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善行を積んでも死後不幸になるだけ。

霊魂学(古神道)
この世でも、死後の世界でも、善人は不幸になり、悪人は幸せになる。
死後の世界があると私は信じる派です。

ならば、宗教は別として、死後の世界についての様々な主張や考え方について勉強してみよう、と思ったわけです。

その中で、極めて「合理的」な説明をしていたと私が個人的に感じたのが「霊魂学」でした。

この物質の世界には自然の摂理、物理法則があるのと同様に、死後の世界にもその仕組、摂理、法則がある、という考え方です。

宗教は、「良い事をした人は天国に行き、悪い事をした人は地獄に行く」とよく言います。

宗教は道徳や倫理を人々に教えるという意味もあり、そう言わざるを得ないのでしょうが、霊魂学ではそんな事は言いません。

これが衝撃的でした。

そして、極めて合理的で納得がいく話でした。

死後の世界に不健康な身体で行けば、不健康な身体で死後の世界を始める事になる。それだけの事であると。

この世に生まれてきた時、生まれながらにして身体が弱い人が居ます。病気や障害を抱えて生まれて来る人があるわけですが。

それと同様な事が死後の世界でも起こるわけですね。

死後の世界で使う使う身体である幽体という身体があり、これはこの世界では物質の肉体と重なって密着している。

死後、肉体が滅ぶと、幽体は別の次元の世界へ移動し、そこで新たな生活が始まります。

その時、その世界で使う幽体がボロボロに傷ついていたらどうなるか?

逆に言うと、幽体が強く健康であれば、死後の世界を健康な状態でスタートを切れる事になる、と言う事ですね。

だから、死後の世界での新たな生活のために、幽体の傷を治し、幽体を強く健康にしておく必要がある、と霊魂学は主張しているのです。

ただ、既存の宗教と違うのはここから。

私が個人的に「霊魂学が宗教ではない」と考えている理由でもあるのですが

(※あくまで私の個人的な定義の問題です。「信じるか信じないかはアナタ次第」という括りで言えば、宗教でしかないのですが。)

宗教であれば、

「善行を積んだ人は幸せになり、悪い事をした人は死後不幸になる。」

と言うでしょう。

ですが、霊魂学では、善人か悪人かは関係ない、と言います。

大切なのは、幽体が健康であるかどうか。

どんな極悪人であっても幽体が健康であれば死後、健康に生きられますし、どんな善行を積んだ聖人であっても、幽体がボロボロに傷つけられていれば不幸なスタートを切る事になると言うのです。

悪人の方は大喜び、死後の世界に徳を積むために善行を続けていた人は、そんなの絶対に信じられないと言うでしょうね。

でも、この世で病気になったり事故にあった時、その原因が

「あなたの不徳が原因だ。」
「あなたが悪人だから病気になった」

などと言われたらどうでしょうか?

そう言われて納得できる人は、既存の宗教に向いていると思います。

でも、科学的な思考をする人ならば、病気になったのは、不健康な生活習慣、あるいは、偶発的な現象にせよ、原因があるはずだ、と考えるのではないかと思います。

私は後者です。

自分の行動を神様のような存在が見ていて、その行動によってご褒美や罰を与える。

そうであったらどれだけ生きやすい世界であろうか。

でも、この現実の、物質の世界を見てみても、そんな風にはなっていませんよね。

幽体を不健康にする理由があれば、幽体が病気になる、それだけの事。

空気が悪い環境に長く居れば、肺が弱っていく。幽気が悪い環境に居れば、幽体が弱っていく。原因と結果があるだけですね。

論理的・科学的な考え方があう人ならば、霊魂学は理解しやすいのではないかと思います。

幽体を鍛え健康にする技法

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