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火の鳥 少女クラブ版

エンターテイメント・アート
手塚治虫の「火の鳥」

全巻持っていたつもりだったのですが、「少女クラブ版」というのがあると、最近知りまして。

講談社の月刊誌『少女クラブ』に昭和31年(1956年)5月号~昭和32年(1957年)12月号まで連載されていた作品だそうで。

火の鳥シリーズの第一作目『黎明編』の後に描かれた作品のようですね。

AMAZONで売られているので、さっそく買って読んでみました。

あらすじは下へ
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冒頭部

天国で死んだ魂が再び別の命に生まれ変わっていく
神様が地上に魂を送り出す時に、逃げ出した天界の鳥=火の鳥が地上に逃げ出してしまった。

エジプト編

古代エジプトのとある国の王子クラブは、父のために火の鳥を探す度に出る。
王子の不在の間に、王の暗殺を企てた王后(王の再婚相手=クラブの母ではない)の罠で王は重症を負ってしまう。王妃の策謀を立ち聞きしてしまった奴隷の少女ダイアを殺そうと王妃はライオンをけしかけるが、持って生まれた美声の歌声に感動したライオンが逃してくれる。

逃げ出したダイアは火の鳥を探していた王子に助けられる。二人は王のために火の鳥を捕まえようとするがうまくいかない。そのうち洪水が起き、偶然クラブとダイアは火の鳥の卵を洪水から救った。
恩を返すため、火の鳥は王を助けてくれる事に。

しかし王子の帰国は僅かに遅く、王は埋葬されてしまっていた。王の墓(ピラミッド)に助けに入ったが、完全に死んでしまった人間は火の鳥と言えども救えないのであった。
王の代わりに自分の血を飲めという火の鳥。
王妃の策謀でピラミッドの中に閉じ込められてしまうクラブとダイアだったが、火の鳥の機転で脱出。

王子は奴隷たちを開放し、王の後を継ぎダイアと結婚するが、結局王妃の刺客に殺されてしまう。王妃はダイアを脅し、火の鳥の住処へ案内させるが途中でワニに襲われて死んでしまう。

ダイアは一人で火の鳥の住処に行くが、そこには王子の亡骸が。
火の鳥は、二人は火の鳥の血を飲んでいるので3千年は死ぬことはないが、王子は重症のため生きかえるのは数百年後だと言う。そんなには待てないというダイアは王子の後を追って自刃してしまうのだった。

火の鳥の卵が孵り、子供が生まれる。

ギリシャ編

ナイル川の河口まで流されたところでトロヤの軍船に拾われたダイア。一方、クラブはスパルタの海岸で復活し、スパルタの軍隊に拾われる。

ダイアはトロヤの王子ヘクターとともにスパルタを訪問、そこでクラブと再会するが、二人は生き返る前の記憶をすべて失っていたのだった。スパルタの城で、娘より美しいダイアに嫉妬した王妃に捕えられ幽閉されてしまう。ダイアをかどわかされたと思ったヘクターはスパルタの王女ヘレナ姫を奪って帰国する。トロヤの女が幽閉されているのを知ったクラブはダイアを救出、二人で脱出する。

姫を奪われたスパルタ軍はトロヤに攻め込んでくる。途中、逃亡中のダイアとクラブはスパルタ軍に捕まり、兵士としてトロヤとの戦争に参加させられることに。
スパルタ軍は木馬を残して退散するが、夜、木馬の内部から出てきたスパルタ兵士の奇襲が始まる。

スパルタの隊長はダイアを殺そうとする。クラブは重症を負ったダイアとともに逃走するが、ダイアは息絶え、クラブはダイアとともに海に身を投げた。

ローマ編

300年後のローマのパン屋で、クラブとダイアは中の良い兄妹として暮らしていた。ローマ軍がギリシャを征服した時に、宝物庫の中にあった、まるで生きているかのような二人の死体を、当時若い兵士だったパン屋の主人が引き取ったのだという。それから45年後、二人は生き返り、パン屋の子供として生活するようになったのだった。

森でダイアが歌えば花が咲き動物たちが集まってくるという。その噂を聞いた王子が無理やりダイアを誘拐、クラブは奴隷にされてしまう。ダイアに無理やり歌わせようとした王子だったが、ダイアの恨みの歌で蛇やコウモリ、トカゲや害虫が集まってしまい、結局ダイアも奴隷に。

明日はコロシアムで猛獣と奴隷が戦わせる日・・・同じ牢にいた老婆に、火の鳥の生き血を飲めば助かると教えられる。闘技場へ出されたダイアは、猛獣たちの中に森の友だちのライオンと再会。ライオンは猛獣たちをすべて倒してくれる。

優勝の褒美に一週間の猶予をもらい(遅れたら兄を処刑するという約束で)火の鳥を探しに行くダイア。やがて火の鳥と再会したダイアは、奴隷たちに血を飲ませてほしいと頼むが断られる。その代わり、火の鳥はローマの王を改心させてやると約束、一緒にローマへ向かう。

王の差し金で足止めを食わされるも、処刑直前になんとか間に合ったダイア。しかし、王は火の鳥を渡さなければ兄を処刑すると脅す。

やむを得ず火の鳥を渡すダイア。しかし火の鳥は王の言うことを聞かない。そこで王は頭がバカになってしまう薬を作り、火の鳥に飲ませようとするが、火の鳥は息を吹きかけ薬を変色させてしまう。王は色の変わった薬を火の鳥の生き血と勘違いして飲んでしまい、バカになってしまうのだった。

火の鳥の手引で、クラブ達奴隷が蜂起、クラブはローマの新しい皇帝に、ダイアは王妃となり、幸せに暮らした。

※火の鳥の生き血を飲んだ人間は、不老不死ではなく、3千年生きられるようになり、その間は殺されても死なないという設定。死んでも生き返るが、復活までに何百年かかかり、記憶もなくしてしまう。

火の鳥も寿命が3千年で、その度に火に入って生まれ変わる、と冒頭部で神様は説明しているが、作中では卵を産む設定に変わっている。火の鳥は一生の間に一度しか卵を産まず、親鳥が死んだ時にその能力が子供に受け継がれる設定に。

ローマ編では最初王子だったのが、途中から王に変わっている。

結構グダグダですね・・・(笑)

相変わらずの手塚治虫らしい絵柄ですが、少女漫画雑誌向けということで、やや可愛らしい絵型になっています。

あまり深くない、緻密に人間が描かれる感じではなく、簡単に展開を追っていくだけの童話のような作品ですね。

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