッチ


ボールキャッチ


扉が開かないようにホールドしてくれていて、ある程度強い力で引かれると外れるというやつですね。

でも、この「耐震ラッチ」にはホールド機能はないようです。

ではなんのためについているか?

それは「地震が起きた時に扉が開かないよう押さえてくれる」モノなんですね。

なるほど!

地震の時に、特に高いところにある吊戸棚の扉が開いてしまうと、中の食器が落ちてきて危険なので、そうならないようにしてくれているのですね。

ちなみに、普段使わない時に扉が開かないように弱い力で押さえてくれる機能は、蝶番自体に組み込まれているようです。

こんな感じのヤツですね


つまり、地震が起きない限りは、平時はこの耐震ラッチはなくても構わないので、応急処置的にとりあえず扉が閉まるようにするならば、取ってしまっても構わないということですね。

※あるいは、両開きの扉なら、反対側の扉を開けたまま、指でフックを押し上げて閉じてやれば閉じられますが。

でも、せっかくついているのだし、地震が会った時に困りますから、修理してみたいと思い、外してみました。

まず、取り外してみました。木ネジで止まっているだけなので、ドライバーで外れます。



ただ、修理するからには分解しなければならない……どうやって???

じっととりはずしたモノを見ていて、あ、気がつきました。ここの爪ですね。


良かった、これなら爪を押せば蓋がはずれる。リモコンの時みたいに爪が中に入り込んで外からアクセスできない構造だと苦労しますからね。

この爪をマイナスドライバーの先端の角でグイグイ力づくで押すと、蓋が取れました。

中身はこんな感じ。


内部にある円錐型の錘?が傾くことで、上部の白いパーツを押さえてフックが上に上がらなくなるという構造のようです。


で、このフック、普段は、扉が閉じている状態では降りていて、扉が開いている状態ではフックは上に上がったまま保持されていないといけないのです。このダメになったラッチは扉を開けた後、フックが重力でフックが降りてきてしまいます。

で、このフックを上に上げた状態で保持しているゴムパーツが内部にあるようで、それがこの部分のゴムパーツのようです。


これが劣化してフックを保持してくれなくなったのですね。

取り出してみたら、恐らくゴムだったのだと思いますが、経年劣化でしょう、固く変質しているようで、折れてしまいました。


このパーツだけ取り寄せる事ができれば直る!

まぁだったらこのパーツ自体を買い替えてしまったほうが早いですよねぇ・・・

でも、あきらめないでなんとか修理を試みる。方法は・・・ホットボンドをこの部分に流し込んでみたw

はみ出した部分をカッターで削り、四苦八苦して、なんとか直りましたよ。

直ったのか?

フックは、上げると上の位置で保持されるようにはなりました。下げれば下がる。地震のときの機能は・・・よく分からない。

このまま付けてしまえばとりあえずは使えますけどね。

結論から言うと、結局、新しいのを買いました(笑)

これが形状的に同じものかなぁ?

でも高いので、一番安いのにしましたw

届いてみて分かったのは、以前ついていたものは、フックが上がると上に保持され、押されるとフックが下がる、という構造だったのですが、


その押される側のパーツがついていない。


どうやら、常にフックは下がりっぱなしで、上に上がった状態で保持する機能はないようです。

で、問題ないのかと言うと・・・問題ありませんでした。

フックの形状と軸の位置などがうまく考えられているようで、扉側についている棒パーツで押されると、それだけで自然にフックが上に跳ね上がるのです。

しかし、地震の時はちゃんとフックが上がらないようにロックが掛かる。

新たに購入したほうは、非常に良くできていると思いました。

撮影のためにはずしてしまいましたが、購入時にはこのようなシールがついていて、「取り付けてから剥がして下さい」と書いてあります。なぜかと言うと・・・

傾けると内部のロック機構が働いて、フックが上がらなくなってしまうのですね。しかし、内部の円錐が垂直に立つように、完全に水平にしてやると、フックを押さえているパーツが浮き上がり、フックが上がるようになります。よくできてますねぇ(笑)

シールをつけないで取り付けると、万が一ロックが降りたままになってしまった場合にフックが上がらなくなってしまうからですね。完全に水平に戻せば多分戻ると思うのですが、念の為なんでしょうね。取り付けた後だと、傾けて錘を戻してやることはできませんからね(笑)

……は、これもしかして、地震の後、家が傾いた状態になってしまったら、扉が開かなくなるのでは・・・

どうせ交換するなら、上のほうに出てたローラーキャッチに変えたほうが良かったかも?

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