前回の記事で、EMGの「ES-918」について、ギター本体側のジャックの交換が必要になるケースがあるかも?と書きましたが
よくよく考えたら、そんなケースはないですね、多分。
絶対ありえないとは言い切れないけど、一般的にはステレオジャックが使われていますよね。
スイッチ付ジャックが使われている場合を想定したんですが
スイッチ付きというのは、プラグインすると接触が切れるタイプが一番シンプルな奴なわけですが
しかしこれではアクティブPUの電源としては使えないですね、使ってない時に常時ONで、プラグインすると電源が切れる仕様になってしまう(笑)
プラグインするとクローズになるタイプもできなくはないですが
上の図のように入力端子をショートさせる構造って、あまり意味がないような(笑)
スイッチ部分がちゃんと絶縁された別端子になっているタイプもありますね。
こちらは入力をショートさせるタイプがセットになっている
(何に使うのか今ひとつ想像がつきませんが、必要なケースもあるのでしょうね。)
何にせよ、オープンタイプのスイッチ付はあまり一般的でないわけで、ボックス型が比較的入手しやすいと思いますが、おそらくボックス型ではギターのキャビティの中には収まらないでしょうね(笑)
スイッチなしのただのボックス型ステレオジャック
↓
こちらはステレオでプラグインするとオープンになる端子とクロースになる端子とが全部ついているオールインワンタイプ
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スイッチ付は当然値段も高くなるわけで、涙ぐましいコストカットの努力がされている現代の製造の現場で、わざわざスイッチ付のジャックを使うわけないですね(笑)
シンプルなステレオジャックで済むわけですから、アクティブピックアップの電源用のジャックは、ステレオジャックを利用されていると思って間違いなさそうですね。
なので、元からアクティブPUがついていたギターなら、ジャックを交換する必要は多分ない。
※パッシブタイプをアクティブ化したいという場合は、ジャックをステレオに変える必要がありますが。さらにその場合は電池をどこに収めるか?という問題が出てきてしまうので・・・最悪、ボディの内部を削って電池ボックスを増設する必要がありますが、外部電源化するのであれば、バッテリーボックスは不要になりますから、これは便利だと思います。
ステレオの場合はどのようにバッテリーのオンオフをしているかと言うと、
ステレオジャックにモノラルのプラグを差し込むと、先端=Lの部分は普通に信号が通るラインになり、Rの部分はモノラルプラグのアース側と共通になってしまうので、プラグインするとRがアースに落ちる、抜くとアースから切り離される、という事になるわけです。
つまり、
接地───プリアンプ────電池──>(PLUG)<──接地
という配線になっていて、モノラルプラグを差し込む事で、PLUGの部分にモノラルプラグが挿し込まれる事で、プラグのアース部分によって電池と接地(グランド)が接続されるという仕組みになっているわけですね。
ということは、既にEMGが搭載されているギターのバッテリーを外部電源化するには、ステレオケーブルを用意すれば、意外と簡単にできそうです。
ステレオケーブルの(ステレオジャックの)Rとグランドの間に電池を繋ぐだけでOKですね
極性がどっちかという問題があるけど・・・
本体の配線をよくみて確認ですね。
あと、ギター本体のバッテリー端子をショートさせる必要がありますが。
(バッテリースナップの配線をショートさせて、本体のスナップに嵌めてしまえばOK)
時間ができたら、ちょっとやってみるか(^^;)
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