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MXR 「FULLBORE METAL」【レビュー】

エレキギター
お気に入り歪ペダルのひとつ。

自分の中ではWARZY DRIVEに次いでナンバーツー(僅差ですが)

MXRのディストーション「Fullbore METAL」

『メタルのために生まれたウルトラハイゲインのディストーション。ハイゲインでのノイズを抑えるためにノイズゲートを搭載。3バンドEQで思うようにサウンドをコントロール。Scoopスイッチ一発でミッドスクープ。』

『MXR M-116 FULLBORE METAL (フルボア-メタル)ディストーションは、重厚で破壊的なリフを刻むための究極のエフェクトとして開発された、ハイゲイン・ディストーションペダルです。MXRオリジナルの小型の筐体から、未曾有の破壊的なギタートーンが得られます。 』
    
アルミ筐体がワイルドでグゥ。非常にクールです。

オンにすると、青色LEDが眩しい、非常に眩しい。目を痛めるんじゃないかつーくらい眩しい。まともに見てしまった後は残像が残ってる・・・・(=ω⊂)

特徴は…
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ざっくり言うと、メタル系ディストーションで、ドンシャリ系。

よく歪む、多分世界最高レベル。「メタル系・超ハイゲイン」などと謳われているようなディストーションでも、使ってみたら意外と歪が足りなくて・・・と言う事がよくありますが、これに関してはその心配はないですね。

また、高域が強く、セッティングによっては耳が痛い系の音にもなる(アンサンブルの中ではヌケが良い音を作りやすいかも。)

そして、小さいのに、非常にコントーロールが多く、多彩な音作りができる。ナチュラルオーバードライブの音に近づける事もできる。

コントロールは[VOLUME] [FREQ] [GAIN] [LOW] [MID] [HIGH] そして[GATE]と[SCOOP]のオン/オフSW さらに、裏蓋をあけると、精密ドライバでノイズゲートの閾値を設定できる。

特筆すべき点はMIDがパライコになっていること。FREQつまみでMIDの効く周波数域を200Hz〜5KHzの間で調整できる。低音域~高音域まで範囲が広いので、LOWとHIGHとの相互の影響を考えながらの調整で、非常にセッティングに多彩なパターンが生まれる。

さらに、SCOOPをオンにすると、赤いランプが点灯、低音と高音をブーストする。聴感上はMIDが広範囲に下がったようにも聞こえる。ドライブ感(ゲイン)が下がらないので、最終的にEQでV字型に調整したような感じで、これがなかなか良い感じ、使いやすい。

機器のノイズは非常に低い、他の歪系ペダルと比較してもダントツに少ない。ノイズの少なさはおそらく世界最高クラスじゃないかと思います。

──が、普通の歪系ペダルの倍くらい歪むような超ハイゲインなので、ゲインを極端に上げ過ぎれば、やっぱり、どうしてもギターが拾っている極小のノイズが増幅されて大変なことに・・・・。そのため、FULLBORE METALは深い歪を使えるようにするために、ノイズゲートまで搭載しています。

ゲートが閉じると緑のランプが点灯、開くと消灯します。設定には裏蓋を開けて精密ドライバーを使う必要がありますが、一度設定してしまえばそんなに頻繁に弄る必要はないという考えなのでしょう。

歪量は非常に多いので、GAINを12時かそれより手前でも、普通のアンプのドライブと同程度には十分歪みます。7時まで絞り切っても歪んだままです。歪具合を仮に「クリーン」「クランチ」「ハードドライブ」「メタル」と表現するなら、GAINを絞りきってもクランチまで、それもハードに近いクランチですね。ピックアップがEMGのフル出力だと「ハード」、ノーマルのハムバッカーでもハード寄りのクランチになります。
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GAINを絞りきってさらにギター側のボリュームを絞ってクランチを使っても、非常に使いやすい音です。意外とクランチを求めている人にもおすすめの使い方ですね。

セッティングの幅が広いのは、この歪の幅が大きいこともあります。例えば極端な例ですが、HIGH・MID・LOWをすべて絞りきってしまうとゲイン(=歪)も下がってしまいますが、ゲインをFULLまで上げればその状態でも十二分に歪ませることができます。

各ノブの調整・組み合わせを考えてみただけで、非常に多彩であることは理解できるとおもいます。

単純に、各ノブの位置をミニマムかマックスかだけで [LOW] [MID] [HIGH] [FREQ] の組み合わせを考えても48通り。マックスかミニマムだけでなく、実際にはその中間もあるわけで、さらに、それぞれの状態でSCOOPのオン/オフによる音の違いもあり、ゲインの歪み具合の調整と、組み合わせ・セッティングはとにかく多彩ですね。

中でもポイントは、やはりMIDのパライコ、FREQコントロールで劇的に変わっていきます。

MIDの調整で好みの音色にしたら、あとは状況に合わせてHIGHとLOWを調整すると良いかも。



このMID FREQの調整範囲は非常に広く、HIGHとLOWの領域に近いところまで設定できるのは───メーカーサイトの英文を読むと、HIGHは「ハイエンド」のコントロール、LOWは「ローエンド」のコントロールと書いてあるようなので、超高域/超低域のコントロール、プラス、MIDが通常のトーンコントロールと考えたほうが良いのかも。

例えばMID FREQをMAX(5KHz)にするともはやトレブルの設定領域になりますね。この状態ではMIDとHIGHのノブが両方とも高域に影響を当たることになる。

FREQをミニマムにすれば(=200Hz)低音域と言ってよい音域の調整となりますので、その状態でLOW、そしてさらにはHIGHコントロールとの関係性はどうなるか?

特に高域が非常に強力なペダルなので、FREQをMAXにした場合のHIGHとの関係性は大変影響が大きいように思います。

  

EMMAのPisdiYAUwotというディストーションが、MIDコントロールがHIGHとLOWに影響を与えるという話もありましたが、それに近い考え方なのかも?PisdiYAUwotはパライコになっておりませんが、こちらはFREQでさらに細かく設定できると。

とにかくHIGHをマックスにしちゃうと狂気の音になりますが(⇒うわ耳痛)

あまり攻撃的なドンシャリが好きでない人は、HIGHは下げ気味、というかミニマム固定でさえ良いと思います。

でもFREQマックス・MIDミニマムの状態でHIGHマックスだと・・・意外とナチュラルオーバードライブみたいな繊細・エモーショナル感があったりして、侮れない。(HIGHもMIDもミニマムだと、、、なんか遠いな・・・・・・重低音が出るスピーカーだとまた面白いかも。)

今度はFREQをミニマムにした状態(=200Hz)だとどうなるか?もはや低音域のコントロールですが、MIDマックスとミニマムで、それぞれHIGHを増減、LOWを増減するとどうなるか?

LOWもミニマム、MIDもミニマム、FREQもミニマム、HIGHを上げ気味にすると・・・?



(⇒意外とこれはこれでありな音かも?)

LOW・HIGH両方ミニマムで、MIDをマックス、またはミニマムの状態でFREQだけいじってみると、カラーが劇的に変わっていきます。面白いのは、どの領域でも使えそうな音がすること。

試しにMID12時の位置だとFREQを回しても音が変わらないので、明確にカット/ブーストコントロールなのが分かりますね。

音色としては、レクチ系に近い音という事になるのでしょうか、癖のない使える音ですね。

非常に太く、力強い音です。パキンパキン、パリパリポリポリと張りのある感じ(笑)

逆に、繊細なナヨナヨした感じの音は苦手かも(笑)

そして、いろいろな意味で、非常に扱いやすい音だと思います。

基本的にはドンシャリの攻撃的なメタル系サウンドですが、もっとナチュラルな感じが好きな人にも、とにかくHIGHを下げ気味、というかミニマム固定で行けば良いと思います。

また、ギターのトーン、そしてアンプ側のEQでもHIGH/PRESENCEを削ってやればよい、出てない高域を足すのは大変ですが、出すぎた高域をカットするのはイージーですね。

個人的にはHIGHは下げ気味(~ミニマムでも可)、MIDも下げ気味、FREQは気分・好みで。そしてSCOOPオンで良い感じ。LOWは低音があまり影響ある環境でないせいもあるのでしょうが、あまり変わりません。

激歪系ペダルの中では、間違いなくトップクラスに入る、意外と使えるディストーションだと思います。

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