先日、新聞の見出しで「ウルトラC」という表現を見かけて、うわぁと思ってしまいました(笑) 相当に古い時代の人が記事を書かれているのでしょうね 「ちょっと常識を超えてすごく難しい」という事を表現しているのですが、若い人には通じないかも知れませんよ? 実は、このウルトラCというのは、体操競技の技の難度の表現なんですね。 東京オリンピック(2021年ではなく1964年開催のほう)の時に、体操競技の技の難度は最高で「C」までしかなかったのです。その最高難度Cを超える技に対して、「ウルトラC」という表現が流行したのですね。(ウルトラは漢字で書くと超でしょうか? 超えていると言う意味ですね。) その時の表現を流用して、すごい難しい、とんでもない事が行われた時に、ウルトラCという表現を使ったわけですが… その時代の人が、未だに記者をやっていて、たまに新聞見出しとかで使ってしまうわけですね。まぁ政治ネタなどで使われると、読む人も同世代の人が多いので問題がないのかも知れませんが。 ただ・・・その後、体操競技の技は進化を続けており、最高難度はどんどん更新され、現在では最高難度は「I」まで行っています。 今の体操選手にとって、当時は奇跡的とも思われたウルトラCの技は、それほど難しい技ではなくなっているようです。 つまり、今風に表現するならウルトラアイになるわけですが(笑) まぁそのうちJ難度が出てくるかも知れませんので、使わないほうが無難でしょうね。
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