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【映画】ヒロイン失格(ネタバレ注意)

エンターテイメント・アート
AMAZONプライムビデオで日本のB級映画にハマっている日々(笑)

「ヒロイン失格」を観てみました。



2015
監督:英勉
主演:桐谷美玲 山﨑賢人 坂口健太郎

あらすじ(ネタバレ注意)

女子高生・松崎はとり(桐谷美玲)は、幼なじみの利太(山崎賢人)が大好きで、いつか結ばれると密かに信じていたが、告白できずにリタにまとわりつくだけの毎日だった。

ある日、クラスメイトの秀才・未帆が不良グループに絡まれているのをリタが助けたのをきっかけに、リタと未帆が付き合う事になってしまった。

リタの運命の相手は自分なのにとドタバタヤキモキするハトリ。

その様子面白く、興味を持ったクラスメイトのモテ男ヒロミツ(坂口健太郎)が急接近してくるが、やはりリタ一筋のハトリ。

しかし未帆が短期留学で居ない夏休み、夏祭りでハトリとリタは再び急接近する。

ハトリはリタに会えない夏休みの間、ヒロミツに誘われて遊んでいた。その事にリタは嫉妬し、自分はハトリが好きなのだと自覚したのだった。

留学から帰ってきた未帆の耳に、リタとハトリが復縁したという噂が入る。未帆に別れを告げようとするリタだったが、拒否する未帆。未帆は「どんな手を使っても引き止めればいい」というヒロミツの助言を受けて、病気のフリをしてリタを引き止める。

結局別れることができなかった事をハトリに告げて去っていくリタ。

雨の街を彷徨う傷心のハトリをヒロミツが見つけ出し抱きしめる。
急接近するハトリとヒロミツ。陽キャの二人はその後、ラブラブで幸せな高校生活を始める。
それをさみしげに見つめる陰キャのリタ。病弱なフリを続ける未帆。

修学旅行、ホテルの部屋で、誰かにハトリの悪口を言っている未帆。それを立ち聞きしてしまったリタはハトリを悪く言うなと飛び込んでしまうが、部屋には誰も居なかった。
実は、時々鏡に向かって独り言を言ってガス抜きしていたが、もう疲れてしまったと言う未帆。実は病弱というのも嘘だったと。でも、もう嘘を付き続け、リタを繋ぎ止めておくのに疲れてしまったという。

未帆は、リタが言えなかったあの時の(別れの)言葉を聞かせてという。

観覧車の中、ハトリにキスをしようとするヒロミツ。目を閉じて受け入れる体勢のハトリ…



しかし、ヒロミツは思いとどまり、頭に思い浮かぶのは誰か、正直に言って、と言う。

ハトリとリタ、本当に好きなのは・・・?

感想

面白かったです。

と言うか、カット割りとか間とか、作りがとても上手かったですね!驚きました。

テレビドラマだったら、最初の数秒で視聴者の心を掴まないとチャンネルを変えられてしまいますが、映画というのは、客が席に座ってそう簡単に逃げない状態で見せる事を想定しているからだと思いますが、立ち上がりのテンポが悪い作品が異様に多いですよね。

しかし、冒頭のワンカット目から、一瞬で目を引くシーンから始まり、その後も次々目を奪われて目が離せなくなるような作り方をしていました。映画であまりこういう作り方は珍しいですね。

ストーリー自体は、中身のあまりないただのJCJK向けの恋愛ドラマですが(笑)

恋愛なんて所詮は幻想、ヒロミツと付き合ったほうがハトリは幸せになれるだろうに、と歳を重ねた今は思いますが(笑)

若者向けには、やはりこういう結末が好まれるのでしょうね(笑)

桐谷は、撮影時24~5?ちょっと女子高生役には無理があるような気がしましたが(笑)
山崎賢人、坂口健太郎が双方、甲乙つけがたいいい男に撮れています。
今まで見た中で、山崎賢人が一番格好良く撮れているかも?坂口健太郎は、歳を経るごとに若返っているような?坂口は最近のほうが良い感じかも(^m^;)

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